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縮んで威嚇 カレハガ幼虫 [チョウ目]

昨日のエゾヨツメの他に見られたのが「フクラスズメ」。
翅に銀河を持つ蛾、暗い翅色のあちこちに散りばめられた青い輝きが美しい。
成虫越冬なので無事冬を超え、近くにあるカラムシが芽生えてくれば産卵するのだろう。
フクラスズメ0403.JPG





























窓枠にいくつも卵を産んでいたのは「ノヒラトビモンシャチホコ」。
こんなところに産んでしまって大丈夫かと思ってしまう。
幼虫の食草はブナ科、クヌギやコナラだがここからはかなりの距離がある。
名前のノヒラとは何なのだろうか?
ノヒラトビモンシャチホコ0403.JPG



















植栽のボケはバラ科で色々な虫たちの食草となっている。
この日いたのは「カレハガ」の幼虫。
体を覆っている毛がいかにも毒がありそうで触りたくない。
どっちが頭でお尻なのか?
カレハガ0403-1.JPG



















枝に触るとキュッと体を縮めて太くなり、2か所の黒っぽい部分が大きくなって毛が出た。
どうやらこの黒い部分がある方が頭で、この2か所の毛に毒がある。
これで威嚇をしているようだ。

このボケでは何度か越冬している幼虫は目にしているが、まだ成虫は過去に一度も見たことが無い。
名の通り、枯葉そっくりのその姿を今年は見たいなぁ。
カレハガ0403-2.JPG



















2021年4月3日 東京都 チョウ目ヤガ科 フクラスズメ、シャチホコガ科 ノヒラトビモンシャチホコ、カレハガ科 カレハガ

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