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秋の里山の虫たち [季節]

ようやく暑さも一段落して昼間の陽射しは厳しいが空気は冷たく朝晩めっきり涼しくなった。
1週間前の秋の里山で見られた虫たち。

赤トンボの仲間もいよいよ赤く色付いて、林縁の枝先に止まっていた「コノシメトンボ」のオスも頭から赤くなり成熟度おおよそ90%というところか。あと胸が染まれば100%だ。
コノシメトンボ0912_1.jpg



















湿地脇の葉で見つけた「ハネナガイナゴ」。
ここにはハネナガイナゴとコバネイナゴの2種が混在するが、おおむねハネナガの方が先に現れてコバネの方が遅くまで見られる。
とにかく数が多くて、畔を歩くと無数が飛び去りまさにイナゴ天国!
ハネナガイナゴ0912_1.jpg



















道脇の「ノハラアザミ」は夏から秋にかけて咲いている。
たくさんの虫たちが集まる小さなレストランで、この時は「イチモンジセセリ」がお客さん。
秋に数を増すセセリチョウだ。
オオチャバネセセリ0912_1.jpg





























オギの葉を見ていると成虫になった「ヤマクダマキモドキ」がいた。
幼虫の頃はblueの瞳が特徴だったが大人になると黄色っぽくなるようだ。
とにかくよく飛びすぐに逃げてしまうのだが、この個体は近づいてもまったく動じなく良い被写体だった。
ヤマクダマキモドキ0912_1.jpg



















ふと見ると下向きに咲く小さな黄色い花が咲いていた。
秋になるともう咲いていないかなといつも探す「カラスノゴマ」。
昔、面白い名前だなと調べたが、カラスが食べるゴマや種子がゴマに似ているが食べられず役に立たないのでカラスと冠した(似ていて役に立たないものにイヌなどが付けられるのと同じ)などとあるが、今一納得がいかない・・・。
カラスノゴマ0912_1.jpg





























2019年9月12日 東京都 トンボ目トンボ科 コノシメトンボ、バッタ目バッタ科 ハネナガイナゴ、チョウ目セセリチョウ科 イチモンジセセリ、キク目キク科 ノハラアザミ、バッタ目ツユムシ科 ヤマクダマキモドキ、アオイ目アオイ科 カラスノゴマ

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