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コナラの枝先で [季節]

ここ数日暖かい日が続いている。
昨日は立春だったが、昨日今日とまさにその通りの気候だった。
今日は少しの間、コナラの枝先を探してみた。

最初に見つかったのは「イラガ」の固い繭。
同じ模様はないといわれる芸術品だ。
今は前蛹だろうか。
寄生されずに無事に羽化できたなら、奇麗な丸い脱出口が開いているはず。
羽化の頃にまた見てみよう!
イラガ0205.JPG



















別のコナラで褐色の「コミミズク」も見つけた。
枝に沿って一体化したその姿は外敵に見つかりにくいと思うのだが、昨年1月中旬に一つのコナラの実生に20頭ほど見つけたのだが1か月後には1頭も見つからなかった。
恐らく鳥のしわざと思われるが、この擬態を見破られてしまうのも自然の厳しさだなぁ。
緑色の個体も見たいと探したが見つからず。
コミミズク0205.JPG



















同じ株でパペット人形こと「ヒメカギバアオシャク」の幼虫がいた。
コミミズクを撮るのに枝を散々動かしたので、腰が引けた警戒態勢になってしまったか・・・。
あのパペット人形のような姿を見たかったのだが、まぁ久しぶりに出会えて嬉しいな!!
ヒメカギバアオシャク0205.JPG



















さらにはこの特徴的な繭も。
以前に教えていただいたのだが、種の名前を忘れてしまった。
ああっ、誰だったっけ?

この流線型の繭、「クロスジコブガ」と教えていただきました!
誰だっけ?.JPG



















2023年2月5日 東京都 チョウ目イラガ科 イラガ、シャクガ科 ヒメカギバアオシャク、コブガ科 クロスジコブガ、カメムシ目ミミズク科 コミミズク

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今シーズン初認のシロフフユエダシャク [チョウ目]

朝、出勤前に峠のコンビニに寄って見ると上に水銀灯のある壁に蛾がとまっていた。

大きさ、形からあのフユシャクかと近付くとやはり、今シーズン11種目のフユシャクの「シロフフユエダシャク」だった。
知人のSNSで紹介されていたのでそろそろかと。
シロフフユエダシャク0204-1.JPG



















例年1月初旬から中旬には見かけていたので、今年は遅い初認だった。
翅の模様や色は個体差が大きいが、前翅の形状が特徴的なのでわかりやすい。
シロフフユエダシャク0204-2.JPG



















既に満開になっている株もあるが、ここのマンサクもようやく蕾から黄色い花弁が顔を覗かせていた。
今日は立春、一歩づつ春の足跡が近づいている!
マンサク0204.JPG



















2023年2月4日 埼玉県、東京都 チョウ目シャクガ科 シロフフユエダシャク、ユキノシタ目マンサク科 マンサク

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アオジとカシラダカ [鳥類]

この冬はなかなか見つからないなぁと思っていたが、ようやくあちこちでその姿や鳴き声が聞かれるようになった「アオジ」。
夏は山地で過ごし冬になると低地へ降りてくる漂鳥だが、海外から渡ってくる個体もいるようだ。
林縁や草地、カヤ場などで見られ、チッ♪チッ♪と鳴く。
数年前に皆伐した後の刈られた草地でオスとメスが餌探し。
目の周りが黒いオス。
アオジオス0129.JPG



















顔付きが優しいメス。
共に仲良く揃って行動していた。
アオジメス0129.JPG



















アオジと一緒にいたのは「カシラダカ」のオスとメス。
草地や湿地などのカヤ場で群れで見られる冬鳥だ。
鳴き声はアオジとよく似ていて、頭の毛が立つことからカシラダカ。
こちらはオスで名の通りの頭に!
一枚目のアオジのオスの写真の中にも映っているがわかるだろうか?
残念ながらメスは撮りそこなった。
数日前には近くで数十羽の群れがいたが、この日は見つからずこの2羽だけだった。
東京都レッドリスト2020から仲間入りをした絶滅危惧種だ。
カシラダカ0129.JPG



















2023年1月29日 東京都 スズメ目ホオジロ科 アオジ、カシラダカ

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越冬コミミズク幼虫 [カメムシ目]

今日は休み、久しぶりに気温が上がるとのことだったので午後からfieldへ。
暖かく越冬チョウが見られるかと思ったが。残念ながら全く見られなかった。
南風が強かったせいだろうか?

コナラの枝先で定点観察している「コミミズク」の幼虫は、まだ同じ場所に留まっていた。
色が濃いのですぐに見つかる!
コミミズク0201-1.JPG



















アラカシなどの葉裏にカモドキサシガメがいないか探して見たが、ヒゲナガサシガメの幼虫さえも見つからなかった。
唯一見つけたのは、「コミミズク」幼虫の脱皮殻。
見付けた時には死骸かと思ったが、撮った写真をよく見ると脱皮殻だった。
コミミズク0201-2.JPG



















フユシャクやキノカワガでもいないかと幹も見て回ったが、見つかったのは「ハラビロカマキリ」の卵鞘だけだった。
ハラビロカマキリ卵鞘0201.JPG



















2023年2月01日 東京都 カメムシ目ミミズク科 コミミズク、カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ

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