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クロテンフユシャクの♂ [チョウ目]

先日、職場の扉に来ていた今シーズン初認の「クロテンフユシャク」の♂。
ウスバフユシャクが多かったのでまたウスバかと思ったが、よく見ると前翅の黒い線が縁でくの字に曲がっていた。

クロテンフユシャク0113_1.jpg



















ウスバ↓ は曲がらず外縁に接する。
ウスバフユシャク0102_1.jpg



















2019年1月13日 東京都 チョウ目シャクガ科 クロテンフユシャク

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夜のフユシャク探し ナミスジフユナミシャク [チョウ目]

職場への通勤途中、雑木林の中の道を車で通る。
日が落ちて暗くなった帰り道、ヘッドライトに照らされて多くの蛾が飛び交うのが見られる。
普段は気になりながらもスルーするのだが、この日はいったい何が飛んでいるのかと車を停めた。
網を持ち合わせていなかったので、道脇の木々を見て行くと翅を立てている蛾がいた。
交尾しているのかと期待したが、残念オス単独だった。
ナミスジフユナミシャク0104-1_1.jpg



















ライトを照らして撮っていると、仕事を終えた同僚の車が止まって何をしているのか?と。
寒い夜の帰り道に小さな蛾を撮っている輩は職場では他にいないからなぁ。

翅裏だけではわかりにくいので、少し突っついて見ると翅を閉じた。
どうやら「ナミスジフユナミシャク」。
今シーズンはまだメスを見ていない。
夜の探索をしなければおそらく見ることは無いだろうと思われるが、とにかく寒さは大の苦手で撮りたいのだがどうにも夜のfieldに出られないでいる。
こういうのを大阪弁では「へたれ」と言う。
何とかヘたれを克服してフユシャクのお嬢さんたちを激写しなければ!
出来るかなぁ?
ナミスジフユナミシャク0104-2_1.jpg



















2019年1月4日 東京都 チョウ目シャクガ科 ナミスジフユナミシャク

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これは絶妙! キノカワガ [チョウ目]

冬に探す虫の一つに「キノカワガ」がいる。

体色は濃い色や白っぽい色など個体変異が多く、名の通りその姿が樹皮や地衣類そっくりで大変興味深い。
ただ、個体数が多いとはいえず探してもなかなか見つからないのだが、過去にいた場所で見つかることがよくある。

この日も数年前に見つけたシデの木を丹念に探しているといた!
この写真でおわかりだろうか?
キノカワガ0107-1_1_1.jpg



















もう少しアップで。
キノカワガ0107-2_1_1.jpg



















シデの幹に白い筋の部分があるが、この個体はさらにそこに発生しているモジゴケを利用してカモフラージュしていた。
今まで見た中で1,2を争う絶妙さだ。
先日の越冬ルリタテハもそうだが、自分の体の模様を理解し似た場所を探しているとしか思えない。
キノカワガ0107-3_1.jpg



















こうした巧みな技で樹皮に化けているのを見破った時はなかなかの快感だ。
個体変異を写真に撮る事と共にこれも継続してキノカワガを探している理由の一つだろう。
キノカワガ0107-4_1.jpg



















2019年1月7日 東京都 チョウ目コブガ科 キノカワガ

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クロバネフユシャクの♂ [チョウ目]

いつものトイレにまた新顔が。
「クロバネフユシャク」のオスだった。
シロオビフユシャクとウリだが、クロバネのほうが概ね少し小型で色も黒っぽく模様も荒い感じ。
フユシャクの比較には日本産フユシャクWEB図鑑のサイトが詳しい。
クロバネフユシャク0107_1.jpg



















2019年1月7日 東京都 チョウ目シャクガ科 クロバネフユシャク

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越冬ルリタテハ [チョウ目]

比較的暖かな日が続いていたが、さすがに昨日は北風が強く昼からは日差しも陰り非常に寒かった。
今の時期、探せどなかなか虫は見つからないのだが、ふと見た1.5mほどの高さの幹で見覚えある形と色が・・・。
越冬中の「ルリタテハ」だった。
写真では真ん中の木の上の陰になっている部分に少し翅の先が見える。
ルリタテハ0106-1_1.jpg



















いつもなら全く気付かずに通り過ぎていただろうが最近はフユシャクを探して木を見て歩いているのでラッキーだった。
少し黒く色付いた樹皮の窪みに頭を下にしてとまっていた。
自分の体の色と似た場所をさがしているようで、そんなことがわかるのかと感心させられる。
以前に見た越冬個体も頭がしただったで、これが越冬ポーズなのだろう。
ルリタテハ0106-2_1.jpg



















陰で暗かったのでストロボをあてて見ると、鮮やかな瑠璃色が浮かび上がった。
名の通り翅表は瑠璃色だが、体や翅裏も光によって毛や鱗粉が輝き美しい。
ルリタテハ0106-3_1.jpg



















2019年1月6日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ

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今日はウスモンフユシャクとまだ元気なヒナバッタ [チョウ目]

今日、職場の壁にいたのは「ウスモンフユシャク」のオス。
ウスバフユシャクやクロテンフユシャクに似ているが、前翅に黒斑が無いのと翅の幅が広くて丸っぽいのでわかり易い。
ウスモンフユシャク0105_1.jpg



















日当たりの良いサクラの木の根元ではまだヒナバッタたちが元気だった。

近づくとジャンプするもの、飛ぶもの、シリシリシリ♪と愛の歌を奏でるものと様々。
寒さにはとびっきり強いのが頼もしい。
成虫越冬ではないのだが、大雪が降らなければもう少し姿が見られそうだ。
ヒナバッタ0105_1.jpg



















2019年1月5日 東京都 チョウ目シャクガ科 ウスモンフユシャク、バッタ目バッタ科 ヒナバッタ

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ぞくぞく新顔、シロオビフユシャク、シロフフユエダシャク [チョウ目]

今日2日にシモフリトゲエダシャクを確認したトイレに行ってみると、シモフリはまだ同じ場所にいてその横に新顔の「シロオビフユシャク」がいた。
2種のツーショット!
広いスペースがあるのになんでわざわざ隣なのだろうか?
不思議だ。
シロオビフユシャク0104_1_1.jpg



















別の雑木林ではこちらも新顔の「シロフフユエダシャク」がいた。
これで今シーズン10種目。
昨年は18種確認したのでまだまだだが、先のシモフリも今までメスを確認したことが無い。
オスメスコンプリートは簡単ではない!
シロフフユエダシャク0104_1.jpg



















2019年1月4日 東京都 チョウ目シャクガ科 シロオビフユシャク、シロフフユエダシャク

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田んぼのタシギ [鳥類]

フユアカネがいないかと3日の日も谷戸の田んぼに行ってみた。

北風が弱いかと思いきや、日差しは暖かいものの前日以上に風は強かった。
一枚の田んぼに近づいた途端足元からジェッ♪と鳴いて何かが飛び立った。

ちょっと面食らったが、着地した場所に忍び足で近寄って見た。
タシギ0103-1_1.jpg



















稲の株の後に隠れていたのは「タシギ」だった。
ここでは冬に時折見られるジシギの仲間で、長い嘴を泥に突っ込んで餌をあさっているのを運が良ければ見られる事がある。この仲間は似たものがいるが、季節を考慮すればタシギで良いと思う。
今日はマクロと広角レンズしか持ち合わせが無く、致し方なくマクロレンズで撮った。
上の画角の別写真を思いっきりトリミングしてみると、その姿がお分かり頂けるかな。
逆光だったのでプラス補正して撮ったため周りは白飛びしているが。
フユアカネは見つからなかったが、正月早々タシギに出会えたことは何とも幸運、今年は幸先が良いのでは・・・!
タシギ0103_1.jpg



















2019年1月3日 東京都 チドリ目シギ科 タシギ

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トイレのシモフリトゲエダシャク [チョウ目]

新春のトイレ詣をしてきた。
雑木林の脇にあるこのトイレには多くの蛾たちが集まってくる。
新顔はいないだろうか?

壁にとまっていたのは昨年確認済みの「ウスバフユシャク」。
同時期に現れるクロテンフユシャクとよく似ているが、外横線(翅の外縁近くにある黒い線)が翅の外側の縁までほぼ真っ直ぐに伸びているのがウスバで外側の縁の手前でくの字に曲がるのがクロテンフユシャクだ。
ウスバフユシャク0102_1.jpg



















照明のすぐ脇にいたのは今シーズン7 8種目初認の「シモフリトゲエダシャク」。
少し緑がかったギザギザ模様は似たものがいないのでわかりやすい。
フユシャクではあるが名にフユシャクと付かない種だ。
シモフリトゲエダシャク0102_1.jpg



















もう1種いたのがフユシャクではない「カシワキボシキリガ」。
成虫越冬する種でシックな装いがなかなかいい!
カシワキボシキリガ0102_1.jpg



















2019年1月2日 東京都 チョウ目シャクガ科 ウスバフユシャク、シモフリトゲエダシャク、ヤガ科 カシワキボシキリガ

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フユアカネ見つからず・・・ [季節]

年末から風邪をひいて3日間じっとしていたお蔭でようやく快方に向かってきた。
例年の大掃除や年明け直ぐの初詣も出来ずだったが、まぁそれも致し方なし。
今年は慣習にとらわれずいこう!

昨年27日に確認したアキアカネはどうしているか気になっていたが、体調不良で見に行けずにいた。
昨日は風もなく日差しが暖かい小春日和で行きたかったのだが断念。
今日見に行ってきた。
晴れていたが雲が多く北風も冷たく、案の定谷戸は陽が陰っていた。
田んぼ0102_1.jpg



















以前確認した田んぼの周りを丹念に探すもその姿は見つからず。

ここ数日朝晩の気温が低かったことで命耐えただろうか?
畔には氷が張っていた。
年を超えたアキアカネを個人的に「フユアカネ」と呼ぶことにした。
過去に見たことの無いフユアカネ、見たいなぁ、明日もう一度見に行こう!
畔0102_1_1.jpg





























今年は例年になく実の付きが良かった「マユミ」。
色褪せた仮種皮とは対照的に赤い種子が目に付いた。
マユミ0102_1.jpg



















林内ではまるでサクランボのような艶やかな別名十両で知られる「ヤブコウジ」の実も目を惹いた。
ヤブコウジ0102_1.jpg



















2019年1月2日 ニシキギ目ニシキギ科 マユミ、ツツジ目サクラソウ科 ヤブコウジ

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