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職場の灯りに春の蛾たち  [チョウ目]

今日は気温が20℃を超える暖かさで、室内より外にいる方が心地良かった。
この暖かさのお陰か、職場の灯りの居残り蛾がいくつか見られた。
ここの灯りはまだLED化されていないが、この冬はフユシャクを始め集まりが悪くキリガの仲間は全く見られなかった。

昨日、壁にとまっていた「ホソバトガリエダシャク」。
翅色の個体差があるが、この個体はなかなか奇麗な春らしい色合いだった。
ホソバトガリエダシャク0313.JPG



















すぐ近くでは「ウスベニスジナミシャク」の緑色型がいた。
まるで草木の新芽の色のような緑色はまさに春の蛾らしい。
ウスベニスジナミシャク0314.JPG



















昨日高所にいて撮れなかった「アトジロエダシャク」が今日は目線の高さにとまっていた。
昨日と同じ個体かはわからない。
後方の飛行機の垂直尾翼の様なものが特徴だが、いったい何の役割があるのだろうか?
アトジロエダシャク0314.JPG



















壁の小さなクモの巣には「ウスバフユシャク」と思われる蛾が餌食となっていた。
出現時期を敵の少ない冬に特化したが、それでも鳥やクモ、サシガメなどは脅威だ。
それでも、冬以外の季節よりは危険が少ないのだろう。
フユシャクの季節もそろそろ終わり、今年は今までで最も見た種が少ない年になりそうだ。
やはり間違いなく照明のLED化の影響は大きい・・・。

明日は3回目のコロナワクチンの接種なので、今日は早めに寝るとしよう。
ウスバフユシャク0314.JPG



















2022年3月14-15日 東京都 チョウ目シャクガ科 ホソバトガリエダシャク、ウスベニスジナミシャク、アトジロエダシャク、ウスバフユシャク

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