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ウスモンフユシャク [チョウ目]

1月も早や中旬。
冬になると時を追って次々と種が現れる蛾の仲間のフユシャクもそろそろ中盤。
わざわざ寒い冬を活動の季節に選んだもっともな理由は、天敵が少ないからなのだろう。
それでもクモやサシガメ、鳥などに狙われる。
成虫となってもほとんど食べず、メスは体温を失う要因の大きな翅を退化させ全く無いか蝶ネクタイのような小さな翅で飛ぶことをその代償とした。代わり長い脚で素早く歩き卵を産むことに特化したようだ。

今日はトイレの壁で12-1月に現れる「ウスモンフユシャク」のオスを見つけた。
こうしてみると薄茶色の地味な蛾だが、毎年出会う数は少なく今年も見られたと嬉しい再会だった。
同時期に現れるウスバフユシャクとよく似ているが、ウスモンは前翅の黒斑がうっすら有るかもしくは無いのと外横線が外縁でくの字に曲がる事など他にもいくつかで見分けられる。
ウスモンフユシャク0120.JPG




















オニグルミの木の樹名板をひっくり返すと越冬していた「カメノコテントウ」。
オオテントウハラグロオオテントウと共に日本三大オオテントウのひとつでテントウムシの中では最大級の大きさだ。奥にいるのはよく目にするナミテントウで比較するとその大きさがよくわかる。
カメノコテントウ0120.JPG




















2024年1月20日 東京都 チョウ目シャクガ科 ウスバフユシャク、コウチュウ目テントウムシ科 カメノコテントウ

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