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ヤブキリの脚と背中が黒い黒化型 [バッタ目]

昨日、朝職場の外壁にとまっていた樹上性のキリギリスの仲間の「ヤブキリ」。
普通のヤブキリは全身が緑色だが、時折このような脚と背中が黒い黒化型が見られる。
ヤブキリ0618-1_1.jpg



















緑色に黒が入ることで精悍な姿に見える。

昨日、今年初めて鳴き声を聞いた。
ヤブキリ0618-2.JPG



















今日はニイニイゼミの初鳴きを聞いて、いよいよ夏が来るなぁとしみじみ思った。

このところ以前からのクビキリギスやニイニイゼミの鳴き声のような耳鳴りがひどくなってきて、昼間はあまり気にならないが夜周りが静かになると気になってしまう。
最近、fbでやたら耳鳴りの広告が出るのが何ともタイムリーでちょっと怖い!
ヤブキリ0618-3.JPG



















2023年6月18日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヤブキリ

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久しぶりにミスジチョウ [チョウ目]

林内の石畳の道を歩いていると、目の前から2頭のチョウが飛びあがった。
1頭はイチモンジチョウだったが、もう1頭はコミスジ似だがイチモンジチョウよりも大きい。
イチモンジチョウの方はひょっとしてアサマイチモンジではと気になりながらも、もう1頭に目がいった。
どうやら道の上に死んでいたムカデに集まっていたようで、大きい方がイチモンジチョウをけん制して降りた。
ミスジチョウ0617-1.JPG



















開いた翅表を見ると、翅が少し傷んでいるがやはり「ミスジチョウ」だった。
ミスジチョウはコミスジに似ているが、大きく前翅表の横の白帯が1本でコミスジは端で2つに分離する。
コミスジの幼虫の食草はフジやクズなどだが、ミスジチョウはカエデ科だ。
それにしてもムカデの死体は乾燥しているようだが、吸える何かがあるのかと不思議に思う。
ミスジチョウ0617-1a.JPG



















丘陵で見られるのはそう多くはなく、東京都のレッドリストではこの地域で準絶滅危惧に指定されている。
後で調べるとアサマイチモンジは絶滅危惧ⅠA類で稀少度が高かった。
もう一頭はアサマイチモンジだったろうか?
ミスジチョウ0617-2.JPG



















2023年6月17日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 ミスジチョウ

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雨 ぴっちぴっち ちゃっぷちゃっぷ らんらんらん♪と喜んでいるのは [季節]

今日は仕事で丘陵を歩いていたら、朝晴れていたのに突然黒い雲が湧き出て雷鳴が響いた。
暫くすると小雨が降り出し、自然と歩く足が速くなった。
心配をよそに雷が落ちることも雨に降られることもなかったのは有り難い。
とにかく雷は大の苦手、避難する場所が無いのが最低である。
午後からは晴れて30℃を超える蒸し暑さとなった。

梅雨に入って雨が続いていたが、そんな雨を喜んでいる者たちがいた。
田植えが済んだ田んぼ脇のオギの葉の上にいた「シュレーゲルアオガエル」。
体が小さくまだ若い個体のようだった。
田んぼから鳴き声が響いていたが、そこに参加しなくていいのか?
シュレーゲルアオガエル0611-1.JPG



















すぐ隣の葉にも同じくらいの大きさのがいた。
まさか兄弟ではあるまいが。
シュレーゲルアオガエル0611-2.JPG



















葉の隙間から田んぼの方の様子をうかがっていたのが何とも可愛い!
シュレーゲルアオガエル0611-3.JPG



















足元では大きなカタツムリが。
雨が好き!  なんだろう。

晴れた日はあまり見無いが、雨の日は姿をよく見掛ける。
この日、多くのカタツムリを見たが唯一の「ヒダリマキマイマイ」だった。
親指を外にして両手をグー、この殻の向きと比較して右手と同じならミスジマイマイ他数種、左手と同じならヒダリマキマイマイ。
見られるのは圧倒的にミスジマイマイで、ヒダリマキマイマイに出会うのは本当に少ない。

正直、雨は好きではないのだが、水の流れや雨宿りしている虫、雨が好きな生き物たちに出会えるのは嬉しいものだ!
ヒダリマキマイマイ0611.JPG



















2023年6月11日 東京都 無尾目アオガエル科 シュレーゲルアオガエル、有肺目ナンバンマイマイ科 ヒダリマキマイマイ

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今年初見のカブクワたち [コウチュウ目]

先日、仕事でトイレを見に行ったら「カブトムシ」の立派なオスがひっくり返っていた。
死んでいるのかと触ると動いたので、近くのクヌギにとまらせた。
夜に灯りに来たのだろうが、ひっくり返ってどれくらいの間起き上がれないでいたのだろうか?
カブトムシ0610.JPG



















この日、別のトイレの入り口で「ノコギリクワガタ」のオスを見つけた。
子供の頃水牛と呼んでいた立派な大顎のある個体だが、片方が無い。
右側の顎も自ら自由に動かせないようで、どうしてこんな状態になったのか?
ここでは踏まれるので近くのコナラに移動させた。
ノコギリクワガタ0610.JPG



















そして今日、最初のカブトムシがいたトイレの横で職場の同僚が地面にコクワガタのメスがいると教えてくれた。
見ると赤く艶やかな「ノコギリクワガタ」のメスだった。
雨で水を纏っているのもあるが、それはそれは美しかった!

一昨日、玄関に「コクワガタ」のメスがいた。
折角なので家にお招きして、残り最後のゼリーを召し上がっていただいた。
すると、今日帰ってもまだゼリーに顔を突っ込んでいた。
一体どれだけ~ お腹が空いていたのだろう。
写真を撮ったら、近くの神社に放してこよう(^^♪
このコクワのメスは次回に。
ノコギリクワガタ0615.JPG



















2023年6月10,15日 東京都、埼玉県 コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ、クワガタムシ科 ノコギリクワガタ

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これは何? [バッタ目]

ゼフィルスでもいないかと樹上を見上げていると、目線より高い葉上に何やら変な生き物を見つけた。
真上に突き出た細く長い棒のようなものが特徴的。
ヤブキリ0608-1.JPG



















一瞬、頭の中がぐるぐるぐる・・・ チン!
すぐに答えが出た。
ヤブキリ0608-2.JPG



















樹上で生活するキリギリスの仲間の「ヤブキリ」のメスの幼虫だ。
細く長いものは産卵管、最近は産卵器というのか。
もうあちこちで成虫が見られるようになってきたヤブキリなので、この幼虫も間もなくだろう。

今日住民票が必要で、今話題のマイナカードを持って近所のコンビニに行った。
操作は簡単、すぐに住民票を得ることが出来た。
以前は市役所やその出先機関まで行かなければならかったので、コンビニで済むならとても便利だ。
保険証番号や紐付けた口座などが間違っていないことは既に確認済みで、今回自分の住民票が取得出来て安心した。
住民票が必要なことはそうそうないのだが・・・
ヤブキリ0608-3.JPG



















2023年6月8日 東京都 バッタ目、キリギリス科 ヤブキリ

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稀なトゲアリ [ハチ目]

fieldで足元を見ると歩いているアリがたいがい見つかるだろう。
アリといえば自然への興味の第1歩、小さい子供たちはアリさんに興味マシマシだ!
よく見るアリは、クロヤマアリ、クロクサアリ、クロオオアリ、アミメアリ、アーケードを作るトビイロケアリなど以外にもとにかく多くの種類がいる。
その多さは文一出版で「アリハンドブック」が出版されている事からもわかる。以前に買ったと思ったが見当たらないがどこにいったか?

この辺りで見られるアリの中に胸の赤いアリが2種類いる。
一種は比較的よく見掛ける名の通り胸が赤いムネアカオオアリで、撮ってあると思っていたが写真が見つからず撮っていなかったかも。実はハンドブックも・・・

もう1種は、やはり胸が赤くカールした鋭い棘を持つ「トゲアリ」で見られるのは稀だ。
先日記事にした林内のヒノキの根元の巣をもう一度見に行った。
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相変わらず多くの働きアリが出入りしていた。
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前回は小さな土の粒を運び出すものが多かったが、この日はそれはあまり見らない。
この個体が咥えていたものは何だか細長く土ではなさそうだ。
トゲアリ0608-3.JPG



















こちらが咥えているのは虫の翅?、植物の種?
トゲアリ0608-4.JPG



















これからも巣の増築は続くだろうからその時は土を運搬する働きアリが多く見られるのだろうが、今は増築は一旦休止で餌の残骸や要らなくなった物を捨てに行く働きアリがが多いのかもしれない。
それにしてもこの胸の棘の造詣は何て素晴らしい!
時々様子を見に行こう!
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2023年6月8日 東京都 ハチ目アリ科 トゲアリ

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ヤブキリ幼虫やお腹の大きなニホンカナヘビ [季節]

久しぶりに歩くと色々な発見がある。
鮮やかな赤い色の実。
「ニガイチゴ」の実が熟していた。
とてもおいしそうだが、まだ食べたことは無い!
ニガイチゴ0608.JPG



















葉上には樹上性のキリギリスの仲間、「ヤブキリ」の幼虫がいた。
背中の翅も大きく間もなく成虫に変身するだろう。
小さな頃は花の上で花粉を食べていたが、いよいよセミを襲うほど獰猛になる。
ヤブキリ0608.JPG



















園路脇の竹の柵の上にいたのはお腹の大きな「ニホンカナヘビ」のお母さん。
次の世代に繋ぐ卵を身ごもっているのだろう。
ニホンカナヘビ0608-1.JPG



















正面から見ると・・・、なかなか優しくも凛々しい!
ニホンカナヘビ0608-2.JPG



















小川沿いには丘陵では知る限りここにしかない「クララ」の花が咲いていた。
毎年、これを見るとハイジの声が聞こえてくる!
クララ~♪
今年も声が・・・
希少種のオオルリシジミの食草でもあるが、残念ながらここでその姿が見られることは無い。
クララ0608.JPG



















2023年6月8日 東京都 バラ目バラ科 ニガイチゴ、バッタ目キリギリス科 ヤブキリ、有隣目カナヘビ科 ニホンカナヘビ、マメ目マメ科 クララ

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クリの花のレストランに メスグロヒョウモン [チョウ目]

独特の香りを放つクリの花のレストランがオープンしていた。
何か来ないかと待っていると、葉上に「ウラナミアカシジミ」がいた。
この日、季節柄ゼフィルスを探していたが全く見つからず、最後に立ち寄ったクリの花でようやく出会った。
アカシジミも高所の花影にいたが、撮れずに飛んでしまった。
白っぽいチョウが飛んでミズイロオナガシジミかと思ったら、残念ルリシジミだった。
ここでお会いした知人が、ハンノキ林でミドリシジミがいたと教えてくれた。
ウラナミアカシジミ0608.JPG



















暫くすると鮮やかなオレンジ色のヒョウモンチョウが花の周りを素早く飛んだ。
メスグロのオスかなぁととまるを待って撮った。
やはり「メスグロヒョウモン」のオスだった。
メスグロヒョウモン0608-1.JPG



















名前の通りメスは黒い翅をしているが、オスは鮮やかオレンジ色。
一時、メスの姿を見つけたが、すぐにいなくなってしまい撮れずじまい。
このチョウは東京都のレッドリストでこの地区では準絶滅危惧種に指定されている希少種だ。
メスグロヒョウモン0608-2.JPG



















2頭のオスが蜜を求めて飛び交っていた。
ミドリヒョウモンも期待したが現れず。
例年に比べると、他のチョウの来客も少ないこの日のレストラン。
メスグロヒョウモン0608-3.JPG



















そんな中、「ナミアゲハ」は今年もやって来ていた。
※ご指摘をいただき「キアゲハ」に訂正します。
レストランの閉店まであと僅か、天候は期待できそうにないけれどどれだけのお客がやって来るだろう?
ナミアゲハ0608.JPG



















2023年6月8日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ウラナミアカシジミ、タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、アゲハチョウ科 キアゲハ

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赤 黄 青のカミキリムシ+モドキ [コウチュウ目]

関東地方も今日いよいよ梅雨入りしたようだ。
午前中青空が出ていたので久しぶりにfieldに行くと、クリの花が咲いて独特な香りが漂っていた。
花を見ていると高所の赤が目にとまった。
毎年、クリの花の常連の赤い「ベニカミキリ」。
幼虫は竹の内部を食べて育つので近くの竹林で発生したのだろう。
ベニカミキリ0608.JPG



















目の高さの花にはこちらも常連の黄色い「キイロトラカミキリ」がいた。
黄色地に黒の模様が美しい!
交尾をしたものなど5頭ほどが同じ枝にいて動き回っていたが、中でもこの個体は食べるのに夢中で比較的撮りやすかった。
キイロトラカミキリ0608.JPG



















クリの隣にあるオニグルミの葉裏を見ていると青いのがいた。
自然界の青は緑を指すことが多い。
一見カミキリムシのようだがそっくりさんで、カミキリモドキ科に属する「アオカミキリモドキ」。
この仲間は危険を感じると後ろ脚の関節から毒を出し、触れると痛みを伴う水膨れになるので注意が必要。
これに似た種にカトウカミキリモドキがいるが、身体が大きく脚全体がオレンジ色でアオカミキリモドキは脚の脛節から先が黒いので区別できる。
中学生の頃、この仲間のツマグロカミキリモドキを肘の内側に置いて思いっきり腕を曲げて水ぶくれが出来なければ勝ちというゲームが流行ったのが思い出される。今ではとてもやる勇気はない。
アオカミキリモドキ0608.JPG





























2023年6月8日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ベニカミキリ、キイロトラカミキリ、カミキリモドキ科 アオカミキリモドキ

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何でこの虫はこんなに獰猛なのだろう? [バッタ目]

今日は埼玉県のfieldで昆虫類調査。
ターゲットは何とかget出来たが、その他概ねいまいちで種数は少ない。
先日の台風による大雨の影響だろうか?

ある虫を探してコナラの実生の枝をたたいていたら、何かが落ちてきた。
おや、何だろう?
落ちた場所を見て見ると、ふん~
悪魔だった!
コロギス0607-1.JPG



















今までの経験からもこのバッタ類を見ると、非常にナーバスになる。
おおむね出会った個体はみな同じ行動をとるのだが、やはりこの個体もそうなのだろうか?
振り向きやはりこちらを睨んで翅を立てていた。
コロギス0607-2.JPG



















カメラを近づけると、こちらに飛んできて大顎を開き威嚇してきた。
どんなに大きな相手だろうと牙をむいて向かってくるこの獰猛さには本当に恐怖を感じる!
昆虫の中で恐怖を感じるのはスズメバチの仲間と、この「コロギス」くらいだ。
はなはだ疑問である!
コロギス0607-3.JPG



















2023年6月7日 埼玉県(丘陵外) バッタ目コロギス科 コロギス

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