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湿地にホソミイトトンボ [トンボ目]

湿地の縁にしゃがんでじっと見つめていると水色のイトトンボが巡回していた。
ようやく来たか!
越冬を終えた「ホソミイトトンボ」たちだ。
この辺りで成虫越冬するイトトンボは、めったに見られないオツネントンボ、ホソミオツネントンボ、そして近年姿がよく見られるようになったホソミイトトンボの3種。

越冬時は林内で過ごし褐色の体だが、春の繁殖時期に奇麗な水色に変わって水辺に戻ってくる。
探していると連結したのを見つけた。
ホソミイトトンボ0412-1.JPG



















オスが腹端でメスの首根っこを掴んでキープ状態。
ホソミイトトンボ0412-2.JPG



















この後、メスが腹端を曲げてオスの副性器に合体して交尾成立となる。
上記とは別のペアが、まさにハーティーな瞬間を迎えていた。
水中ではアズマヒキガエルとニホンアカガエルのオタマたちが泳ぎ、湿地も春の賑わいだ!
ホソミイトトンボ0412-3.JPG



















2022年4月12日 東京都 トンボ目イトトンボ科 ホソミイトトンボ

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