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四国昆虫巡り エダナナフシのオス [昆虫観察ツアー]

四国昆虫巡り 長く続いたがそろそろ終盤。
えっ、まだあるのって声が聞こえてきこそうだが、もう少しお付き合いいただきたい。

狭山丘陵でよく見られるナナフシの仲間はナナフシモドキやトビナナフシ、稀にヤスマツトビナナフシ。
エダナナフシという種がいるがまだ見たことはない。
ナナフシモドキに似ているが触覚が長いのが特徴だ。

ナナフシの仲間はメスのみで単為生殖する種が多く、オスが見つかるのは非常に珍しい。
今回の四国でエダナナフシのオスに2度出逢うことが出来た。
エダナナフシのオスは比較的見られると言われているが、そもそもこの種を見たことが無いので初見がオスというのは嬉しい。

山道の脇のアザミの葉上で独特の色合いと腹部末端が膨れたナナフシを見つけた。
おおっ!これは。
エダナナフシ♂0825_1.jpg



















体のオレンジ色と腹部末端が膨らんでいるのはオスの特徴。
これがエダナナフシのオスのようだ。
エダナナフシ♂0825-2_1.jpg



















別の日、面河山岳博物館でもオスを見ることが出来た。
触覚が短かかったのでナナフシモドキのオスかと慌てて学芸員の方にお知らせしたところ、これはエダナナフシのオスとあっさり言われてしまった。
何かの理由で触覚が切れてしまったようだ。
ん~、紛らわしい!
ぬか喜びだった。
ナナフシモドキのオスは非常に珍しく、国内でも10例ほどしか見つかっていないのだ。

今回、エダナナフシのオスは2個体見られたがメスは見ることが出来なかった。
一般的には普通種なので、そのうちメスも丘陵で見られるだろう・・・・か?
エダナナフシ♂0822_1.jpg



















2019年8月22,25日 愛媛県松山市 ナナフシ目 ナナフシムシ科 エダナナフシ

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