ああっ!暑くって集中力が・・・ [季節]
昨日の休み、先週なかなかレアな虫が見つかり標本にする前に生態写真を撮りたいので待ってとメモを残していて、カメラを持って職場に行ったら何と既に標本にされていた。はぁ・・・
※聞いたところこの前日に死んでしまったので標本にしたそうだった。
昨年こんな虫を見つけたら写真を撮って採集してと話をしたそれほど虫に詳しくない新人が何とその虫を見つけたのだが、写真は撮ったが採集せず後から探したがついに見つからなかった。
今年も昨年見つけたその同僚が何と再び発見、今度は採集し、でかした!よくやった!なのだった。
この10年ずっと探してきたが見つけられなかった種なので嬉しいやら自分が見つけられず悔しいやら・・・である。そのうちどこかに短報を投稿するかも。
折角なので、田んぼを一巡り。
オニグルミでは前に見つけたスズメガ幼虫は見つからず、いたのは「アオドウガネ」だった。
元来南方種のようだが今ではあちこちで見られるようになった。
歩いていると黒い大きなアゲハが目の前を飛んで林縁にとまった。
久しぶりに見る「ナガサキアゲハ」だった。
この日は60mmマクロレンズしか持っていなかったので遠目に1枚撮りそっと忍び足で近づくも、やはり飛ばれてしまった。
なので、トリミングした遠目の1枚を。
翅の輝くシックな緑色が美しかった。
今年は適度の雨量で、田んぼは潤い稲がすくすくと育っていた。
しかし暑さは厳しいもので、探せばあちこちに虫がいるのだろうが探す集中力は全く無くなっていた。
上の写真中央下左寄りにあるクモの巣。
「ナガコガネグモ」の幼体だろう。
なかなかいい場所に巣を張ったもので、恐らく畔を人が歩くとイナゴたちが飛んで次々にかかるだろうな。
田んぼ脇のヨシの葉裏に「ヤホシホソマダラ」の幼虫を見つけた。
イネ科につくと聞いているが、今までススキでしか見たことが無くヨシでは初めてのように思う。
ここで暑さにギブアップ、そそくさとfieldを後にしたのであった。
2021年8月4日 東京都 コウチュウ目コガネムシ科 アオドウガネ、チョウ目アゲハチョウ科 ナガサキアゲハ、マダラガ科 ヤホシホソマダラ
※聞いたところこの前日に死んでしまったので標本にしたそうだった。
昨年こんな虫を見つけたら写真を撮って採集してと話をしたそれほど虫に詳しくない新人が何とその虫を見つけたのだが、写真は撮ったが採集せず後から探したがついに見つからなかった。
今年も昨年見つけたその同僚が何と再び発見、今度は採集し、でかした!よくやった!なのだった。
この10年ずっと探してきたが見つけられなかった種なので嬉しいやら自分が見つけられず悔しいやら・・・である。そのうちどこかに短報を投稿するかも。
折角なので、田んぼを一巡り。
オニグルミでは前に見つけたスズメガ幼虫は見つからず、いたのは「アオドウガネ」だった。
元来南方種のようだが今ではあちこちで見られるようになった。
歩いていると黒い大きなアゲハが目の前を飛んで林縁にとまった。
久しぶりに見る「ナガサキアゲハ」だった。
この日は60mmマクロレンズしか持っていなかったので遠目に1枚撮りそっと忍び足で近づくも、やはり飛ばれてしまった。
なので、トリミングした遠目の1枚を。
翅の輝くシックな緑色が美しかった。
今年は適度の雨量で、田んぼは潤い稲がすくすくと育っていた。
しかし暑さは厳しいもので、探せばあちこちに虫がいるのだろうが探す集中力は全く無くなっていた。
上の写真中央下左寄りにあるクモの巣。
「ナガコガネグモ」の幼体だろう。
なかなかいい場所に巣を張ったもので、恐らく畔を人が歩くとイナゴたちが飛んで次々にかかるだろうな。
田んぼ脇のヨシの葉裏に「ヤホシホソマダラ」の幼虫を見つけた。
イネ科につくと聞いているが、今までススキでしか見たことが無くヨシでは初めてのように思う。
ここで暑さにギブアップ、そそくさとfieldを後にしたのであった。
2021年8月4日 東京都 コウチュウ目コガネムシ科 アオドウガネ、チョウ目アゲハチョウ科 ナガサキアゲハ、マダラガ科 ヤホシホソマダラ
2021-08-05 21:57
nice!(0)
ヒグラシに襲い掛かるもの [カメムシ目]
今日は埼玉県西部の山中でお仕事。
日向なのでとにかく暑く、汗だくになった。
時折日が陰るとすぐ脇の林から「ヒグラシ」たちの合唱が聞こえてきて、少しは暑さが和らいだ。
休憩中、目の前を低く何かお尻がもじゃもじゃしたものが飛んで近くに着地した。
今までに見たことの無い生き物で、一瞬見えたあの姿何なのか?
気になって着地点を見ると何とそれはヒグラシのメスのお尻に食らいついたクモだった。
木にとまっていたヒグラシのメスにクモが襲い掛かってお尻の先ちょうど産卵管のある部分に食らいつき、ヒグラシが驚いて飛んだようだ。
一瞬見えたお尻のもじゃもじゃしたものはクモの脚だったようだ。
この後、ヒグラシがあまりに暴れたのでクモは逃げて行った。
少しの間動いていたヒグラシは数分後には毒が回ったのか全く動かなくなり死んでしまった。
少しすると目の前にあのクモがひょっこり現れた。
色、模様、大きさから「スジアカハシリグモ」かもしれない。
ヒグラシが飛んで来た林の方へ帰って行った。
もともと自分がいた場所を覚えているのだろうか?
次に現れたのは、口にクモを咥えて引きずり歩くハチだった。
クモを専門に狩るハチで巣でクモに卵を産み付け幼虫の餌とするのだろう。
それにしても後ろ向きに引きずって歩いてよく自分の巣穴がわかるなぁといつも感心する。
クモも狩ったり狩られたりと生き抜くためには厳しい世界だ。
空にはハチを好んで食べる「ハチクマ」が飛んでいた。
丘陵では渡りの時期に通過する姿を見られるだけだが、この辺りでは繁殖しているのだろう。
2021年8月3日 埼玉県(丘陵外) カメムシ目セミ科 ヒグラシ、クモ目 キシダグモ科 スジアカハシリグモ?、タカ目タカ科 ハチクマ
日向なのでとにかく暑く、汗だくになった。
時折日が陰るとすぐ脇の林から「ヒグラシ」たちの合唱が聞こえてきて、少しは暑さが和らいだ。
休憩中、目の前を低く何かお尻がもじゃもじゃしたものが飛んで近くに着地した。
今までに見たことの無い生き物で、一瞬見えたあの姿何なのか?
気になって着地点を見ると何とそれはヒグラシのメスのお尻に食らいついたクモだった。
木にとまっていたヒグラシのメスにクモが襲い掛かってお尻の先ちょうど産卵管のある部分に食らいつき、ヒグラシが驚いて飛んだようだ。
一瞬見えたお尻のもじゃもじゃしたものはクモの脚だったようだ。
この後、ヒグラシがあまりに暴れたのでクモは逃げて行った。
少しの間動いていたヒグラシは数分後には毒が回ったのか全く動かなくなり死んでしまった。
少しすると目の前にあのクモがひょっこり現れた。
色、模様、大きさから「スジアカハシリグモ」かもしれない。
ヒグラシが飛んで来た林の方へ帰って行った。
もともと自分がいた場所を覚えているのだろうか?
次に現れたのは、口にクモを咥えて引きずり歩くハチだった。
クモを専門に狩るハチで巣でクモに卵を産み付け幼虫の餌とするのだろう。
それにしても後ろ向きに引きずって歩いてよく自分の巣穴がわかるなぁといつも感心する。
クモも狩ったり狩られたりと生き抜くためには厳しい世界だ。
空にはハチを好んで食べる「ハチクマ」が飛んでいた。
丘陵では渡りの時期に通過する姿を見られるだけだが、この辺りでは繁殖しているのだろう。
2021年8月3日 埼玉県(丘陵外) カメムシ目セミ科 ヒグラシ、クモ目 キシダグモ科 スジアカハシリグモ?、タカ目タカ科 ハチクマ
2021-08-03 22:28
nice!(1)
顔が黄色いツチバチ アカスジツチバチか?
足元の草に黒いハチが飛んで来た。
黒い体に腹部に黄色の斑が見えたのでキオビツチバチかなと思ったのだが、顔が黄色いのでアカスジツチバチだろうと写真を撮った。
調べるとアカスジは顔の黄色い部分が単眼の下までで、このハチはさらにその後方までが黄色い。
プロレスのマスクマンのようにも見えてちょっと面白い。
同じようなのがいないかnetで調べていると大阪で見つかった外来種のワタナベツチバチに頭の黄色い模様が少し似ているが、腹部に黄色い帯があるので違うようだ。
さて、これはアカスジツチバチなのだろうか?
2021年7月11日 東京都 ハチ目ツチバチ科 アカスジツチバチ?
黒い体に腹部に黄色の斑が見えたのでキオビツチバチかなと思ったのだが、顔が黄色いのでアカスジツチバチだろうと写真を撮った。
調べるとアカスジは顔の黄色い部分が単眼の下までで、このハチはさらにその後方までが黄色い。
プロレスのマスクマンのようにも見えてちょっと面白い。
同じようなのがいないかnetで調べていると大阪で見つかった外来種のワタナベツチバチに頭の黄色い模様が少し似ているが、腹部に黄色い帯があるので違うようだ。
さて、これはアカスジツチバチなのだろうか?
2021年7月11日 東京都 ハチ目ツチバチ科 アカスジツチバチ?
2021-08-02 21:08
nice!(1)
意外に大きかったツマキシャチホコ [チョウ目]
朝、職場のゴミ袋で「ツマキシャチホコ」を見つけた。
ツマキシャチホコは止まっていると小枝と見間違うほどの擬態の名手だ。
まだ翅が奇麗な個体でちょっとほくそえんでしまった。
他の誰も、これには気付いていまい・・・。
当然、職場でそんなことに注視しているのは僕だけなのだ。
それにしても今まで見たツマキシャチホコの中では最大級の大きさだ。
この仲間には似た種が4種、ツマキとムクツマキ、タカサゴツマキ、クロツマキがいる。
ひょっとしたら他の種かと念入りに撮っておいた。
ポイントは前翅翅端のクリーム色の斑の形状と内側の縁取りの色、前翅外縁の縁取りの色、前翅内縁2か所の黒斑の有無、前翅外縁中ほどの白斑の明瞭さなどだ。
全てをチェックするとこの個体は「ツマキシャチホコ」だった。
調べるとオスメスもあるだろうが、大きさには差があり最大で翅を開いた長さは75mm。
なるほど納得である。
2021年8月1日 東京都 チョウ目シャチホコガ科 ツマキシャチホコ
ツマキシャチホコは止まっていると小枝と見間違うほどの擬態の名手だ。
まだ翅が奇麗な個体でちょっとほくそえんでしまった。
他の誰も、これには気付いていまい・・・。
当然、職場でそんなことに注視しているのは僕だけなのだ。
それにしても今まで見たツマキシャチホコの中では最大級の大きさだ。
この仲間には似た種が4種、ツマキとムクツマキ、タカサゴツマキ、クロツマキがいる。
ひょっとしたら他の種かと念入りに撮っておいた。
ポイントは前翅翅端のクリーム色の斑の形状と内側の縁取りの色、前翅外縁の縁取りの色、前翅内縁2か所の黒斑の有無、前翅外縁中ほどの白斑の明瞭さなどだ。
全てをチェックするとこの個体は「ツマキシャチホコ」だった。
調べるとオスメスもあるだろうが、大きさには差があり最大で翅を開いた長さは75mm。
なるほど納得である。
2021年8月1日 東京都 チョウ目シャチホコガ科 ツマキシャチホコ
2021-08-01 21:21
nice!(1)