SSブログ

昨日は暖かかったのに今日は一転! [季節]

昨日はとても暖かく歩いているとあちこちでチョウたちが姿を見せてくれた。
枝先にとまっていたのは「ヤマトシジミ」。
まだ体が温まっていないのかじっとしていた。
もうじきかな?
ヤマトシジミ1204.JPG






















林内ではピンクに白の筋が入った「ウグイスカグラ」の花を見つけた。
本来の花期は春先だが、今頃からぽつぽつ咲き始める。
狂い咲きなどと表現されるが、あまり好きではない。
返り咲きなどの方がしっくりくる。この場合フライング咲きとも言えるかな。
ウグイスカグラ1204.JPG



















歩く先にいくつもの「ムラサキシジミ」たちが舞い降りる。
何で?
一番きれいに見えたのはこのメスだった。
もう越冬体制に入っているだろうが、こうも暖かかったら陽の光を浴びたいだろうな。
ムラサキシジミ1204.JPG



















今年は見る機会が少なかった「ベニシジミ」を陽だまりで。
キツネノマゴの花で吸密していた。
ベニシジミ1204.JPG



















掲示板の板面で「コカマキリ」の卵鞘を見つけた。
こんなところに産んでいたかと写真を撮って帰って見たら、既に孵化した昨年のものだった。
いやはや、老眼でメガネをかけなければ見えないというのもつくづく不便である。
来年は年男で還暦、あちこち具合も悪くなるのは致し方ないか・・・。

それにしても昨日とうってかわって、天気予報通り今日は真冬の寒さとなった。
コカマキリ卵鞘1204.JPG



















2022年12月4日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ヤマトシジミ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、カマキリ目カマキリ科 コカマキリ

nice!(0) 

今シーズン2種目のフユシャクは [チョウ目]

11月終わりに職場の壁にとまっていたのは大型のシャクガ科の「カバエダシャク」だった。

今頃から年内は見られるだろうか。よくもLEDの灯りに来てくれたと有難い!
幼虫は広食性でバラ科、ブナ科、ヤナギ科、モクセイ科他色々食べるようだ。
カバエダシャク1127.JPG



















今シーズン1種目のフユシャクはクロスジフユエダシャクで、今も昼にオスの飛ぶ姿が多く見られる。
さて次は何だろうかと昨日トイレを見て回ると、高い天井にとまっていた「チャバネフユエダシャク」のオス。
画質が悪くて見苦しいが、とりあえず備忘録として。
メスの体色は白黒でホルスタインだとか怪獣のエレキングだとか、雑木林の貴婦人だとか異名は様々。
ぜひ見たいのだがまだ今シーズンは見つけられていない。これからだろう。
チャバネフユエダシャク1203.JPG



















別のトイレでは「クロオビフユナミシャク」のオスがいくつも壁にとまっていた。
1年ぶりの出会いで、これ誰だっけ?って 年々記憶が薄れている・・・
クロオビフユナミシャク1203.JPG



















今日もヌルデの幹にとまっているのを見つけた。
トイレの壁というのも定位置だが、やはりこの方がいいかなぁ。
この2種共に昨年は11月30日に確認しているのでほぼ昨年並みだろう。
クロオビフユナミシャク1204.JPG



















ある虫を探してアラカシの葉をめくっていて見つけたフユシャク?
と一瞬思ったが、いやいや、「ナカオビアキナミシャク」だった。
一見今の時期に現れるフユシャクのようだが、フユシャクと呼ばれるのは初冬から現れメスに翅が無いかあっても小さく飛べない種であり、ナカオビアキナミシャクのメスにはオスと同様大きな翅があるのでフユシャクではないのだ。
ややこしいが、この種を見るとフユシャク同様いよいよ冬かと季節を感じる。
ナカオビアキナミシャク1203.JPG



















2022年12月3-4日 東京都 チョウ目シャクガ科 チャバネフユエダシャク、クロオビフユナミシャク、ナカオビアキナミシャク

nice!(0) 

ゴンズイノフクレアブラムシとヒラタアブの仲間の幼虫 [カメムシ目]

若いゴンズイの茎にたくさんのアブラムシたちがいた。
「ゴンズイノフクレアブラムシ」だ。
この辺りでは初夏から夏にはノカンゾウやヤブカンゾウなどに付き、秋から春にはゴンズイに寄生植物を変えて生活する、「キスゲフクレアブラムシ」とも言われる。
なので今の時期はこうしてゴンズイにみっしりと付いているのだ。
ゴンズイノフクレアブラムシ1202-1.JPG



















アブラムシの仲間は初夏から秋はメスのみで単為生殖し卵ではなく子供を産んで子孫を増やすが、秋から冬には翅のあるオスが現れて飛んで分布を広げるとともにメスは産卵して卵で越冬するらしい。
ゴンズイノフクレアブラムシは夏にも秋から冬にも有翅型が出るようだが、オスかメスか両方なのかちょっと調べたがよくわからない。この日もいくつか翅のあるものがいた。
ゴンズイノフクレアブラムシ1202-2.JPG



















そんなアブラムシたちの群れの中に、平べったいイモムシのような虫がいた。
アブラムシを食べて成長するヒラタアブの仲間の幼虫だろう。
ヒラタアブの仲間の幼虫1202-1.JPG



















アブラムシにとっては天敵で動きの遅い彼らはなすすべがない。
弱い生き物たちは、そのため数を増やして子孫を繋いでいる。
ヒラタアブの仲間の幼虫1202-2.JPG



















2022年12月2日 東京都 カメムシ目アブラムシ科 ゴンズイノフクレアブラムシ(キスゲフクレアブラムシ)、ハエ目ヒラタアブ科の一種

nice!(0) 

オオムラサキの蛹殻?

道脇にあるエノキの実生の枝先に何かいないか見ていた。
このエノキはここで観察を始めた頃はまだ小さかったが、今では高さは6mほどまで大きくなった。
目の高さくらいの枝にチョウの蛹の殻があった。
アカボシゴマダラかと思ったが、普段見るそれよりも大きい。
腹部背面とその突起の形状を見ると「オオムラサキ」のように見える。
ゴマダラチョウも似ているが、腹部の背面形状が奇麗な円弧を描いているのでやはりオオムラサキではないだろうか?
オオムラサキは普通大きなエノキを好むのだが・・・。
蛹殻は中央で裂けている事から鳥に襲われたのだろう。
オオムラサキ蛹1202-1.JPG



















蛹の殻は今年のものだと思われるが、葉が繁っているとなかなか見付けるのは難しい。
エノキの成長は早いなぁとつくづく思うのであった。
オオムラサキ蛹1202-2.JPG





























2022年12月2日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 オオムラサキ? バラ目アサ科 エノキ

nice!(1) 

初見のモズのはやにえ [鳥類]

あっという間に12月になってしまった。
年を取るごとに1年がつくづく早い。
来年は、信じがたいが一般的にはいわゆる赤いちゃんちゃんこを着る年。
はぁ・・ 

8日連勤後ようやくの休みで、今朝はゆっくり起きた。
昨日の寒さで寝る前に掛け布団を羽毛に替えたのだが、起きた時にとても暖かいのでやっぱり羽毛布団はいいなぁと思ったのだがふと見るとエアコンが付いていた。
寝る時に1時間切タイマーにしたはずが・・・。暖かいのは羽毛布団のお陰ではなかった。
この布団は29歳の時仕事で東京に赴任してきた際に以前勤めていた会社の後輩から買ったもので、かなり高価でもう30年使っている。その頃は横浜に住んでいて当時あった二子多摩川店から発送してくれたと記憶している。今はその会社は無くなってしまった。
恐らく中の羽毛は原形をとどめていないと思われるが、まぁ暖かいのでもう少し使おうか。

午前中は色々たまっていたことを片付けて、午後からfieldへ。
川のほとりのジャヤナギの幹にはこの冬も「ヨコヅナサシガメ」の幼虫たちが越冬準備に入っていた。
もうずーっとこのヤナギにはヨコヅナサシガメが居ついていて、ほぼ同じ場所で毎年幼虫たちが越冬しているのだ。今日見たこの幼虫たちは過去に見てきたサシガメたちの子孫なのだろう。
ヨコヅナサシガメ1202.JPG



















今日のお目当てはモズのはやにえ。
10月に入ってモズの高鳴きが聞かれるようになり、以降毎年はやにえがあるウメの木を頻繁に見ていたが全く見つからないでいた。
先日職場の後輩が見つけたと聞いて行ってみた。
低い枝先にあったのは、「ショウリョウバッタモドキ」の頭だった。
ショウリョウバッタモドキ自体この谷戸では数少ないのにモズはよくも見つけたものだ。
初めは体もありまだ動いていたようだが、食べられたのか既に無くなっていた。
はやにえ1202-1.JPG



















ここにあるならあそこあたりにもと、探してみるとあったあった。
こちらはイナゴの腹部のみ。
このはやにえを見ていると、キッキッキッ!とモズの鋭い威嚇の声が聞こえた。
どこで見ていたのか、「俺のはやにえに手を出すな!」と言っていたに違いない。
毎年同じ場所にはやにえを作るのは、同じ個体が同じ場所にやって来ているという事だろうか?
はやにえ1202-2.JPG




















2022年12月2日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ヨコヅナサシガメ、バッタ目バッタ科 ショウリョウバッタモドキ

nice!(0)