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新たなはやにえ [鳥類]

虫がなかなか見つからないのでまたもやはやにえに走る。
いつものオスモズのテリトリーに見つかったのは初めて見るザリガニ。
今の時期、ザリガニは穴の中だと思うので、少し前のものだろうか?
モズのはやにえ0129_1.jpg




















こちらはちょっとグロい。
真新しいレアな生き物のはやにえだ。
ミミズっぽいがちょっと違うような?
ミスジコウガイビルにしては色が異なるかなぁ。
どこかで見たことあるような、いったい何?

早春早くから営巣するモズ。
それも間もなくだろう。
モズのはやにえ0122_1.jpg




















2015年1月22、29日 東京都  RICOH WG-4


まだまだ寒い [季節]

昨日は24節気でいう大寒だったが、風もなく比較的暖かいと思ったら今日は雪がちらつく寒い一日だった。
このところなかなかfieldに出られないでいる。
何か気分が乗らないというか、腰が重い。

1週間ほど前になるが湿地を見渡していると「ハンノキ」のオス花が開花していた。
年が明けると他に先駆けていち早く花を開くが、高い場所なうえに地味な花なのであまり目につかないだろう。
花粉症の原因になる花。
そうあちこちにはないのが花粉症の方には救いだろうか。
そういう私は、何故か花粉症ではなさそうだ。
中学の頃、季節の変わり目になると鼻水が止まらなくなりいつも制服の袖で拭いていた。
当時ハンケチなど持つ習慣がなかったため大変困ったのを思い出す。
大正製薬の風邪薬を毎日飲み続けたおかげか?
いつの頃からかそういった症状は出なくなったが、その風邪薬はいまではすっかり効き目がなくなってしまった。
あれは花粉症だったのだろうか?と今でも思う。
ハンノキ0113_1.jpg


















9日にトラツグミを見つけた雑木林の東斜面にその後望遠レンズを持って幾度か足を運んでいるものの、再び出会うことはない。針葉樹の林にはほとんど下草がなく、シダがぽつぽつとみられる程度。
もうどこかに行ってしまったのだろうか?
まぁ、そんなものだ。
シダ0113_1.jpg


















知り合いの方に教えていただいたモズのはやにえ。
場所を聞いて目を皿のようにして何度も行ったり来たり。
珍しくひざ下くらいの高さにようやく見つけることが出来た。
普段、低い場所も探しているがここまでの高さはチェックしていなかった。
植物調査の時に見つかったとのこと。
少し古い、翅の長さからしてツチイナゴだろうと思う。
はやにえもだんだん見られなくなってきた。
子育ての時期が早いモズ、もう少しするとペアが見られるだろうか。
モズのはやにえ0113a_1.jpg


















2015年1月13日 埼玉県、東京都
ブナ目カバノキ科 ハンノキ

CANON EOS50D EF70-200 f2.8 L IS USM/EXTENER EF 1.4×Ⅱ、EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/内部ストロボ


ジョウビタキ [鳥類]

今シーズン声は聴けどもなかなかお目にかかれなかったが、ようやくのご対面だ。
ジョウビメス0113-1_1.jpg


















ジョウビタキ、オスもメスもなんだか少ないような・・・。
ジョウビメス0113_1.jpg


















2015年1月13日
スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ  CANON EOS50D EF70-200 f2.8 L IS USM/EXTENER EF 1.4×Ⅱ


日光浴するテングチョウ [チョウ目]

ここ数日冷たい北風が強く吹き寒さが厳しかったが、今日は風も少しおさまり日差しが温かかった。
歩いていると樹上から何かがひらひらと降ってきた。
落葉かな?
その場所を見ると、翅を開いて日差しを浴びる「テングチョウ」だった。
テングチョウ0113_1.jpg


















葉の上に降りるさまはまさに落葉が落ちるようで、まさかチョウだとは思わなかったのだが・・・。
写真では少し落葉に隠れているが、翅はほとんど欠損もなくきれいなものだった。
いったいどこで寒さをしのいでいるのか?
一度はその場を見てみたいものだ。
テングチョウ0113-1_1.jpg


















モミジイチゴの茎に越冬中の「タケカレハ」の幼虫がいた。
終齢幼虫では6cmほどにもなる大型種。
これはまだ2cmにも満たない大きさながらも見た目は終齢と変わらぬいでたちだ。
毒刺毛があるのでわかり易くてありがたい!
タケカレハ0113_1.jpg


















2015年1月13日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 テングチョウ
チョウ目カレハガ科 タケカレハ          
EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/内部ストロボ、CANON EOS50D EF70-200 f2.8 L IS USM/EXTENER EF 1.4×Ⅱ


続・続モズのはやにえ レパートリー [鳥類]

このところモズのはやにえを探しているが、なかなか新しいものにお目にかかれないでいる。
いくつかの場所でそれぞれの個体がテリトリーを張っているのだが、さすがにこの寒さで獲物が採れないのだろうか?
昨年末にはやにえにされたクビキリギス。
当初は頭がついていたのだが、そのころに撮影は出来ず残念。
モズのはやにえ1226_1.jpg


















別の場所で柿の木の枝に刺さっていたのは、種不明の棘のあるガの幼虫だった。
はやにえにされてからかなり日が経っているようで、干からびていた。
こんなものがおいしいとは思えない。
刺してすぐに食べたほうがぷりぷりしてうまいに決まっている!
モズは酒飲みで酒のあての干物が好みなのだろうか?
酒飲みの僕の感想である。

伊丹市昆虫館では1月19日までプチ展示「モズのはやにえ」開催中。まだの方は是非!!
カヤネズミのはやにえも・・・。
モズ恐るべし!
モズのはやにえ0109_1.jpg


















2014年12月26日、2015年1月9日
バッタ目キリギリス科 クビキリギスのはやにえ
チョウ目不明種のはやにえ                    
EOS70D,EF100mm F2.8L IS/内部ストロボ

樹皮で越冬 [季節]

オオムラサキ越冬幼虫を探したついでにヤナギの樹皮でコムラサキの幼虫も探してみた。
コムラサキの幼虫はオオムラサキのように根元の落ち葉ではなく、樹皮の割れ目で越冬する。
かなり念入りに探したが残念ながらこの木では見つからず。

その代わりに見つかったのは足の長いクモ。
調べると「キンイロエビグモ」の幼体のようだ。
冬季には樹皮の下に袋状の巣を作るようだが、周りに巣は見当たらない。
わら巻を好み、わら巻調査の最優占種だそうだ。キンイロエビグモ0109_1.jpg



















他にも割れ目でじっとしていたガの仲間の幼虫がいた。
見たことがない種で近くにもう一頭。
ヤナギの葉を食草としているのだろうか?
あと少し、寒さに耐えて我慢である。
不明幼虫0109_1.jpg


















2015年1月9日 東京都
クモ目エビグモ科 キンイロエビグモ  EOS70D,EF100mm F2.8L IS/内部ストロボ


オオムラサキ幼虫再び [チョウ目]

毎年オオムラサキが産卵するエノキ。
周りの土が雨で流されて木の根元の位置が高くなってしまっているので、冬の間に落葉が風に飛ばされ春にはすっかりなくなってしまう。
エノキ0109_1.jpg


















さて今年は、幼虫が越冬しているかわずかに残った落ち葉をめくってみた。
数枚めくると、ドンピシャあた~り!
左がオオムラサキ幼虫、右がゴマダラチョウ幼虫、左上はアブの仲間の幼虫。
ゴマダラチョウの幼虫はこんなものだが、オオムラサキの幼虫は結構メタボだ。
いつもはもう少しすっとした体型なのだが、越冬前にたくさん食べたのだろうか?

他にも越冬していると思われるが、落ち葉が飛ばされてしまっては命も絶たれてしまう可能性が高い。
この地域では一昨年、オオムラサキの当たり年とも言われたくさんの成虫が舞う姿が見られたが、昨年は少なかった。
この冬、越冬幼虫が少ないとの声が聞かれるが果たしてどうだろうか?
ここにいる幼虫たちを出来れば救済して、エノキが芽吹く頃に戻してあげられればと思うのだが・・・。
オオムラサキ0109_1.jpg


















2015年1月9日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 オオムラサキ、ゴマダラチョウ

CANON EOS50D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM、EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM

雑木林でトラちゃん発見! [鳥類]

今日も冬越しの虫を探して歩く。
毎冬フユシャクが見られるシデの木だが、今年はまだ1頭も確認できていない。
今日ようやくこの木を囲む木柵でメスを確認した。
ん~、単独で見ると同定が難しいが、時期的に「ウスバフユシャク」あたりだろうか?
フユシャク亜科Inurois属であることは間違いないと思うのだが。ウスモンフユシャク0109_1.jpg



















久しぶりに雑木林の中を歩いたが、これといったものが見当たらない。
「ノリウツギ」の種と枯れた装飾花が目に入った。
冬枯れの林内では、洒落たデザインだ。
noriutugi_1.jpg



























林床から何かが飛び立った。
その先を見ると、なんと今シーズン初見の「トラツグミ」だった。
いつ見ても綺麗な翅の模様にうっとり。
かなり近寄ってもなかなか逃げないが、マクロレンズしか持ち合わせておらず大写しにはできなかったのが残念だ。
トラツグミ0109_1.jpg



























2015年1月9日 東京都
チョウ目シャクガ科 Inurois.sp
バラ目アジサイ科 ノリウツギ
スズメ目ヒタキ科 トラツグミ    EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM


オオカマキリの卵鞘 [カマキリ目]

冬の観察対象の一つにカマキリの卵がある。
ぼくが子どもの頃には、カマキリの卵を卵嚢(らんのう)といったと記憶しているが、今は卵鞘(らんしょう)と呼ぶようだ。
卵嚢は、軟体動物や両生類、クモ類などの卵を包む袋のことで、カマキリやゴキブリの卵を包んでいるのは卵鞘(らんしょう)と呼び分けているようだ。

このカマキリの卵鞘、初冬の頃から探しているのだが今年はなかなか見つからない。
数年来自然観察をされている方からも今年は少ないとの声が聞かれることから定量的なデータはないがそうなのかもしれない。夏から秋にかけて、オオカマキリのメスの成虫は例年と変わらず見かけたのだが・・・。

この日ようやく見つけた卵鞘は、約1.5mとかなり高い位置に産み付けられていた。
オオカマキリ卵しょう0104-1_1.jpg


















カマキリは冬に降る雪の量を予測して産む高さを決めているとの説もある。
この冬見た卵鞘は1m以上のところにあるものが多かったので、この説が正しければこの冬昨年に続いてまたもや大雪に見舞われることになるのだ。
去年の降雪は本当に難儀した。再び同じような状況になると今年は昨年以上に困るので、産む高さと降雪量の関係は関連無しに期待したいところだが、はてさてどうなることやら?
オオカマキリ卵しょう0104_1.jpg


















2015年01月04日 埼玉県
カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

CANON EOS50D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM、EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM

輝く綿毛たち [植物]

真冬のこの時期、咲いている花はサザンカかツバキ、そろそろロウバイがほころびだした。
そんな中、林縁で目にとまる煌びやかで繊細な種。
白い綿毛が陽の光を浴びてまるで宝石の輝きだ。

普段なかなか目にとまらない「テイカカズラ」。
花びらが落ちる時と種が飛んだ時のみ、その存在を知る。
見上げると大木に絡んでいるのが目にとまる。
テイカカズラ0104_1.jpg


















初冬まで花をつけていた「ヤクシソウ」。
黄色い花も綺麗だが、種の時期の美しさも絶品!
ヤクシソウ0304_1.jpg


















キクの仲間は毎秋、花を見ただけではなかなか種が特定できず葉や冠毛で識別するが、長い綿毛をつけているのは「ノコンギク」。ユウガギクやカントウヨメナは冠毛が短く、この時期ほとんど目立たなくなってしまう。
綿毛も綺麗だが、それが飛んで行った後に残された咢も見ていて楽しい。

虫はなかなか見つからないが、今の時期にしか見られない楽しみも色々あるのだ。
ノコンギク0102_1.jpg


















2015年1月4日 東京都
リンドウ目キョウチクトウ科 テイカカズラ
キク目キク科 ヤクシソウ、ノコンギク    EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM