四国石鎚山系のササキリモドキ他 [昆虫観察ツアー]
山道の休憩所で車をとめて一服していると林縁から緑色の何かが地面に飛び下りたのが視界に入った。
ヤブキリかと下りた先を見ると、ササキリモドキの仲間だった。
ササキリモドキの仲間は樹上生活をし更に夜行性のため目に触れることが少なく、翅の短い種では広域移動が出来ないため地域に特化した種が多くいることが近年になって明らかになった。
この仲間は全国で39種が知られ、うち15種が四国に生息しさらにその中の13種は四国のみでしか見られない固有種だという。※面河山岳博物館第45 回特別展「世界と愛媛のバッタ・コオロギ・キリギリス」解説資料による
ヤブキリかと下りた先を見ると、ササキリモドキの仲間だった。
ササキリモドキの仲間は樹上生活をし更に夜行性のため目に触れることが少なく、翅の短い種では広域移動が出来ないため地域に特化した種が多くいることが近年になって明らかになった。
この仲間は全国で39種が知られ、うち15種が四国に生息しさらにその中の13種は四国のみでしか見られない固有種だという。※面河山岳博物館第45 回特別展「世界と愛媛のバッタ・コオロギ・キリギリス」解説資料による
四国はまさにササキリモドキ王国なのだ。
帰って調べてみたが、背中の赤い1対の斑がある種で分布を考慮すれば「ムツセモンササキリモドキ」のメスだと思われる。ササキリモドキの同定ではオスは尾端部で見分けることが出来るが、メスは極めて難しい。
別の場所で丸まった葉の中にいるのを見つけた。
このままではよくわからないので葉から出てもらった。
これもメスで分布から見るとイシヅチササキリモドキ、エヒメフタエササキリモドキ、イヨササキリモドキの3種に絞ったが、エヒメは図鑑やネットにもメスの写真がなくオスの写真から絵合わせで「イヨササキリモドキ」としたが自信はない。
こちらは「ホソクビツユムシ」のオス。
初めて見るツユムシだった。
葉を綴った巣の中にいたのは「ハネナシコロギス」のメス。
この種はいつものfieldでも見られるが稀で、ここで見られたのは嬉しい出会いだった。
2019年8月 愛媛県 バッタ目ササキリモドキ科 ムツセモンササキリモドキ、イヨササキリモドキ?、ツユムシ目 クビボソツユムシ、コロギス科 ハネナシコロギス
帰って調べてみたが、背中の赤い1対の斑がある種で分布を考慮すれば「ムツセモンササキリモドキ」のメスだと思われる。ササキリモドキの同定ではオスは尾端部で見分けることが出来るが、メスは極めて難しい。
別の場所で丸まった葉の中にいるのを見つけた。
このままではよくわからないので葉から出てもらった。
これもメスで分布から見るとイシヅチササキリモドキ、エヒメフタエササキリモドキ、イヨササキリモドキの3種に絞ったが、エヒメは図鑑やネットにもメスの写真がなくオスの写真から絵合わせで「イヨササキリモドキ」としたが自信はない。
こちらは「ホソクビツユムシ」のオス。
初めて見るツユムシだった。
葉を綴った巣の中にいたのは「ハネナシコロギス」のメス。
この種はいつものfieldでも見られるが稀で、ここで見られたのは嬉しい出会いだった。
2019年8月 愛媛県 バッタ目ササキリモドキ科 ムツセモンササキリモドキ、イヨササキリモドキ?、ツユムシ目 クビボソツユムシ、コロギス科 ハネナシコロギス