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6月中旬の花と虫 [季節]

6月中旬に撮って紹介していないいくつかをお蔵入りになる前に。

このところ、セセリチョウの仲間の「オオチャバネセセリ」がよく見られた。
東京都のこの地域では準絶滅危惧種。
それ以外のセセリチョウが少ないのが気になる。
オオチャバネセセリ0616.JPG



















例年花が見られる場所で、今年も「ウマノスズクサ」が開花していた。
花としては何とも面白い形!
この種は絶滅危惧Ⅱ類。
ウマノスズクサ0617.JPG



















ウマノスズクサといえばこの植物を食草とする「ジャコウアゲハ」。
いくつかの葉には幼虫が見つかった。
無事、チョウになって飛び立ってくれればいいのだが敵は多い・・・
ジャコウアゲハ0617.JPG



















湿地で小さな淡い紫色の花をたくさん咲かせていた「チゴザサ」。
意外と目立たないので気にしていなければ、咲いているのを見過ごしてしまう。
チゴザサで以前カヤネズミが営巣していたが、ここ数年巣が見つかっておらず気になっている。
チゴザサ0617.JPG



















林縁では「ナガバノコウヤボウキ」が咲き始めていた。
近縁種のコウヤボウキより名の通り葉の形が細長く、コウヤボウキは枝先に花をつけるがこの種は枝先だけでなく葉腋にも花をつける。また、コウヤボウキよりも早く開花する。

ナガバノコウヤボウキ0617.JPG



















いくつかあるアワブキの葉には「スミナガシ」の幼虫の巣があった。
ようく見ると葉が食べられた葉脈に小さな幼虫を見つけた。
今年はまだ成虫を見ていないので、この夏見たいチョウの一つだ。
スミナガシ0617.JPG




















2023年6月16-17日 東京都 チョウ目セセリチョウ科 オオチャバネセセリ、アゲハチョウ科 ジャコウアゲハ、タテハチョウ科 スミナガシ、コショウ目ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ科、イネ目イネ科 チゴザサ、キク目キク科 ナガバノコウヤボウキ

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