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キタテハ飛び交う [チョウ目]

気温が上がり春の陽気になった一昨日、あちこちの草地で「キタテハ」が飛び交っていた。
キタテハは成虫越冬で寒さに耐えてようやく暖かくなり一斉に活動を始めたのだろう。
同じ場所では5頭が飛んでいたのが最も密だった。
キタテハ0213.JPG



















そっと近寄って1枚撮ると横から1頭が近寄ってきてああぁ(*_*;
と思った瞬間、やはり近寄ってきた個体を追いかけて飛び立っていってしまった。
近くに2頭が降り立ったので近寄った。
手前が追いかけたオスで、奥がメスだと思うのだがどうだろうか?
キタテハ0213-1.JPG



















しばらくこの距離で手前のが翅を開いたり閉じたり体の向きを変えてみたりとアピールしているように見えたが、気に召さなかったのか残念、奥のがさっと飛んでしまった。
まだまだ春はこれから・・・。
そろそろ恋の季節が始まる。

そういえば今日の雨で湿地が水で満たされて、ヤマアカガエルたちが宴を始めていた。
明日には卵塊が見られるかもしれない。
キタテハ0213-2.JPG



















2021年2月13日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 キタテハ

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活動していたアギトアリ [ハチ目]

仕事で落ち葉が詰まった排水口を見ていた時に近くで動く小さなものが。
小さくてよく見えないがこのシルエットは・・・
よく見るとやはり「アギトアリ」だった。
アギトアリ0213-1.JPG



















過去にもこのblogで書いたが、アギトアリは本来鹿児島県より南に分布する大型のアリで大きな頭と顎が特徴。
アギトとは日本の古語で顎門と書きあごという意味だ。
本来の分布からすると国内移入種(国内由来の外来種)で10年以上前にfieldのある場所で確認され、それ以降周辺に生息域を拡大している。なぜここに入ったのかはわかっていない。
アギトアリ0213-2.JPG



















体が大きいうえに180°開く大きな顎と尻から出す毒針をもっていることから生態系に及ぼす影響が危惧される。
過去に女王アリをあちこちで確認している。
オスアリはまだ見たことが無いが、ヒメバチのような姿をしているので一度見てみたい。
先日、別の場所でこのアリを見つけ木の枝で突いてみると瞬時に後ろに数十センチ跳ねて移動した。
これは大顎を地面に打ち付けた反動で移動するそうだが、早すぎてとても肉眼でその技を確認することは出来なかった。
アギトアリ0213-3.JPG



















2021年2月13日 東京都 ハチ目アリ科 アギトアリ

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kawaii おしりは誰? [鳥類]

少し前からfieldの湿地にマヒワが水を飲みに訪れていた。
マヒワはよく見られるカワラヒワのお仲間で鮮やかな黄色が美しい。
まだいるかなと見に行ったが、姿が見られない。
すると頭上に気配が。
見上げると、何とまん丸いおしりがあった。
それも黄色いぞ!
もしかして・・・・。
お尻0211-1.JPG



















なかなかこっちを向かない。
ようやく横顔が!
この短いくちばしは・・・・。
お尻0211-2.JPG



















やはり君だったか。
そうだろうと思ったけど・・・・。
お尻0211-3.JPG



















2021年2月11日 東京都 スズメ目メジロ科 メジロ

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ヤツデの葉裏でようやくの再会 [カメムシ目]

冬の観察対象の一つ、ヤツデの葉裏をめくっていると赤いものが目に付いた。
とても小さくて赤いからわかったようなものだ。
赤いダニかとコンデジのマクロズームで撮ってみるとどうやらアブラムシのようだが種まではわからない。
アブラムシ0212.JPG



















何枚かめくってようやくビンゴ!
今シーズン初めて、お目当てのマエムキダマシこと「クロサジホソサジヨコバイ」だ。
黒い眼に赤い口が印象的、なんてこちらはお尻で頭は下なのだ!
だからマエムキダマシ、何度見ても面白い。
クロサジホソサジヨコバイ0212.JPG



















このところ何度も見ている「ヒゲナガサシガメ」の幼虫だが、今日いたのは今まで見たのと比べてもずいぶん小さかった。
ヒゲナガサシガメ0212.JPG





























2021年2月12日 東京都 カメムシ目ヨコバイ科 クロスジホソサジヨコバイ、サシガメ科 ヒゲナガサシガメ

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久しぶりにカワセミ [鳥類]

今日は仕事が休みで朝普段通り起きて外を見ると、駐車場に車がたくさんとまっていた。
ん?なぜ?と寝ぼけた頭で考えてみた。
なるほど、忘れていたが今日は建国記念日の祭日だった。

天気は良いが風が非常に強く、これではチョウは飛ばないなぁと思いながらもfieldへ。
谷戸をくるりと一回りしていると、溜池に久しぶりに「カワセミ」がいた。
この谷戸で見るのはいつ以来だろうか。
カワセミ0211-1.JPG





























見ていると何度か池に飛び込んで獲物を捕っていた。
普段から飛びものは撮っていないので、背景にピントが来ているのはご愛敬だ。
細長い獲物なので恐らくドジョウの仲間だろう。
カワセミ0211-1a.JPG



















逆光で目に光が入っていないのが残念。
嘴下部が赤色なのでメスのカワセミだ。
この後、ザリガニのようなものも捕っていたが、良くわからなかった。
ここ数日、昼間は暖かいのでザリガニも活動を始めているのかもしれない。
カワセミ0211-2.JPG



















2020年2月11日 東京都 ブッポウソウ目カワセミ科 カワセミ

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Pinpoint Gallery 100名のイラストレーター、絵本作家による「謎NAZO」展のご紹介 [告知]

虫目でお世話になっているイラストレーター、絵本作家の伊藤知沙さんが参加されている青山Pinpoint Galleryの100名のイラストレーター、絵本作家による「謎NAZO」展が13日(土)まで開催されている。
2月1日からなのだが紹介が遅れてしまった。
様々な作家さんがお題をそれぞれの絵の世界で表現されていて、見ていて面白くとても楽しい!
今年は残念ながら行けそうにないが、機会がある方、お近くに行かれる方はぜひ足をお運びいただければと思う。
6f03211f3bd5a0aaf2b7a92db536f0a3.jpg






















青山Pinpoint Gallery 東京都渋谷区神宮前5-49-5 Rハウス 03-3409-8268
open hours: 12:00〜19:00 sat 12:00〜17:00  sun closed

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頭上に [自然]

ソメイヨシノの古木の3mほどの頭上の股に着生していた「マツバラン」。
ランと名に付くがシダの仲間で本州中部以南に自生する。
環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されているが、何故ここに?
知る限り他では見たことが無い。
常緑のシダ植物でずっと観察してきたが、先日見に行くと褐色になっていた。
枯れたのだろうかととても気になる。
今後も動向を見守りたい。
マツバラン_1.jpg



















見上げるまでに大きく成長した「マンサク」。
写ってはいないがところどころに枯れた葉が付いているのでシナマンサクだろうか?
同定のポイントは色々あるが、植栽でこの錦糸卵のような花弁を見ているともうどちらでもいい。
これはどちらですかと聞かれると困るのだが・・・。
マンサク.JPG



















見上げた枝に荒く組まれた巣がある。
昨年、丘陵で繁殖を確認した「ミゾゴイ」の巣だ。
東京都、環境省で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
間もなく巣立ちかと思われた矢先に1羽のヒナも親も姿を消した。
巣が荒らされた形跡はなく直下に羽根も落ちておらず、その後行方知れずだった。
巣立ったなら周辺で親子の姿が確認されるであろうから、ヒナが何かに襲われたと思われるのが妥当だろう。
来年もここに来て、人知れず繁殖してくれることを期待したい。
身勝手なたくさんの大砲が並ぶことは絶対に避けたいものだ!
ミゾゴイ巣.JPG



















2021年東京都 マツバラン目マツバラン科、ユキノシタ目マンサク科 マンサク、ペリカン目サギ科 ミゾゴイ

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木切れのようなアヤモクメキリガ [チョウ目]

公園のトイレの洗面の隅に木切れがあった。
誰がこんなところに置いたのか?
アヤモクメキリガ0205-1.JPG



















と思いきや、いえいえ生き物です。
木切れそっくりの蛾の仲間、「アヤモクメキリガ」だった。
コロンと転がすと死んだふりをした。
アヤモクメキリガ0205-2.JPG



















捕まえてトイレの外にあったヤマザクラの幹に置いてみた。
全く違和感なしで、もしここにいたらまず見つけられない。
アヤモクメキリガ0205-3.JPG



















少しの間見ていたが全く動かないので触って見たがずーっと死んだふり。
動く姿が見たかったのだが、根負けした。
木切れそっくりの姿も堂に入った死んだふりもスゴイ!
幼虫はよく見かける緑色の大きなイモムシだが、成虫はこの姿のせいか見る機会は少ない。
アヤモクメキリガ0205-4.JPG



















2021年2月5日 東京都 チョウ目ヤガ科 アヤモクメキリガ

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春を感じる モンキチョウ [チョウ目]

このところ暖かさが続いたのでそろそろかなと気にしていた「モンキチョウ」の新成虫。
6日に飛んでいるところを見かけたのだが、撮れず。
昨日、例年初観察している草地で飛んでいる4頭を確認した。
うち1頭が止まるのを待って一枚。
モンキチョウ0207-1.JPG



















抜き足差し足で近寄ると、白っぽい翅のメスだった。
この日は黄色が2個体、白っぽいのが2個体見られた。
モンキチョウ0207-2.JPG



















そして今日、昨日より気温が低く飛ぶだろうかと心配したが寒さにめげず、オオイヌノフグリで吸密していた。
今日見た2個体は共に黄色みが強いオス。
モンキチョウは幼虫、まれに蛹越冬で、今見られるのはつい最近羽化した新成虫たち。
昨年は18日だったので少し早い。
個人的には今の時期、最も春を感じさせてくれる虫だ!
モンキチョウ0208.JPG



















2021年2月7-8日 東京都 チョウ目シロチョウ科 モンキチョウ

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クロテンフユシャク現る [チョウ目]

fieldのトイレがLED化されフユシャクを始め蛾を見る機会がすっかり減ってしまった。
まぁ、そうもいっていられないのでひょっとしたらと期待して居残りがいないか見て回る。

LED化されていないまだフユシャクが多く見られるトイレの壁面にいたのは「クロテンフユシャク」。
翅の黒い点と翅の外側の横線(外横線)が翅の外側の縁で、ほぼ直角に曲がっているのが特徴だ。
クロテンフユシャク0206.JPG



















別の壁にももう一個体がいた。
今シーズンフユシャクの仲間11種目だがちょっとペースが遅いので、確認できる種が例年に比べて減るかもしれないな。
クロテンフユシャク0206-1.JPG



















近くの壁にいた小さなハマキガの仲間は「プライヤハマキ」だった。
翅を開いても2cmに満たない。
プライヤハマキ0206.JPG



















2021年2月6日 東京都 チョウ目シャクガ科 クロテンフユシャク、ハマキガ科 プライヤハマキ

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