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アカガエルたちの産卵 だらだらと [両生類]

谷戸の田んぼを覗いてみた。
丘陵の南側では既にアカガエルたちのオタマジャクシが泳いでいるが、こちらでは比較的新しい卵塊がいくつも見られ孵化しているものはなかった。
やはり北向きで気温が低いのだろうか?
ここで見られるアカガエルはヤマアカガエルとニホンアカガエル。
成体は見れば識別が可能で卵塊もおおむね大丈夫だろうと思っているが、さてこれはどちらだろうと悩んでしまった。一見ヤマと思ったが、ようく見ていると自信が無くなった。
産んでからの時間の経過した状態によって、識別が難しくなる。

今年はカエルたちが一斉に集まってカエル合戦を繰り広げるシーンがほとんど見られず、卵塊の数も少ないように思う。どうやら、だらだらと産卵期の長い春となりそうだ。
ヤマアカガエル卵塊0323.JPG



















すぐそばには「アズマヒキガエル」の紐状の卵塊も見られた。
本来はアカガエルたちが産卵を終え早く生まれた卵が孵化した頃にヒキガエルが産卵に訪れる印象だが、今年はアカガエルの産卵がずれ込んでいる。
アズマヒキガエル0323-1.JPG



















水辺から離れた道脇に一見得体の知れない紐状のものがあった。
これは水から出されたアズマヒキガエルの卵だ。
獣か鳥か、何者かがここまで持ってきたようだ。獣ならアライグマの可能性が高い。
食べられずともこうなっては、可哀想だがこの卵たちに未来はない。
アズマヒキガエル0323-2.JPG



















2022年3月23日 埼玉県 無尾目アカガエル科 ヤマアカガエル?、ヒキガエル科 アズマヒキガエル

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