獲物を見つめるGreen Eyeのハンター [ハエ目]
草はらを歩くとブーンと足元から飛び去る虫がいる。
この場所で注目される主役はバッタたち。
大きなトノサマバッタやショウリョウバッタをはじめたくさんの種類が見られる中で、それらを狩るもの。
その名も「アオメアブ」。
特徴は名前の通り、緑や赤に輝く大きな目。
信号の緑が青と呼ばれるように、虫の名もアオバセセリやアオオサムシ、アオドウガネなど青と付いていても実際は緑色のものが多い。この虫も青目と呼ばれるが、緑色に輝く目をしているのだ。
アブの中ではムシヒキアブ科に属し、知られた仲間にシオヤアブやオオイシアブがいる。
共に他の虫の体液を吸う恐るべきハンターだ。
毛むくじゃらの脚に尖った口がそれを物語る。
自分の体よりも大きな獲物も捕えてしまう獰猛さとその俊敏さは、草原の虫たちにおそれらている存在に違いない。
2015年7月19日 東京都
ハエ目ムシヒキアブ科 アオメアブ
CANON EOS7D SIGMA 17-70mmDC MACRO OS HCM、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM