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雨上がり たまちゃんとつっちーと [菌類]

三寒四温、一雨毎に少しづつ春がやって来る。
冬の間雨が少なかったが、ここに来て結構降って池や湿地は満水状態。
アカガエルやヒキガエルたちは大喜びだ!

雨上がりに歩いていてつい探してしまうもの。

落ちている枝に付いた個人的な通称、たまちゃんこと「タマキクラゲ」。
キノコの仲間で、乾燥した時には写真左の枝に付いた黒っぽい小さな粒々だが、雨などで水を吸うとみずみずしい玉に変化する。中華料理に入っているキクラゲの親戚だ。
タマキクラゲ0311-1_1.jpg



















見ていてこの袋を破くとぴゅーと水が飛び出て水風船のように萎んでしまうのか?
という疑問を覚えた。
今までやったことが無かったのだが、細い枝でこの球を突っついて水が出るかやってみた。
結果、残念ながら?期待は裏切られ全く変化なし。
この袋の中に水を溜めこんで膨らむのではないようだ。
タマキクラゲ0311-2_1.jpg



















こちらも雨上がりに見られ、ちょっとした斜面の下に転がり落ちているつっちーこと「ツチグリ」。
最初は丸い玉が地面に現れ、水を吸うと玉の外皮が星形に開いて中から丸いドームが現れる。
また乾燥すると外皮が閉じて丸くなり、それを繰り返して地面を転げ落ちていく移動するキノコ。
見られるのは局所的で、どこででも見られる訳ではなさそうだ。
このつっちーは中途半端に埋っていた。
ツチグリ0311-1_1.jpg



















ドームの真ん中に開いた穴からドームに雨が当たったり、乾燥してきて外皮が閉じるときに胞子を飛ばす。
なかなか巧妙な子孫を残す仕掛けだ。

雨や雨の後に、ならではのものを探すのも楽しい!
ツチグリ0311-2_1.jpg



















2019年3月8、11日 東京都 シロキクラゲ目ヒメキクラゲ科 タマキクラゲ、ニセショウロ目ツチグリ科 ツチグリ

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マユミの新芽とミノウスバ [チョウ目]

このところ草木の芽吹きが一気に進んで、気にしていたあちこちのマユミの枝先にも綺麗な黄緑色が目立ってきた。
おっ、そろそろ。
マユミの芽吹きに合わせて「ミノウスバ」が孵化する。

昨日、卵を産んでいた枝を見てみると、綺麗な黄緑色の小さな葉が出ていた。
卵はどうなった?
いたいた。
ミノウスバ0311-1_1.jpg



















少し前に孵化していたようだ。
新芽が出るより早く孵化してしまえば幼虫たちは食べるものが無く餓死してしまう。
毎年新芽が出るのに合わせて生まれてくるのが本当に不思議。
いったい何がきっかけになるのだろうか?
ミノウスバ0311-2_1.jpg



















2019年3月11日 東京都 チョウ目マダラガ科 ミノウスバ

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