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オオカマキリの卵鞘 [カマキリ目]

冬の観察対象の一つにカマキリの卵がある。
ぼくが子どもの頃には、カマキリの卵を卵嚢(らんのう)といったと記憶しているが、今は卵鞘(らんしょう)と呼ぶようだ。
卵嚢は、軟体動物や両生類、クモ類などの卵を包む袋のことで、カマキリやゴキブリの卵を包んでいるのは卵鞘(らんしょう)と呼び分けているようだ。

このカマキリの卵鞘、初冬の頃から探しているのだが今年はなかなか見つからない。
数年来自然観察をされている方からも今年は少ないとの声が聞かれることから定量的なデータはないがそうなのかもしれない。夏から秋にかけて、オオカマキリのメスの成虫は例年と変わらず見かけたのだが・・・。

この日ようやく見つけた卵鞘は、約1.5mとかなり高い位置に産み付けられていた。
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カマキリは冬に降る雪の量を予測して産む高さを決めているとの説もある。
この冬見た卵鞘は1m以上のところにあるものが多かったので、この説が正しければこの冬昨年に続いてまたもや大雪に見舞われることになるのだ。
去年の降雪は本当に難儀した。再び同じような状況になると今年は昨年以上に困るので、産む高さと降雪量の関係は関連無しに期待したいところだが、はてさてどうなることやら?
オオカマキリ卵しょう0104_1.jpg


















2015年01月04日 埼玉県
カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

CANON EOS50D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM、EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM