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オオカマキリ母さん、早く産まなければ! [カマキリ目]

12月に入ってからも職場の壁面には2頭の「オオカマキリ」のメスの姿があった。
今日もいるかなと見て見ると、1頭が壁面にとまっていた。
まだお腹が大きいのでこれから産卵するのだろう。
オオカマキリ1218-1.JPG



















もう一頭はどこにいったかと探してみると、壁に近いススキの葉にいた。
こちらはお腹が見えないのでどうだろう?
鎌や翅に傷みが見られる。

例年ここの壁には遅くまでオオカマキリが見られ、一昨年の最終確認は12月27日だった。
なぜこんなに遅くまで見られるのかとその時疑問に思ったのたが、この事務所は床暖房でその熱がコンクリートの壁面に伝わって暖かいことが理由の一つではないかと。南向きのため太陽光による蓄熱もあるのかな。
ただ、当然暖房を切って帰るので夜間はかなり冷え込むはず。それにもう餌となる虫もほとんど見あたらないので厳しい環境には違いない。

さて、今年はいつまで姿が見られるか?

早く産卵しろよぅ!とこちらが焦ってしまう。
次にここに来るのは23日。行く末を見守りたい。
オオカマキリ1218-2.JPG



















2022年12月18日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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丘陵のfieldにもいた ミノオキイロヒラタヒメバチ [ハチ目]

このところ、特にアラカシの葉裏をちょこちょこチェックしている。
お目当てはカモドキサシガメの仲間で、今日も林縁で目に留まった葉をめくって見るとおや!
葉裏にいたのは複数の目に鮮やかな小さな黄色いハチの仲間たち。
ミノオキイロヒラタヒメバチ1217-1.JPG



















おおっ!
これは「ミノオキイロヒラタヒメバチ」ではないか!!
以前知人のfieldで教えていただいて、それ以降狭山丘陵のfieldでも探していたが一向に見つからないでいたヒメバチだ。
ん~、ここにもいたとは何とも嬉しい!
数は多くないようでこのアラカシの葉裏を探して見たが、他では見つからなかった。
このヒメバチはチョウやガの仲間の幼虫や蛹の寄生するそうだ。

色と質感は、、まさに子供の頃身近にあった懐かしいセルロイドのおもちゃのよう。
ひっくり返すとmade in hong kongと書いてありそうだ。

むんずと力を込めて開いた後ろ脚が印象的ですでに越冬体制だろう。
これからもちょくちょく定点観察してみよう!!
ミノオキイロヒラタヒメバチ1217-2.JPG



















いたのはこんなアラカシの高さ1.5mほどの枝先の傷んだ葉裏だった。
もっと奇麗な葉もあるのに何故この葉なのだろう?
アラカシ1217.JPG



















2022年12月17日 東京都 ハチ目ハバチ科 ミノオキイロヒラタヒメバチ、ブナ目ブナ科 アラカシ

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1日山を眺めていると [自然]

落葉樹がすっかり葉を落として見通しが良くなった山。
尾根を見ると山肌がよく見える。
なるほど、あの高さの木が山肌を覆って尾根筋を作っていたのかと。
山肌1215.JPG



















1日山を眺めていると光の当たり具合でその眺めが様々に変化して飽きない。
夕方、陽が沈みかけた時、陰になった斜面のコナラの枝先にまるで線香花火のような花が咲いた。
枝先だけに陽があたって作り出した時間限定の冬の花。
コナラの冬の花1215-1.JPG





























暫くするとあちこちで咲き始めた。
コナラの冬の花1215-2.JPG



















一日の終わりに素晴らしいクライマックスを見ることが出来て良かったぁ~
コナラの冬の花1215-3.JPG





























2022年12月15日 埼玉県(丘陵外)

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そんなに大きいのは無理だよ! ホシハジロ [鳥類]

公園の池で「ホシハジロ」を少し前から見掛けていた。
すぐ上にある多摩湖(村山下貯水池)から来たのだろう。
この日、何か大きな丸いものをくちばしにくわえていた。
ホシハジロ1213-1.JPG



















まん丸で黒光りしたものは何かの種か?
上を向いて飲み込もうとするがなかなか呑み込めず何度も繰り返していた。
どう見てものどを通る大きさではないのだが・・・。
ホシハジロ1213-2.JPG



















そのうち諦めたか、吐き出した種の様なものは水底に沈んでいく。
するとすぐに潜って水面に出るとくちばしにくわえていた。
そしてまた食べようと空を向く。
こんなことを何度も繰り返していたが、こちらが根負けしてその場を離れた。
それにしてもこの種のようなものは一体何なのだろうか?
近くにあるものでいえばツバキ、トチノキの実だが、わからない。
陽が当たると赤っぽく見えた。
ホシハジロ1213-3.JPG



















午前中に降った雨で出来た水溜りで2羽の「ツグミ」がその水を飲んでいた。
今月初めにケヤキのてっぺんで数羽を見かけた後すっかり姿が見られなくなっていた。
その時のはどこかに飛び去って、新たな群れがやって来たのだろうか?
これからたくさん見られるに違いない。
ツグミ1213.JPG



















2022年12月13日 東京都 カモ目カモ科 ホシハジロ、スズメ目ヒタキ科 ツグミ

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まだ頑張っていた! キボシカミキリ [コウチュウ目]

今日もヤツデの葉をめくっていたら、葉表に何だか大きなものがいた。
葉裏の小さいものばかり見ているので、この存在感はなかなかだった!
キボシカミキリ1213-1.JPG



















いたのは比較的寒さには強いと思われる「キボシカミキリ」のオス。
周りに食樹のクワやヒメコウゾなどクワの仲間は無かった。
キボシカミキリ1213-2.JPG



















死んでいるのかと触って見たら、足が動いてまだ生きていた!
役割は既に果たしたか?
キボシカミキリ1213-3.JPG



















日陰の「イロハモミジ」がようやく紅葉してとても美しい。
キボシカミキリと共にあともう少しの輝き。

アニソン水木の兄貴や蛾次郎、志垣太郎も亡くなってほんとに昭和が遠ざかっていく。
この冬はなんだか寂しいなぁ・・・
イロハモミジ1213.JPG





























2022年12月13日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 キボシカミキリ、ムクロジ目ムクロジ科 イロハモミジ

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ヤツデの葉裏で クロスジホソサジヨコバイ [カメムシ目]

冬の観察対象の一つ、ヤツデの葉めくり。
昨日いくつもの株の葉をめくっていると、ようやく見つかったのは「ムーアシロホシテントウ」。
今までヤツデの葉裏で見たことが無かったが、今日も見つかったので見落とししていたのかもしれない。
ムーアシロホシテントウ1210.JPG



















こちらはお目当ての一つの「クロスジホソサジヨコバイ」、別名マエムキダマシと呼ばれるヨコバイの仲間。
クロスジホソサジヨコバイ1210-1.JPG





























背中に黒い筋があり頭が匙のようなヨコバイという事だろう。
別名のマエムキダマシは、翅端の1対の黒斑が目に赤い腹端が口に見える事でそう呼ばれている。
お尻が頭に見えることで外敵がお尻を狙った隙に逃げる一種の擬態と言えるのだろう。
一対の黒斑の両脇には脚のような黒線があり抜かりない!
幼虫に翅は無いがやはり腹部背面に成虫と同じように1対の黒斑があるのも面白い。
クロスジホソサジヨコバイ1210-2.JPG



















2022年12月10日 東京都 コウチュウ目テントウムシ科 ムーアシロホシテントウ、カメムシ目ヨコバイ科 クロスジホソサジヨコバイ

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今がピーク、クロオビフユナミシャク [チョウ目]

今日のトイレの壁には無数のフユシャクたちがいた。
数えるとこの写真の他にも合わせて4頭の「チャバネフユエダシャク」と11頭の「クロオビフユナミシャク」だった。
フユシャク1210.JPG



















昼に落ち葉の上を飛ぶクロスジフユエダシャクのオスの見られる数が減ってきて、クロオビフユナミシャクは今がピークだろう。
次に見られるのはウスバフユシャクだろうか?
クロオビフユナミシャク1210.JPG






















2022年12月10日 東京都 チョウ目シャクガ科 チャバネフユエダシャク、クロオビフユナミシャク

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黄緑色のプチプチグミ アカイラガ幼虫 [チョウ目]

先月末、座ろうとしたベンチの上に鮮やかな黄緑色でトゲトゲのグミのような物体が。
はち切れそうなプチプチのつぶつぶ、トゲの先は赤い。
アカイラガ1127-1.JPG



















トゲには毒があると言われている「アカイラガ」の幼虫。
このつぶつぶのみずみずしさは、プチっと噛んでみたい衝動に駆られるのは僕だけだろうか?
マスカットの味を期待するのだが・・・。
食樹のイロハモミジが頭上にあるのでそこから落ちてきたようだ。
アカイラガ1127-2.JPG



















2022年11月27日 チョウ目イラガ科 アカイラガ

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ピリリ♪ピリリ♪ サンショウ辛いか リュウキュウサンショウクイ [鳥類]

この時期になるとシジュウカラやヤマガラ、メジロ、エナガ、コゲラなどが混群をつくって、木々の梢を飛び回っている。集団を作ることで餌や敵を見つけやすくなるようだ。
そんな混群の中から普段聞きなれない声が聞こえてくる。
ピリリピリリ♪
声を頼りに姿を探すと樹冠の枝先に黒と白のシジュウカラより二回りくらい大きな鳥が。
リュウキュウサンショウクイ1203-1.JPG



















鳥の正体は「リュウキュウサンショウクイ」。
数年前から冬に混群に交じって見られ、その特徴のある声から存在に気付かされる。
この鳥は元来、沖縄県から九州南部に生息する留鳥だが、30年ほど前から徐々に北上が確認されここ数年毎年fieldでも確認している。
一方夏鳥として飛来する「サンショウクイ」がいて姿、鳴き声もよく似ているようだ。
というのも鳴き声が聞こえたらどちらだろうとその姿を探すのだが、今まですべてがリュウキュウサンショウクイでまだ一度もサンショウクイを実際見たことが無いのだ。
「山椒は小粒でもぴりりと辛い」、そんな鳴き声が聞かれたら、是非探して欲しい。
サンショウクイならラッキーな出会いだと思う!
サンショウクイとリュウキュウサンショウクイの違いはこちらから。
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/sanshokui/index.html

リュウキュウサンショウクイ1203-2.JPG



















2022年12月3日 東京都 スズメ目サンショウクイ科 リュウキュウサンショウクイ

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この冬もあのネズミモチの葉裏にウラギンシジミ [チョウ目]

クヌギカメムシが集まるクヌギを見て見ると、交尾中のオスとメスを発見。
共に気門が黒いので「クヌギカメムシ」だ。
決まった木ではあるが、今年は例年以上に産卵をしている姿が多い!
クヌギカメムシ1204.JPG



















毎年「ウラギンシジミ」が越冬するネズミモチには先月末1頭が越冬準備に入っていた。
昨年は5頭越冬したがさて今年はと見に行くと、変わらず1頭のままだった。
ウラギンシジミ1204-1.JPG



















もうこの寒さなので増えないだろうと思うが、また時々見てみよう。
この個体がとまっている葉と葉の位置、昨年越冬していた個体と同じかどうか改めて確認してみたい。
ウラギンシジミ1204-2.JPG



















すぐ近くには「ヒゲナガサシガメ」の幼虫がいた。
これがいつまでいるのか、ウラギンシジミと共に観察してみよう!
ヒゲナガサシガメ1204.JPG



















2022年12月4日 カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ、サシガメ科 ヒゲナガサシガメ、チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ

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