いよいよバッタの季節! [バッタ目]
空気中の酸素を土の中に取り入れ、根をしっかり張らせるため、生育調整や稲刈り時刈りやすいように土を固くする効果もあるようだ。
そんな田んぼの畔にいたのは「ウラギンシジミ」。
少しは残っている水分を補給しに来たのだろうか、虫も熱中症には注意が必要?
低い草が残る畔を歩くと、多くのバッタたちが飛ぶ。
田んぼでおなじみのコバネイナゴはまだ飛べない幼虫なのだが、今の時期の主役はようやく成虫になった「ショウリョウバッタ」だ。
オスはキチキチキチ♪と音を立てて飛ぶ。
イネの葉にとまるとその体は、イネに溶け込む。
2015年7月25、31日 東京都
チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ
バッタ目バッタ科 ショウリョウバッタ
CANON EOS7D SIGMA 17-70mmDC MACRO OS HCM EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
でかぁい! シロシタバ [チョウ目]
死んでも変わらず美しい [チョウ目]
夏はキツネ? [季節]
毎日異常な暑さが続き、外の仕事は体力の消耗が激しい。
雑木林を歩いても、もちろん日向よりは良いのだがムシムシとして一向に涼しくない。
そんな中昨日、目に飛び込んできたオレンジ色の「キツネノカミソリ」。
おやっ、もうそんな時期なの?
例年より少し早いような気がする。
キツネノカミソリは、薄暗く木漏れ日が当たるような林縁の環境で見ることが出来る。
この場所も例にもれず。
ちょっと神がかり、花に後光が差しているような光景だった。
今日、林縁で見つけたこちらもキツネ。
名は「キツネノエフデ」。
これは菌類、スッポンタケ科に属するキノコの仲間だ。
狭い範囲でいくつもがにょきにょき。
傘と柄の境目がよくわからないのが特徴。
先端のグレバという部分から匂いを放って、ハエなどを集め胞子を拡散してもらう。
まんまと思惑にはまってハエがやってきていた。
似たものにキツネノタイマツ、キツネノロウソクがある。
こういった植物や菌類にキツネと名前がついているのは、その昔人の身近にキツネがいたからなのだろう。
今やキツネを見ることはほとんどなくなってしまったが・・・。
夏はキツネ?
明日はキツネうどんを食べようか!
2015年7月27・28日 東京都
ユリ目ヒガンバナ科 キツネノカミソリ
スッポンタケ目スッポンタケ科 キツネノエフデ
CANON EOS7D SIGMA 17-70mmDC MACRO OS HCM、RICOH WG-4
母さん 卵を守る! [カメムシ目]
キイロスズメバチ ミツバチの巣の前で狩る [ハチ目]
ちょくちょく見ていたが、少し前から頻繁にキイロスズメバチがやってきていた。
巣を襲うのかと見ていると、そんなそぶりは全く見せず巣の前でホバリング。
彼女の目的は、巣に出入りするミツバチを空中でキャッチすること。
捕まえてそのまま上の枝まで運んで、肉団子にして巣に持ち帰っていた。
結構効率は悪そうで、巣の前で待ち構えなくても獲物は幹にわんさかいるのになぜ?
セイヨウミツバチは、ニホンミツバチと違ってスズメバチに対する対抗策を持っていないといわれる。
ならばなおさら突っ込んで行ってもよさそうなものだが、その理由はわからない?
2015年7月24日 東京都
ハチ目スズメバチ科 キイロスズメバチ
ハチ目ミツバチ科 セイヨウミツバチ CANON EOS7D SIGMA 17-70mmDC MACRO OS HCM
シオカラトンボのテリトリー争い [トンボ目]
田んぼの水面が賑やかで [コウチュウ目]
田んぼでトンボを見ていると、何やら水面がざわついていた。
何だ?と近づくと白いものが水面で踊っていた。
すいすいアメンボも餌が落ちたかと近づいてきた。
白いものの正体はミミズ、それにゲンゴロウたちが食いついていたのだ。
「ハイイロゲンゴロウ」がわれ先にと引っ張り合いっこ。
普段は近づくとすーっと泥の中に隠れてしまうのだが、この時ばかりは警戒心も全くなし。
このミミズすっかり色が抜けて、体の中も空洞になっているがいつから水中にあるのだろうか?
多い時には5頭ほどが食らいついていた。
皆底まで引っ張って行ったり浮いてきたりとすさまじい勢い。
最初寄って来ていたアメンボも、その後すっかり遠ざかって行った。
しばらくの間、眺めていたがあまりもの暑さに切り上げた。
すぐそばでは、マツモムシがぷっかり。
近づいても逃げないのでじっくり観察すると、お腹の周りがきれいな緑色に輝いていた。
意外な発見だった。
2015年7月21日 埼玉県
コウチュウ目ゲンゴロウ科 ハイイロゲンゴロウ
カメムシ目マツモムシ科 マツモムシ
CANON EOS50D EF70-200 F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
クワカミキリ ゴマフカミキリ [コウチュウ目]
植栽ではあるが、「メハジキ」が開花していた。
昔、子供が茎を短く切りまぶたに挟んで、目を開いて飛ばして遊んだことから名付けられたというが、実際に飛ぶのか?
ここでメハジキは少なくこの茎を切ると怒られそうなので、他のもので今度やってみよう。
クワの木で見つけた、枝をかじる「クワカミキリ」。
枝にかじられた痕があるクワを探せばキボシカミキリと共に見つかる可能性が高い。
例年に比べ今年はよく見かける。
園路脇の木柵の上にいたのは「ゴマフカミキリ」。
普通種のようで体長15mmほどと小さい。
今までスルーしていたのかもしれないが、今年初めて確認したカミキリだ。
未見の虫はいったいどれくらいいるのだろうか?
2015年7月21日 東京都
シソ目シソ科 メハジキ
コウチュウ目カミキリムシ科 クワカミキリ ゴマフカミキリ EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ
切り株にタマムシ [コウチュウ目]
相変わらず止まってくれない。
この日はストロボを使いたくなかったので、ISOを上げて撮った。
1,2枚目はISO1000だが、あまり粗さは目立たない、今のデジカメは大したものだ。
3枚目は、背景が明るいのでISO500まで落とせた。
産卵中はじっとしていてくれるのでチャンスだが、そうそういいところで産んでくれないので大変だ。
見ているとタマムシが産卵するのは切って1~2年の株や伐採木のようで、古いものに産卵しているのは見たことがない。
きっと産卵木は新鮮な方がいいのだろう。
2015年7月21日 東京都
コウチュウ目タマムシ科 ヤマトタマムシ EOS70D EF100mm F2.8L IS USM