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アカボシゴマダラ幼虫 木を登る [チョウ目]

3月中旬頃から暖かい日があると、エノキの実生を念入りに探してきたが見つからなかった「アカボシゴマダラ」の幼虫。
今日ようやく日当たりの良い場所のエノキの実生で見つけた。落ち葉の越冬場所から幹を登り枝の二股に静止して、食草の芽吹きを待っている。
アカボシゴマダラはエノキの低木や実生に好んで産卵し、幼虫は冬前に木を降りて根元のエノキの落ち葉の下で越冬する。狭山丘陵では概ね木を降りるが、神奈川県などの暖かい地域では樹上で越冬するようだ。
アカボシゴマダラ0330.JPG



















そういえば5年前に「オオムラサキ」の幼虫が春になって木を登るのを見たことがあった。
先に見つけた方がいて教えていただいたのだった。
オオムラサキ190428-1.JPG



















オオムラサキはエノキの大木に産卵し、幼虫はやはり冬前に木を降りて落ち葉の下で越冬し春にまた木を登る。
アカボシの幼虫のように小さな実生なら観察しやすいが、オオムラサキの幼虫は大木なので登ってしまうと見つけられない。ならば登っているところを見ようと思うがなかなかタイミングが難しく至難の業と言ってもいい。
春になると気にしているが、この後まだ見ることが出来ないでいる。
今年は見ることが出来るだろうか?
オオムラサキ190428-2.JPG



















2024年3月30日、2019年4月28日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ、オオムラサキ

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