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春を前に ウラギンシジミたち [チョウ目]

昨日と今日も暖かく、定点観察しているあの越冬ウラギンシジミたちが気になった。
昼前、職場の仲間が3匹ともいなくなり一匹が下に落ちて死んでいると伝えてくれた。
早速見に行くと、確かに葉の裏にはいない。
ウラギンシジミ0301-1.JPG



















落ちたチョウに落ち葉をかけておいたとの事で、あちこちの葉を除いていってようやく見つかった。
ウラギンシジミ0301-2.JPG



















3匹のうち一番前にいた一回り大きい個体は右前翅外縁に羽化時に少し伸び切らなかったようなたわみがあったが、これにはないので2番目か3番目の個体だ。
後翅外縁には以前にはなかった左右を貫通する大きな破れが確認できた。
このような破れは捕食者に襲われた時に付く場合が多くビークマークと呼ばれるが、今の時期の捕食者として鳥のしわざと考えて間違いないだろう。そうなるとあと2匹も生存の可能性はまずないだろう。
少し触れただけで足が折れてしまったとこから、数日前に命を落としたものと思われた。
翅表にはオレンジ色の斑がありオスだった。
ウラギンシジミ0301-3.JPG



















ようやく春が来た!とこの3匹が無事越冬を終えることを楽しみにしていたのだが、あと少しというところで・・・。
残念で仕方がない。
最後に見たのは4日前の2月25日だった。
ウラギンシジミ0225.JPG



















2022年3月1日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ

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