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オギの茎の丸い穴 スジツトガの幼虫 [チョウ目]

茅葺屋根の里山民家の近くにある池。
中にはヨシ、岸にはオギが生えている。
昔、こういった場所は萱場と呼ばれ茅葺屋根を葺き替えるのにこのヨシやオギを使ったそうだ。
ここは冬にはアオジ、カシラダカ、ホオジロ、シジュウカラなどの鳥たちの餌場にもなっている。

池の脇に生えているオギの茎を見ると綺麗な丸い穴が開いているものがある。
スジツトガ0117-1_1.jpg



















この茎を折ってみると中から白いイモムシが現れた。
茎から出てきたのを何枚か撮っていると、頭と思ったのがお尻でバックしていたようだ。
スジツトガ0117-2_1.jpg



















左側が頭。
これは「スジツトガ」という蛾の幼虫で、ススキやオギ、ヨシなどにつく。
ささ虫という名前で釣り餌としても売られているようだ。


この萱場で鳥たちが食べているのはカイガラムシと恐らくこの幼虫も良いタンパク源になっているのだろう。

以前に記事でこの幼虫をニカメイガと紹介したのだが誤りだった。
ここで訂正しておこう。
スジツトガ0117-3_1.jpg



















2019年1月17日 東京都 チョウ目ツトガ科 スジツトガ

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