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今年の初物 続々と [季節]

少し前から飛んでいたのだが、なかなかとまらず撮ることが出来なかった「ツマキチョウ」。
この日ようやくとまってくれたのだが、残念ながら花ではなくヤエムグラ。
一休みだろう!
ツマキチョウ0409.JPG



















「フデリンドウ」が咲き始めた。
知るところfieldではこの1か所だけだが人が歩くほんの脇。
足元にこんな小さな花が咲いているのを気付く人はほとんどいないだろうな。
フデリンドウ0409.JPG



















ここ数日の暖かさで一斉に咲き始めた「チゴユリ」。
葉の下で下向きに咲く白い可憐な花。
チゴユリ0409.JPG



















エゴノキが芽生え、早いものではすでに蕾をつけていた。
広げた葉の裏に見覚えのある影。
エゴノキだからきっと「エゴツルクビオトシブミ」に違いない!
エゴツルクビオトシブミ0410.JPG



















足元をちらちらと飛ぶチョウ。
もう出てきたかととまったところを撮るとやはり「ヒメウラナミジャノメ」だった。
ヒメウラナミジャノメ0410.JPG



















湿地の脇を歩いていると、キラキラの翅が飛んでヨシにとまった。
とまったところを見ると、羽化してようやく飛べるようになったトンボだった。
今の時期羽化してくるのはシオヤトンボかシオカラトンボに違いない。
シオヤトンボ0411.JPG



















飛ばれないよう慎重に近付いてみると、胸や腹部の模様から「シオヤトンボ」のようだ。
この湿地ではシーズン中ほとんどがシオカラトンボとオオシオカラトンボでシオヤトンボはレア。
なので嬉しい出会いだった!
シオヤトンボは東京都レッドリスト2020では、準絶滅危惧に指定されている。
シオヤトンボ0411-1.JPG



















2022年4月9-11日 東京都 チョウ目シロチョウ科 ツマキチョウ、リンドウ目リンドウ科 フデリンドウ、ユリ目イヌサフラン科 チゴユリ、コウチュウ目オトシブミ科 エゴツルクビオトシブミ、チョウ目タテハチョウ科 ヒメウラナミジャノメ、トンボ目トンボ科 シオヤトンボ

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春と言えば エゾヨツメ [チョウ目]

先日朝、峠のコンビニに立ち寄った水銀灯の下にいたのは、待ちかねていた春の三大蛾の一つ「エゾヨツメ」のオスだった。
駐輪場の地面だったので、ここでは踏まれるだろうと持ち帰った。
帰って撮ろうとしたら、何ともご丁寧に三つ指をついてどうぞよろしくとのこと!
エゾヨツメ0407.JPG



















名にある四ツ目の紋は角度によって美しいblueに輝くが、じっとしていてくれないのでなかなか思うような色が出なかったのが残念。
エゾヨツメ0407-1.JPG




















オスなので立派な触角だ。
櫛状でさらに櫛と櫛との間には細かい毛が密集している。
これでメスのフェロモンを感知する。
翌日いた場所の林縁に放したが、無事メスに出会えただろうか?
エゾヨツメ0407-2.JPG



















2020年4月7日 埼玉県 チョウ目ヤママユガ科 エゾヨツメ

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イロハモミジ 咲く [植物]

長らく蕾のままだった「アケビ」の雄花がようやく咲き始めた。
雌花はもう少しかな。
アケビ0406.JPG



















飛んでいるのはスジグロシロチョウかモンシロチョウか、タンポポにとまったら「モンシロチョウ」だった。
ここには両方いるが、スジグロシロチョウの春型は名の通りの筋が黒いのでよく見ればわかりそうなものなのだが・・・。
モンシロチョウ0406.JPG



















マユミの枝先に黒い虫が飛んでいた。
何だろうと思っていたら、枝先にミノウスバの幼虫たち。
どうやらこの幼虫たちに寄生するハチのようだが、種はわからない。
幼虫たちがこれだけかたまっていれば、見つかりやすいのだろうか。
ミノウスバと寄生バチ0406.JPG



















秋の紅葉で注目される「イロハモミジ」の花も咲き始めた。
赤くて小さくて控えめな花は知る人は少ないが、是非見て欲しい花だ。
イロハモミジは早春も秋も楽しめるのだ!
今の時期をお見逃しなく!!
イロハモミジ0406.JPG



















2022年4月6日 東京都 キンポウゲ目アケビ科 アケビ、チョウ目シロチョウ科 モンシロチョウ、マダラガ科 ミノウスバ、ムクロジ目ムクロジ科 イロハモミジ

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ムラサキシキブにイチモンジカメノコハムシ 続々と [コウチュウ目]

ムラサキケマンがあちこちで咲いて、ムラサキケマンの白花「シロヤブケマン」も咲き始めた。
ムラサキが入っていない真っ白なものはユキヤブケマンと呼ばれるそうだが、見たことが無い。
シロバナケマン0406.JPG



















コナラの芽吹きが始まったので、あの「リンゴコブガ」の幼虫を見に行った。
暖かさで既に巣から出ているかと思ったが、2匹ともまだ巣に頭を突っ込んだままだった。
もうそろそろ出てきてもいいのだは・・・。
リンゴコブガ0407.JPG



















出てきているといえば、芽吹いたムラサキシキブの枝先のあちこちに「イチモンジカメノコハムシ」がいた。
成虫越冬で芽吹きと共に目覚めたようだ。
まだ葉が大きくなっていないので、枝にいるととても見付けやすい。
イチモンジカメノコハムシ0406-1.JPG



















交尾中、上のオスがお尻を振っているのでお尻の方がぶれてしまった。
イチモンジカメノコハムシ0406-2.JPG



















こちらはまだお一人様。
相方探しはこれからのようだ。
イチモンジカメノコハムシ0406-3.JPG



















2022年4月6日 東京都 キンポウゲ目ケシ科 シロヤブケマン、チョウ目コブガ科 リンゴコブガ、コウチュウ目ハムシ科 イチモンジカメノコハムシ

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ヤマザクラが満開に [季節]

今日は休みで午前中は半年に一度の歯の定期健診。
全ての歯を完治するのに4年を費やし、今は気にせず何でも食べられるようになった。

午後からfieldに出掛けたが、なんて暖かい!
雑木林のところどころで「ヤマザクラ」が見頃となっていた。
ヤマザクラ0406-1.JPG





























遠目で見れば気付かないが、近くで見ると花と同時に展開する葉が日に透けて美しい。
ヤマザクラ0406-2.JPG



















早くも「ウワミズザクラ」が蕾をつけていた。
今日のような温かさが続けば、例年より早くあのブラシのような白い花が見られそうだ。
ウワミズザクラ0406.JPG



















林縁のコナラの樹皮にとまっていたチョウ。
翅裏のこげ茶色に薄い茶色の帯は「ヒオドシチョウ」。
ヒオドシチョウ0406-1.JPG



















しばらく待っていたが、暖かいせいか翅を開いてはくれなかった。
エノキも芽吹いてきたので、幼虫たちの集団が見られるのも間もなくだろう。
ヒオドシチョウ0406-2.JPG



















2022年4月6日 東京都 バラ目バラ科 ヤマザクラ、ウワミズザクラ、チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ

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ソメイヨシノが満開に [季節]

4月3日 丘陵の公園の「ソメイヨシノ」が満開で見頃となっていた。
日曜日なのでさぞかし花見の人がと思いきや、午前中だからだろうか?
訪れる人はほとんどいなかった。
ソメイヨシノ0402.JPG



















この日は晴れて春の陽気で、あちこちで花が咲き始めていた。
田んぼには「タガラシ」の黄色い花。
そろそろ名の通り、田んぼを埋め尽くすのでは・・・。
タガラシ0402.JPG




















畔には「ノミノフスマ」の白い小さな可憐な花。
よく似たノミノツヅリは田んぼ周りでは見掛けず乾燥した場所で見られるので、住み分けているのだろう。
毎年、どっちがどの名前だっけと忘れてしまい、今年も例にもれずだった。
ノミノフスマ0402.JPG



















春休みになり子供たちでにぎわっていたアスレチックの木の根元。
そんな喧騒をよそに「フモトスミレ」が咲いていた。
ここならそう踏まれることは無いかも。
フモトスミレ0402.JPG



















越冬を終えた「ルリタテハ」。
あまり外敵な苦労はなく冬を乗り越えたようで、痛みの無いとても美しいな翅だった。

雨が降ったが気温が低かったので、ソメイヨシノは少し散ってもまだ見頃ではないだろうか。

数日寒い日が続き昨晩は羽毛布団をかけて寝ていたのだが、朝方汗をかいて起きて室温を見ると10℃を超えていた。今日も暖かそうなので、合い掛け布団に替えておいた。
これで今晩は心地よく寝られるだろう!
ルリタテハ0402.JPG



















2022年4月3日 バラ目バラ科 ソメイヨシノ、キンポウゲ目キンポウゲ科 タガラシ、ナデシコ目ナデシコ科 ノミノフスマ、キントラノオ目スミレ科 フモトスミレ、チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ

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夏の名残り [季節]

今日は一日冷たい雨。
明日も雨の予報でちょっと辛い。
休みなしの12日連勤はもっと辛いのでせめて晴れて欲しいのだが・・・。
まぁ、愚痴を言ってもしょうがない。

ツグミやシメなど冬鳥たちが渡りの準備で集まり始めた。
先月25日に見かけたジョビコはまだいるのだろうか?
そろそろ帰る準備か?
もう帰ったかな?
ジョウビタキ0325.JPG



















足元にきらりと光るものあり!
ヤマトタマムシの翅だった。
死んでもその輝きは衰えない。
なので奈良法隆寺の玉虫厨子に使われたのだろう。
夏の名残り0327.JPG



















ちょっとグロイがノコギリクワガタの頭部。
歩いていて何気に目にとまった。

タマムシもノコギリクワガタも昨年の夏の名残り。
今年の夏にも出会いたい虫たちだ!
夏の名残り0321.JPG



















2022年3月21-27日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、コウチュウ目タマムシ科 ヤマトタマムシ、クワガタムシ科 ノコギリクワガタ

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バッタの子供続々と [バッタ目]

昨日、ヤブキリの幼虫を見たので、今日は仕事の昼休みに草むらへ。
しゃがんでまだ低い草を手で撫でていくと、小さな虫がピョンピョン飛んだ。
まず最初に見つけたのは褐色の小さな「ヒナバッタ」。
既に翅芽(小さな翅)があるので既に脱皮を何度かしたと思われる。
卵越冬のバッタの仲間では最も早く成虫が見られる。
ヒナバッタ0402.JPG



















続いて飛んだのは目立つ黒色の「コバネヒメギス」。
湿地ならヒメギスだろうが、ここは乾燥した草地でいるのはコバネだ。
コバネヒメギス0402.JPG



















そして最後が「キリギリス」だった。
昨日、ヤブキリとの見分けで背中に1対の白線と書いたが、正確には「1対の白に縁どられた黒線」が正解だ。
昨日の記事も訂正した。
次に見られるのは個人的な感覚では、トノサマバッタ、クルマバッタモドキ、ショウリョウバッタ、オンブバッタと続きそうだ。
キリギリス0402.JPG



















2022年4月2日 東京都 バッタ目バッタ科 ヒナバッタ、キリギリス科 コバネヒメギス、キリギリス













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ヤブキリ幼虫 現る [バッタ目]

今日から早や四月だ。
昨日は午前中は暖かくて長袖の袖をまくったが、午後から北風が吹き夕方には小雨もぱらついて冬に逆戻り。
今日も昼前位に陽射しが出て少し暖かくなったものの、またもや午後からの北風。
寒の戻りと言われるが、寒すぎる!

そんな中、そろそろ出てるかな?と開花したボケの葉を探してみると、やはりいた。
体の大きさは5mmくらいか、「ヤブキリ」の幼虫だ。
毎年このボケの葉上でたくさん見られる。
ヤブキリ幼虫0401-1.JPG



















雑食性で小さい頃はタンポポの花粉や木や草の葉を食べているが、成長するにつれ肉食性が強まり大人になると好物はセミと凶暴なハンターになる。
そろそろお仲間のキリギリスの幼虫の姿も見られる頃。
ヤブキリの幼虫は背中に褐色の1本線、キリギリスは背中に1対の白に縁どられた黒線があり見分けられる。
ここで見られるキリギリスは放虫されたのが居ついたものなのだが・・・。
ヤブキリ幼虫0401-2.JPG



















2022年4月1日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヤブキリ

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