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LEDのトイレの灯りに集まった居残り蛾たち [チョウ目]

公園のトイレの照明がほとんどLEDに切り替わった。
節電という事では喜ばしい事だが、夜の灯りに訪れる虫たちが減ることは残念だ。
以前の蛍光灯下では多く見られた蛾たちも切り替わってからはすっかり見られなくなったところも少なくない。
ただ、切り替えと共にずっと夜間も点灯している場所がある。
LEDと言えどもそんな場所では居残り蛾が見られるようになった。

少し前にいたのは、なかなかいいデザインの「フタナミトビヒメシャク」。
年に2回発生し幼虫は広食性だ。
フタナミトビヒメシャク0404.JPG





























こちらも独特のいでたちが印象的な「フサヤガ」。
蜘蛛の巣の餌食になったような模様、お尻を上げた姿勢も面白い。
成虫越冬で年に2回発生し、幼虫はウルシ科やブナ科の葉を食べる。
フサヤガ0404-2.JPG



















一見地味に見えるが、光の当たり具合で翅全体が緑色に発色する「アオシャチホコ」。
5-8月に見られるのでちょっと早いか。
幼虫はエゴノキなどの葉を食べる。
よく似た種にオオアオシャチホコがいるが、翅の緑色が外縁のみで中央は帯びていないのでよく見れば判別は可能だ。
自然界で青と言えば例外はあるが緑色のことが多い。自然界ではないが信号の青も緑色だ。
アオシャチホコ0404.JPG



















今日見るとちょっと大型で地味な種がいた。
調べると「オオトビスジエダシャク」ではないかと思う。
4-9月まで見られ幼虫は広食性だ。
今日はこの1頭だけでちょっと寂しい・・・
オオトビスジエダシャク0412.JPG



















2021年4月4、12日 東京都 チョウ目シャクガ科 フタオビヒメエダシャク、オオトビスジエダシャク、ヤガ科 フサヤガ、シャチホコガ科 アオシャチホコ

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