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カバちゃんとモンキッキ [チョウ目]

一日一日、春本番が近付いてくる。
生きものたちの顔ぶれがそう感じさせてくれる。

少し前に通称峠のコンビニに来ていたカバちゃんこと「カバキリガ」。
早春に現れるキリガの仲間。
キリガはヤガ科の一部の種に付けられた名前で漢字で切蛾、秋から春に見られる種を当て字で冬夜蛾と書く。
なかなかの人気でこの仲間だけの図鑑も出ているほどだ。
成虫越冬で真冬に見られるものもいて、虫の少ない冬のシーズンも楽しめる。
今月末あたりにはこのコンビニでも早春のキリガたちが見られそうだ。
カバキリガ0305_1.jpg



















こちらは職場の壁にいたモンキッキこと「モンキキナミシャク」。
名の通りシャクガ科に属し春に現れ、個体によって色の変異が大きい。
前翅の1対の白斑の中の黒点が目に見えて何だか顔に見えてくる。
モンキキナミシャク0308_1.jpg



















足元で見つけた本当に小さな小さな「キュウリグサ」の花。
花の大きさは2mmほどで青い花弁に黄色い輪っか、ピンクの蕾も美しい。
葉を揉むとキュウリのような匂いがするのが名の由来。
これから初夏の頃まで咲いているのでぜひ探してキュウリの匂い、嗅いで見て!
キュウリグサ0310_1.jpg





























林縁を歩くと独特な匂いが漂ってきた。
ん~、タクアン?、ガス?、ラーメン?
その正体は「ヒサカキ」の花。
人によって何の匂いかは様々。
さて、あなたは何の匂いに感じるだろうか?
ヒサカキの花は春の香り。
ヒサカキ0310_1.jpg



















2019年3月10日 埼玉県、東京都 チョウ目ヤガ科 カバキリガ、シャクガ科 モンキキナミシャク、ムラサキ目ムラサキ科 キュウリグサ、ツツジ目モッコク科 ヒサカキ

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