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輝く綿毛たち [植物]

真冬のこの時期、咲いている花はサザンカかツバキ、そろそろロウバイがほころびだした。
そんな中、林縁で目にとまる煌びやかで繊細な種。
白い綿毛が陽の光を浴びてまるで宝石の輝きだ。

普段なかなか目にとまらない「テイカカズラ」。
花びらが落ちる時と種が飛んだ時のみ、その存在を知る。
見上げると大木に絡んでいるのが目にとまる。
テイカカズラ0104_1.jpg


















初冬まで花をつけていた「ヤクシソウ」。
黄色い花も綺麗だが、種の時期の美しさも絶品!
ヤクシソウ0304_1.jpg


















キクの仲間は毎秋、花を見ただけではなかなか種が特定できず葉や冠毛で識別するが、長い綿毛をつけているのは「ノコンギク」。ユウガギクやカントウヨメナは冠毛が短く、この時期ほとんど目立たなくなってしまう。
綿毛も綺麗だが、それが飛んで行った後に残された咢も見ていて楽しい。

虫はなかなか見つからないが、今の時期にしか見られない楽しみも色々あるのだ。
ノコンギク0102_1.jpg


















2015年1月4日 東京都
リンドウ目キョウチクトウ科 テイカカズラ
キク目キク科 ヤクシソウ、ノコンギク    EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM