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カタバミの葉を食べていたマメハンミョウ [コウチュウ目]

この日は埼玉県の河川敷へ。
田んぼは既に稲刈りが済んで2番穂が緑鮮やか。
手前の一見ススキのようなのは、外来種の「セイバンモロコシ」、右奥は「ヨシ」。
ススキは見当たらなかった。
田んぼの畔1012.JPG






















草の生えていない畔に時折ちょくちょく姿を現していた頭の赤い虫。
気にはなっていたもののスルーしていたのだが、さすがに3回目に出てきた時には気になって!
マメハンミョウ1011-1.JPG



















赤い頭に白いストライプがお洒落な「マメハンミョウ」だった。
大きさは1~2㎝弱。
あちこち動き回って何かを探しているようで、見ているととまったところには小さなカタバミの葉がありそれを食べていた。
カタバミを食べるのかと思って調べたら広食性で、名に豆と付くようにマメ科をはじめとした野菜を食べる害虫として農家の方からは嫌われている。幼虫はバッタの仲間の卵塊を食べるようだ。
マメハンミョウ1011-2.JPG



















狭山丘陵のfieldではあまり見られないので、この出会いは久しぶりでなかなか新鮮だった。
ちなみに道教えと呼ばれる美しいハンミョウとは全く分類が異なる種。
カミキリモドキの仲間と同様にカンタリジンという毒を持っているので扱いには注意が必要だ。
マメハンミョウ1011-3.JPG



















背後から「ピーエ♪」という鳴き声が聞かれ、目の前に現れたのは「ノスリ」だった。
姿を見るのは久しぶりだった。
ノスリ1012.JPG



















2023年10月11日 埼玉県(丘陵外) イネ目イネ科 セイバンモロコシ、ヨシ、コウチュウ目ツチハンミョウ科 マメハンミョウ、タカ目タカ科 ノスリ

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ウスバカミキリとアギトアリ [コウチュウ目]

昨日、fieldにある人気のアスレチックを歩いていた。
さすがにこのところの暑さで土日でも利用者が少ない。
この日も訪れていたのは数家族だけ。

そんな足元に大きなカミキリムシがいた。
おおっ!
先日、間違えたご本家「ウスバカミキリ」だった。
確かに一見よく似ているが、前胸背、首のところのしわしわが無い。
ウスバカミキリ0806-1.JPG



















よく見ると片方の触角が無く前脚の符節も無くなっていて、カラスに襲われたのかもしれない。
触角の半分くらいを口で咥えているように見える。
ウスバカミキリ0806-2.JPG



















一枚目の写真にも写っているが、大きなアリが1匹このカミキリに執拗にたかっていた。
近くにある遊具の根元に巣がある「アギトアリ」だ。
南方系の大きな顎を持つアリで、この近くの場所で十数年前に確認されその後生息域を拡大している。
このままでは人に踏まれる可能性があるので、アギトアリには悪いが近くのコナラの根元にカミキリを移動させた。
かなり弱っているので生き延びることが出来るかわからないが・・・。
アギトアリ0806.JPG



















2023年8月6日 東京都 カミキリムシ目 ウスバカミキリ、ハチ目アリ科 アギトアリ

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カミキリムシ2種 [コウチュウ目]

7月の初め、職場の玄関にいた「ウスバカミキリ」「ミヤマカミキリ」。
大型のカミキリはなかなか見られないが、毎年コンスタントに見ることが出来る。
以前、ウマノオバチの寄種はシロスジカミキリと考えられていたが、近年の研究でこのウスバカミキリ ミヤマカミキリであることが発表された。
毎年ウスバ?ミヤマ?と惑うのは僕だけだろうか?
※念のために図鑑で確認したのにやはり書き間違えていてご指摘いただき訂正しました。
ウスバカミキリ0708.JPG



















field周辺では今年は多く見られると言われている「アカアシオオアオカミキリ」。
確かに昼間もちょくちょく見掛ける。
ナラ枯れと関連があるのではとも言われているが、本当のところはどうなのだろう?

アカアシオオアオカミキリ0730.JPG



















2023年7月8,30日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ウスバカミキリミヤマカミキリ、アカアシオオアオカミキリ


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エゴノキの実が実ったら・・・ [コウチュウ目]

先月半ばくらいからエゴノキの実が大きく膨らんできた。
そろそろかとあちこちの実を探していたら、いたいた「エゴヒゲナガゾウムシ」たち。
以前はウシヅラヒゲナガゾウムシと呼ばれていたが、その名の方が良かったと思う。
メスが産卵する穴を穿っているのを後ろで見守るオス。
カクカクとする動きがロボットのようで面白い!
エゴヒゲナガゾウムシ0719.JPG



















数日後別の場所で見つけたメス。
実に穴が開いているので既に卵を産んだのだろうか?
それとも別のメスのものか?
エゴヒゲナガゾウムシ0730.JPG



















2023年7月19,29日 東京都 コウチュウ目ヒゲナガゾウムシ科 エゴヒゲナガゾウムシ

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ウバ2種、いつか撮りかったツーショット! [コウチュウ目]

梅雨が明けて連日猛暑日が続き、仕事では汗びっしょりで午前と午後で着替えをしなければならない。
以前はこれだけ暑ければもくもくと入道雲が湧き出て一時雷と共に雨が降ったものだが、一向に降らずに植物たちは厳しい状況になっている。天気予報を見ても当分雨は期待できそうにない。

先日、アカマツの幹で「ウバタマムシ」を見つけた。
ウバタマムシは東京都のレッドデータではこの地域で準絶滅危惧に指定されているが時折見かける。
この日も既に1個体見つけた後だった。
ウバタマムシ0719.JPG



















他にもいないか幹の裏側を見て見ると、おおっ!いた!!
そこにいたのは久しぶりに見るコメツキムシの仲間でも最大級の大きさの「ウバタマコメツキ」だった。
fieldではなかなか見られない種で、調べると最後に見たのは2014年で9年が経っていた。
ウバタマコメツキ0719-1.JPG



















ウバタマコメツキもウバタマムシと同じくマツをHOSTとする虫で、マツが無ければ姿を消してしまう。
東京都のレッドデータではウバタマムシよりさらに高い絶滅危惧Ⅱ類とされている。
ウバタマコメツキ0719.JPG



















いつかは撮りたいと思っていたこの2種のツーショット。
裏にいたウバタマムシをウバタマコメツキの近くにとまらせたやらせだが、同じ木にいたのは事実でこの日撮れたことがても嬉しい!
ウバ2種0719.JPG



















2023年7月19日 東京都 コウチュウ目タマムシ科 ウバタマムシ、コメツキムシ科 ウバタマコメツキ

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たぶんニセではないご本家ノコギリカミキリ [コウチュウ目]

7月に入り目立つカミキリムシの姿が見られるようになってきた。
小雨の木の根元にいた真っ黒太くガタイのいい「ノコギリカミキリ」。
ノコギリカミキリ0702-1.JPG



















触角がノコギリのようなのでこの名があるのだろう。
触角が太くて立派なのでオス。
ノコギリカミキリ0702-2.JPG



















そっくりさんにニセノコギリカミキリというのがいて非常にややこしい!
ニセは前胸背に点刻が多く光沢が弱い、後ろ脚脛節上縁に溝がない、メスの触角は11節(ノコは12節)など識別点があるようだが見慣れていないとよくわからないだろう。
ニセはまだ見たことが無く、この個体はノコギリカミキリでいいと思うのだが。

明日から出掛けるため、少しの間blogはお休みします。
ノコギリカミキリ0702-3.JPG



















2023年7月2日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ノコギリカミキリ

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ノブドウにカシルリオトシブミ [コウチュウ目]

職場の駐車場脇の林縁を何気に物色していると、ノブドウのあちこちの葉上の黒い粒が目に入った。
ん~、何かいるなぁと老眼鏡を取り出すも小さすぎてよく見えない。
ただ、見覚えある食痕だった。

コンデジを取りに行って戻って撮って見た。
カシルリオトシブミ0626-1.JPG



















うんうん、これは久しぶりに見る「カシルリオトシブミ」。
大きさは4㎜ほどで葉を薄く削った食痕が特徴。

写真では光の具合で背中が黒く写っているが本来は奇麗な瑠璃色だ
イタドリ、フジ、ケヤキ、コナラなど色々な植物で見られるようで、名の通り揺籃を作るそうだがまだ見たことが無い。ここで継続観察すれば見られるかもしれないので楽しみだ!
カシルリオトシブミ0626-2.JPG



















2023年6月26日 東京都 コウチュウ目オトシブミ科 カシルリオトシブミ

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誰もが知ってる? ゴマダラカミキリ [コウチュウ目]

先日、谷戸のタチヤナギにノコギリクワガタやゴマダラカミキリがいないかなぁと見ているとドンピシャ、「ゴマダラカミキリ」がいた。
カミキリムシの中では普通種だが、黒地に白いドット、存在感のある大きさでとても印象的なカミキリムシだ。
幼稚園の頃に住んでいた場所でも時々出会えて、幼心に歓喜したのを今でも思い出す。
恐らく初めて出会ったカミキリムシがこのゴマダラカミキリだったと思う。
ちょっと人には言えない苦い思い出もあるのだが・・・
ゴマダラカミキリ0625-1.JPG



















fieldではヤナギやプラタナスなどで見かけるが、クワやイチジク、リンゴ、ナシ、バラなど多くの樹木を食害することから農家の方からは厄介者の害虫としても知られている。
ゴマダラカミキリ0625-2.JPG



















近年、中国原産のツヤハダゴマダラカミキリという種の被害が国内で確認されている。
ひょっとしてとよく見たが、在来のゴマダラだった。
とてもよく似ているので、今後ゴマダラカミキリに出会った時には念のためにチェックが必要だろう。
ゴマダラカミキリ0625-3.JPG



















2023年6月25日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ゴマダラカミキリ

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ラミー、ヨツスジ [コウチュウ目]

カラムシは結構あちこちに見られる。
アカタテハの幼虫の巣が無いか見ていると、茎を齧っていた「ラミーカミキリ」がいた。
大きさからメスだろう。

ここで見たのは何年ぶりだろうか?
毎年見られう訳ではないので、どこからやって来るのか不思議だ。
ラミーカミキリ0616.JPG



















今が盛りのムラサキシキブの花に「ヨツボシハナカミキリ」が来ていた。
甘い花の香りに惹かれるのだろうか?
ヨツスジハナカミキリ0616.JPG



















2023年6月16日 コウチュウ目カミキリムシ科 ラミーカミキリ、ヨツボシハナカミキリ

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今年初見のカブクワたち [コウチュウ目]

先日、仕事でトイレを見に行ったら「カブトムシ」の立派なオスがひっくり返っていた。
死んでいるのかと触ると動いたので、近くのクヌギにとまらせた。
夜に灯りに来たのだろうが、ひっくり返ってどれくらいの間起き上がれないでいたのだろうか?
カブトムシ0610.JPG



















この日、別のトイレの入り口で「ノコギリクワガタ」のオスを見つけた。
子供の頃水牛と呼んでいた立派な大顎のある個体だが、片方が無い。
右側の顎も自ら自由に動かせないようで、どうしてこんな状態になったのか?
ここでは踏まれるので近くのコナラに移動させた。
ノコギリクワガタ0610.JPG



















そして今日、最初のカブトムシがいたトイレの横で職場の同僚が地面にコクワガタのメスがいると教えてくれた。
見ると赤く艶やかな「ノコギリクワガタ」のメスだった。
雨で水を纏っているのもあるが、それはそれは美しかった!

一昨日、玄関に「コクワガタ」のメスがいた。
折角なので家にお招きして、残り最後のゼリーを召し上がっていただいた。
すると、今日帰ってもまだゼリーに顔を突っ込んでいた。
一体どれだけ~ お腹が空いていたのだろう。
写真を撮ったら、近くの神社に放してこよう(^^♪
このコクワのメスは次回に。
ノコギリクワガタ0615.JPG



















2023年6月10,15日 東京都、埼玉県 コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ、クワガタムシ科 ノコギリクワガタ

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