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ヤブキリ幼虫 [バッタ目]

林縁で小さな白い花を咲かせている「オトコヨウゾメ」。
花弁の縁や雌蕊の先のピンク色が可愛いらしい。
何ともけったいな名前だが、名の由来は定かではないようだ。
オトコヨウゾメ0403.JPG



















もう少し先が見頃のはずの「ヤマツツジ」が満開となっていた。
もちろんこの1株だけで他はまだ蕾が多いが色々な花の開花が今年は早い。
ヤマツツジ0403.JPG



















タンポポの花で花粉を食べていた「ヤブキリ」の幼虫。
若齢幼虫はタンポポなどの花粉を食べるが、成虫になると肉食性でセミを好んで食べる獰猛さだ。
ただこの幼虫には病気や菌類、カマキリやクモ、トカゲなどの天敵が待ち構えている。
成虫になれるのはほんの僅かに違いない。
ヤブキリ0403.JPG



















2021年4月3日 東京都 マツムシソウ目スイカズラ科 オトコヨウゾメ、ツツジ目ツツジ科 ヤマツツジ、バッタ目キリギリス科 ヤブキリ

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ミヤマセセリ メス [チョウ目]

4月に入りこれまで初夏のような温かい日が続いたおかげで春の花が咲き乱れている。
畔の水路で葉に埋もれて咲いていた「ケキツネノボタン」。
ケキツネノボタン0403.JPG



















すぐ脇には淡い紫色の「ムラサキサギゴケ」。
ムラサキサギゴケ0402.JPG



















地獄の釜のふたとも呼ばれる「キランソウ」もあちこちで花を咲かせている。
キランソウ0402.JPG



















林縁でくるんとカールした花びらが可愛い「サルトリイバラ」。
サルトリイバラ0402.JPG





























このところ花ばかりが目にとまりすっかり虫の写真を撮れずにいる。
目の前にとまった「ミヤマセセリ」のメス。
メス特有の前翅の白い帯が美しい。
ミヤマセセリ0402-2.JPG



















2021年4月2日 東京都 キンポウゲ目キンポウゲ科 ケキツネノボタン、シソ目ハエドクソウ科 ムラサキサギゴケ、シソ科 キランソウ、ユリ目サルトリイバラ科 サルトリイバラ、チョウ目セセリチョウ科 ミヤマセセリ

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縮んで威嚇 カレハガ幼虫 [チョウ目]

昨日のエゾヨツメの他に見られたのが「フクラスズメ」。
翅に銀河を持つ蛾、暗い翅色のあちこちに散りばめられた青い輝きが美しい。
成虫越冬なので無事冬を超え、近くにあるカラムシが芽生えてくれば産卵するのだろう。
フクラスズメ0403.JPG





























窓枠にいくつも卵を産んでいたのは「ノヒラトビモンシャチホコ」。
こんなところに産んでしまって大丈夫かと思ってしまう。
幼虫の食草はブナ科、クヌギやコナラだがここからはかなりの距離がある。
名前のノヒラとは何なのだろうか?
ノヒラトビモンシャチホコ0403.JPG



















植栽のボケはバラ科で色々な虫たちの食草となっている。
この日いたのは「カレハガ」の幼虫。
体を覆っている毛がいかにも毒がありそうで触りたくない。
どっちが頭でお尻なのか?
カレハガ0403-1.JPG



















枝に触るとキュッと体を縮めて太くなり、2か所の黒っぽい部分が大きくなって毛が出た。
どうやらこの黒い部分がある方が頭で、この2か所の毛に毒がある。
これで威嚇をしているようだ。

このボケでは何度か越冬している幼虫は目にしているが、まだ成虫は過去に一度も見たことが無い。
名の通り、枯葉そっくりのその姿を今年は見たいなぁ。
カレハガ0403-2.JPG



















2021年4月3日 東京都 チョウ目ヤガ科 フクラスズメ、シャチホコガ科 ノヒラトビモンシャチホコ、カレハガ科 カレハガ

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今朝の来訪者はエゾヨツメ [チョウ目]

朝、職場の窓をチェックしてみると玄関の扉に「エゾヨツメ」がいた。
早春に一度だけ現れる蛾のスプリングエフェメラルだ。
ヤママユガの仲間だけあって体はもふもふ。
エゾヨツメ0403-1.JPG



















折角なので壁から降りて翅を開いてもらった。
だいぶ翅が傷んではいたが、後翅の鮮やかなblueは一年ぶりでいつ見ても美しい。
エゾヨツメ0403-2.JPG



















さらに見てみると近くにもう1頭見つかった。
こちらはまだ翅の傷みが少ない。
同時に2頭はそうそうはないので今日はラッキー池田だ。
エゾヨツメ0403-3.JPG



















こちらもやはりあのblueが見たくて。
翅の破れは少ないが鱗粉がかなり落ちてしまっていた。
どちらも羽化して時間が経っている様でそろそろエゾヨツメの発生も終わりなのだろう。
今年も出会えて良かった!
エゾヨツメ0403-4.JPG



















2021年4月3日 東京都 チョウ目ヤママユガ科 エゾヨツメ

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久しぶりにfieldへ [季節]

コロナ感染防止対策で閉められていたfieldの駐車場がようやく昨日からオープンとなった。
今日は休みだったので早速出掛けた。
先月から週2日ある休みの1日をバイトをすることにしたので貴重な休日だ。
今年は早春から暖かい日が続いて、木々もあっという間に新緑の季節のようだ。
里山0402.JPG



















足元を見ると好きな花の一つである「キュウリグサ」が咲いていた。淡い水色と黄色の輪っかが可愛い。
黄色い輪っかが白い姉妹のようなハナイバナも探しているがまだなかなか見つからない。
キュウリグサ0402.JPG





























白っぽいシジミチョウが飛んで目の前にとまった。
今度こそヤマトシジミかと思ったが、やはり「ツバメシジミ」のメスだった。

先日オスを載せたが、メスは青い部分が少ないので雌雄の区別は容易だろう。
ツバメシジミ0402.JPG



















漂う甘い香りをたどってみると咲いていた「アケビ」。
奥に見えるたくさんある小さな雄花の先には大きな雌花。
雌蕊の先の艶やかなみずみずしさが何だか妖艶でもありグロテスクでもある。
アケビ0402.JPG



















2021年4月2日 東京都 ムラサキ目ムラサキ科 キュウリグサ、チョウ目シジミチョウ科 ツバメシジミ、キンポウゲ目アケビ科 アケビ

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丘陵ですっかり見られなくなったキジ [鳥類]

今日は仕事で埼玉県へ。
仕事中、ケーン♪というすっかりfieldでは聞かれなくなった声が時折聞かれた。
気になってちょっとした休憩中に見に行くと、田んぼ?畑?にその姿があった。
キジ0401-1.JPG



















「キジ」のオスだ。
地面に何度も頭を突っ込んでいたのだが、何かを食べているのか何をしているのかよくわからない。
そっと近付いて見たがやっぱりわからなかった。
目付きや顔が怖い!
キジ0401-2.JPG



















そのうちにこちらを気にしてすっと立ち上がった。
日本の国鳥とされているだけあって体の色も翅の模様も美しい。
キジ0401-3.JPG



















近付き過ぎて、流石にさっさと逃げ出した。

数年前までは丘陵のfieldでもオスメス共に見られ、オスの鳴き声や翅を体に打ち付ける母衣打ちも見られたが今では一部を除いてすっかり姿を消してしまった。
環境に大きな変化はないので、個人的には増えているアライグマの捕食の影響ではないかと思っている。
また、この地のようにその美しい姿やダイナミックな仕草が見られるよう原因の究明と対策が望まれる。
キジ0401-4.JPG



















2021年4月1日 埼玉県(丘陵外) キジ目キジ科 キジ

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