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続・丘陵北側の小さな谷戸で [季節]

雑木林を歩いていると2か所から樹液が流れている木があった。
エゴノキで昨年秋にアオマツムシが産卵した産卵痕からだった。
アオハダやコナラにも産卵痕はあったが、エゴノキだけが樹液を流しているので良く目立つ。
アオマツムシは明治時代に東京赤坂の榎坂で初めて確認されたと言われている中国からの外来種で、秋になると都心でも樹上から複数でリーリーリー♪と大きな声で鳴いている。
生息域を拡大していて、いまや現代の秋の風物詩だろう。
アオマツムシ産卵痕0118.jpg






















コナラの幹から伸びた枝先にはカメムシの仲間の「コミミズク」の幼虫が全部で3個体いた。
頭を下に向けて冬芽の根元にへばりついていると、この虫を見たことが無い人にはなかなか見付けられないだろう。
コミミズク幼虫0118.jpg






















近くにあった神社を探索。
参道の狛犬さんの足元にトックリバチの仲間の巣が造られていた。
土で作られた巣はお見事で、徳利の口は閉じられていたので中には卵と孵化した時の食料があるに違いない。
トックリバチ類の巣0118.jpg






















参道を出てふと見上げた枝にはやにえが。
ツヤアオカメムシだろうか?
見事に胸を刺されていた。
神社脇だけに、無事成仏できただろうか?
はやにえ0118.jpg



















2024年1月18日 埼玉県 バッタ目マツムシ科 アオマツムシ、カメムシ目ミミズク科 コミミズク、ハチ目スズメバチ科 トックリバチ sp.

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