SSブログ

再び エビちゃん [カメムシ目]

昨日の休憩時間、職場横のススキに何かいないか見ていた。
株の奥にいた「エビイロカメムシ」の成虫。
スッキリした体形に色もデザインもシックでなかなかお洒落な感じだ。
エビイロカメムシ0625-1.JPG



















すぐ近くでエビイロカメムシの幼虫、エビちゃんがいた!
これは小さい!!
大きさは3㎜くらいだろうか?このサイズを見たのは初めてかもしれない。
エビイロカメムシ0625-2.JPG



















こんなに小さくてもやはり愛らさは変わらない!
離れた目におちょぼ口(口では無いが)、そしてこの色合いと透明感。
背中のマスコット?うさぎのような模様がさらに魅力を倍増させている。
小さくても可愛いぞ、エビちゃん!!!

こう思うのは私だけだろうか・・・
エビイロカメムシ0625-3.JPG



















2023年6月25日 東京都 カメムシ目エビイロカメムシ科 エビイロカメムシ

nice!(1) 

ヨコヅナサシガメの獲物 [カメムシ目]

神社本殿の横にあるサクラの樹皮を見ていると「ヨコヅナサシガメ」がいた。
数枚撮るとゆっくりと動き始めたが、よく見ると何か小さな獲物を捕らえている。
ヨコヅナサシガメ0510-1.JPG



















あまりに小さくてよく見えないので撮った写真を拡大してみると、クサカゲロウの仲間の幼虫?
こんなに小さくても少しは腹の足しになるのだろうか・・・
ヨコヅナサシガメ0510-2.JPG



















2023年5月10日 埼玉県 カメムシ目サシガメ科 ヨコヅナサシガメ

nice!(0) 

春間近 孵化したクヌギカメムシ [カメムシ目]

昨日、同僚から「クヌギカメムシ」が孵化してますよと教えていただいた。
昨年は久しぶりにクヌギカメムシの当たり年で、年末にはあちこちのクヌギでたくさんの卵塊が見られた。
ただどのクヌギにも産んでいるわけではなく、人気の木がありそこに集中しているようなのが不思議だ。

今日見に行ってみると、いるいる!
卵を包んでいるゼリーに頭を突っ込んで吸っている。
クヌギカメムシ0225-1.JPG





























こちらでも。
この時期孵化した子供たちは、母親が卵と共に産んだゼリーを食べて新芽が出るまで命を繋ぐ。
ゼリーには母虫が託した共生細菌も含まれていて、子供たちはこれを摂取することで新芽の汁を消化することが出来るようになるのだ。
クヌギカメムシ0225-2.JPG





























よく見る幼虫たちよりさらに明るい黄緑色の小さな幼虫たちがいた。
クヌギカメムシ0225-3.JPG





























目がどこにあるのかもわからず一見ダニのようにも見える。
おそらく孵化して間もないのだろう。
下の写真の一番上の個体はまさに孵化して卵塊から出てくるところのようにも見える。
大きさからこれから脱皮して上2枚の写真の幼虫になるのではないだろうか。

クヌギカメムシが孵化するといよいよ春が近い!
今日谷戸を歩くとフキノトウが顔を覗かせニワトコやシュンランの蕾が膨らみカタクリの葉が出て、完璧なウグイスの囀りやニホンアカガエルの卵塊が見られた。
間もなくやって来る春が本当に待ち遠しい!!
クヌギカメムシ0225-4.JPG



















2023年2月25日 東京都 カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ

nice!(0) 

越冬中のクモヘリカメムシ [カメムシ目]

林縁でチッチッ♪という声が聞こえじっと目を凝らしていると、アズマネザサにとまっていた「アオジ」のメス。
オスに比べるとやっぱり優しい顔が癒されるなぁ!
アオジ0205.JPG



















1月から数十羽の「カシラダカ」の群れで賑わっていた林だが、先日訪れた時には全く姿が見られず餌を食べつくしてどこかに移動してしまったかと思っていた。
その後再び足を運んでみると、おぉ!。
再び戻ってきていて、一斉に木々の梢に飛びあがった。
枝にたくさんとまった絵も撮ったが、何だかこの写真がいいなぁと思って。
アカシデの冬芽が膨らんできた。
カシラダカ0205.JPG



















昨日、アラカシでカモドキサシガメの仲間を探していたら、葉と葉の間に緑色のカメムシを見つけた。
以前この近くに越冬中のミナミドゲヘリカメムシがいたのでミナミトゲかと思ったがちょっと違う。
クモヘリカメムシ0205-1.JPG



















上の葉をそっとめくって見ると、いたのは「クモヘリカメムシ」だった。
夏にはエノコログサやメヒシバの穂で見られるカメムシだ。
こんなところで寒さを凌いでいたとは・・・。
この日もカモドキサシガメの仲間は見つからなかった。
クモヘリカメムシ0205-2.JPG



















2023年2月5-6日 東京都 スズメ目ホオジロ科 アオジ、カシラダカ、カメムシ目ホソヘリカメムシ科 クモヘリカメムシ

nice!(0) 

越冬コミミズク幼虫 [カメムシ目]

今日は休み、久しぶりに気温が上がるとのことだったので午後からfieldへ。
暖かく越冬チョウが見られるかと思ったが。残念ながら全く見られなかった。
南風が強かったせいだろうか?

コナラの枝先で定点観察している「コミミズク」の幼虫は、まだ同じ場所に留まっていた。
色が濃いのですぐに見つかる!
コミミズク0201-1.JPG



















アラカシなどの葉裏にカモドキサシガメがいないか探して見たが、ヒゲナガサシガメの幼虫さえも見つからなかった。
唯一見つけたのは、「コミミズク」幼虫の脱皮殻。
見付けた時には死骸かと思ったが、撮った写真をよく見ると脱皮殻だった。
コミミズク0201-2.JPG



















フユシャクやキノカワガでもいないかと幹も見て回ったが、見つかったのは「ハラビロカマキリ」の卵鞘だけだった。
ハラビロカマキリ卵鞘0201.JPG



















2023年2月01日 東京都 カメムシ目ミミズク科 コミミズク、カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ

nice!(0) 

枝先にコミミズクの幼虫 [カメムシ目]

昨日fieldでは、白梅がちらほらと咲き初めていた。
例年紅梅の方が先に開花するのだが、今年は白の方がちょっと早いか。
ウメ0103.JPG



















昨年、「コミミズク」の幼虫たちが多く越冬していたコナラの実生の枝先を探したが、全く見当たらない。
他の木の枝をいくつか探していると、ようやく褐色型の幼虫が1頭見つかった。
この日見つかったのはこの1頭だけで、今年は数が少ないのだろうか?
コミミズク0103.JPG



















近くの枝には冬虫夏草があった。
菌に侵された小さなガの仲間だ。
頭部後ろの胸背から突き出た3本の突起はまるで王冠のようだ。
冬虫夏草0103.JPG



















2023年 東京都 バラ目バラ科 ウメ、カメムシ目ヨコバイ科 コミミズク

nice!(0) 

ヤツデの葉裏のクロスジホソサジヨコバイ [カメムシ目]

冬の虫探し、恒例のヤツデの葉の神経衰弱。
数枚めくって出たのはお馴染みの「クロスジホソサジヨコバイ」。
背中の黒い筋の両側が赤い個体でメスと言われている。
騙されてはいけない!ちなみに頭は上だ。
クロスジホソサジヨコバイ12225-1.JPG



















次に出たのもクロスジホソサジヨコバイだが、背中の黒い筋の両側が黒い。
赤くないのでこれがオスだろうか。
黒いのは今まであまり見たことが無かった。
色が違うので神経衰弱としてはブー!だ。
クロスジホソサジヨコバイ12225-2.JPG



















こちらは翅がまだ小さな幼虫だが、お尻の端に目を模したと思われる黒点が1対ある。
成虫は翅にあるが無い幼虫はお尻にあるのが不思議で興味深い!
クロスジホソサジヨコバイ12225-3.JPG



















ヤツデの葉表にいたエリマキアブと呼ばれる肉食性の「フタスジヒラタアブ」の幼虫。
とまっている場所がなかなか憎らしい!
脇にいる小さなオレンジ色のはヤツデキジラミだろうか?

ヤツデの葉の神経衰弱がまだの方は、是非この冬チャレンジしてみてはいかが?
フタスジヒラタアブ12225.JPG



















2022年 12月25日 東京都 カメムシ目ヨコバイ科 クロスジホソサジヨコバイ、ハエ目ヒラタアブ科 フタスジヒラタアブ

nice!(0) 

ヤツデの葉裏で クロスジホソサジヨコバイ [カメムシ目]

冬の観察対象の一つ、ヤツデの葉めくり。
昨日いくつもの株の葉をめくっていると、ようやく見つかったのは「ムーアシロホシテントウ」。
今までヤツデの葉裏で見たことが無かったが、今日も見つかったので見落とししていたのかもしれない。
ムーアシロホシテントウ1210.JPG



















こちらはお目当ての一つの「クロスジホソサジヨコバイ」、別名マエムキダマシと呼ばれるヨコバイの仲間。
クロスジホソサジヨコバイ1210-1.JPG





























背中に黒い筋があり頭が匙のようなヨコバイという事だろう。
別名のマエムキダマシは、翅端の1対の黒斑が目に赤い腹端が口に見える事でそう呼ばれている。
お尻が頭に見えることで外敵がお尻を狙った隙に逃げる一種の擬態と言えるのだろう。
一対の黒斑の両脇には脚のような黒線があり抜かりない!
幼虫に翅は無いがやはり腹部背面に成虫と同じように1対の黒斑があるのも面白い。
クロスジホソサジヨコバイ1210-2.JPG



















2022年12月10日 東京都 コウチュウ目テントウムシ科 ムーアシロホシテントウ、カメムシ目ヨコバイ科 クロスジホソサジヨコバイ

nice!(1) 

ゴンズイノフクレアブラムシとヒラタアブの仲間の幼虫 [カメムシ目]

若いゴンズイの茎にたくさんのアブラムシたちがいた。
「ゴンズイノフクレアブラムシ」だ。
この辺りでは初夏から夏にはノカンゾウやヤブカンゾウなどに付き、秋から春にはゴンズイに寄生植物を変えて生活する、「キスゲフクレアブラムシ」とも言われる。
なので今の時期はこうしてゴンズイにみっしりと付いているのだ。
ゴンズイノフクレアブラムシ1202-1.JPG



















アブラムシの仲間は初夏から秋はメスのみで単為生殖し卵ではなく子供を産んで子孫を増やすが、秋から冬には翅のあるオスが現れて飛んで分布を広げるとともにメスは産卵して卵で越冬するらしい。
ゴンズイノフクレアブラムシは夏にも秋から冬にも有翅型が出るようだが、オスかメスか両方なのかちょっと調べたがよくわからない。この日もいくつか翅のあるものがいた。
ゴンズイノフクレアブラムシ1202-2.JPG



















そんなアブラムシたちの群れの中に、平べったいイモムシのような虫がいた。
アブラムシを食べて成長するヒラタアブの仲間の幼虫だろう。
ヒラタアブの仲間の幼虫1202-1.JPG



















アブラムシにとっては天敵で動きの遅い彼らはなすすべがない。
弱い生き物たちは、そのため数を増やして子孫を繋いでいる。
ヒラタアブの仲間の幼虫1202-2.JPG



















2022年12月2日 東京都 カメムシ目アブラムシ科 ゴンズイノフクレアブラムシ(キスゲフクレアブラムシ)、ハエ目ヒラタアブ科の一種

nice!(0) 

クヌギカメムシ 絶賛産卵中! [カメムシ目]

先日、杭の上で脚が赤く色変わりしたクヌギカメムシの仲間のオスを見つけた。
風が強かったので上の枝から落ちてきたのだろう。
ヘラクヌギカメムシ1117-1.JPG



















クヌギカメムシの仲間には、クヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシがいる。
クヌギカメムシは気門が黒く、他の2種は黒く無いが交尾器の形状で識別できる。
この個体は気門が黒くないのでヘラかサジ。
交尾器の形状を見て見ると、「ヘラクヌギカメムシ」であった。
真ん中の上に伸びた形状がヘラ状でサジはスプーンのように広がっている。
ヘラクヌギカメムシ1117-2.JPG



















昨日、クヌギの幹でクヌギカメムシを見つけた。
幹でじっとしているので死んでいるのかと触ったら動いてよく見ると産卵中だった。
あれ、ごめんごめん!
クヌギカメムシ1126.JPG






















今日、毎年「クヌギカメムシ」が産卵する人気のクヌギの木を見てみた。
するとあちこちでメスが産卵中。
クヌギカメムシ1126-1.JPG






















幹をぐるりと見るとあちこちに卵塊がたくさん産み付けられていた。
昨年は卵塊が非常に少なかったのに、今年は豊作のよう!
ただいまクヌギカメムシ絶賛産卵中だ!!

「絶賛〇〇中!」という表現はこういった時にも使えるのか気になって調べてみたら、今では昔の使い方より広義に使われている様で絶賛産卵中というのもありのようだ。
クヌギカメムシ1126-2.JPG






















2022年11月17-26日 東京都 カメムシ目クヌギカメムシ科 ヘラクヌギカメムシ、クヌギカメムシ

nice!(0)