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間もなく冬から春へ [季節]

毎冬その顔を覗き込む「オニグルミ」の枝先。
この顔はヒツジかなぁ、冬芽が角みたいなのでユニコーンってこんなのか?
と思ったが、たぶん違う・・・
もうじき冬芽がむくむくと。
オニグルミ0203.JPG



















草地には何やらもこもこ。
冬に目立つアズマモグラのモグラ塚。
上のもこもこは手入れされた茶畑の茶だ。
モグラ塚0203.JPG



















こちらはいち早く春の「セグロセキレイ」たち。
きっとカップルだろうと勝手に思い込んでいる。
シジュウカラは巣を探し、エナガは既に巣材を集めていた。
鳥たちの春はもう既に訪れているようだ。
セグロセキレイ0203-1.JPG



















2021年2月3日 東京都 ブナ目クルミ科 オニグルミ、トガリネズミ形目モグラ科 アズマモグラ、スズメ目セキレイ科 セグロセキレイ

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驚異の保護色、擬態 カシラダカ [鳥類]

谷戸の田んぼには先のアオサギの他にもいろいろな鳥がやって来る。
夏には見られないが冬にはあちこちで姿が見られる「キセキレイ」。
お腹の黄色が美しいセキレイの仲間で、この仲間は尾羽を上下に振ることが特徴だ。
キセキレイ0203.JPG



















ここに来るよく見られるセキレイの仲間は3種。
1年中見られるハクセキレイとやはり冬季に見られるこの「セグロセキレイ」だ。
田んぼで何かを捕食して畔に飛んで来た。
見ると捕まえたのはガガンボの仲間の幼虫のようだが、大きいのか何度も地面に叩きつけて細切れにして食べているようだった。
あと1種これも冬に見られるビンズイがいるが今シーズンここではまだ見ていない。
セグロセキレイ0203.JPG



















小川沿いを歩いていると頭上に飛んで来たのはいつもここにいる「ジョウビタキ」のメス、ジョビコ。
何だかほっそりスマートに見えたが、この後膨らんでまん丸になっていた。
ジョウビタキ0203.JPG



















さて、この近くの湿地で1月末に見かけた「カシラダカ」の群れ。
近付くまで全く気付かなかったのだが、いきなり数羽が飛んだのでそのいた場所を撮影してみた。
さて、ここにいったい何羽のカシラダカがいるだろうか?
撮った写真を拡大して数えて見て驚いた。
この落ち葉に体の色や模様が溶け込んで一見いることに気付かない。
素晴らしい保護色となっている。

その答えは明後日の7日、ここに追記したい。
写真のサイズが小さいのでかなり難しいだろうなぁ。
カシラダカ0128.JPG



















2021年1月28日、2月3日 東京都 スズメ目セキレイ科 キセキレイ、セグロセキレイ、ツグミ科 ジョウビタキ、ホオジロ科 カシラダカ

追記

さて、写真の中に何羽のカシラダカがいたのか?
正解は何と14羽。
ひょっとしたらまだ見つけられていないのがいるかも。
写真が小さいのでわからなかったかなぁ。
カシラダカ0128-1a.JPG


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雑木林で [季節]

関東では今日、統計以来最も早い春一番が吹いた。
確かに午前中、干した洗濯物が物干しの端に追いやられるほどだった。

風が少し止んだ午後から雑木林に行ってみた。
入口のソシンロウバイは見頃となって、「メジロ」やシジュウカラが訪れていた。
とにかく敏捷で撮るのも一苦労。
メジロ0204.JPG



















イロハモミジの枝先に「ウスタビガ」の空繭があった。
繭の横に小さな穴が開いているので寄生されていたようだ。
他にもう一つ見つけたが、やはりイロハモミジ。
ウスタビガには人気の食樹なのだろう。
ウスタビガ0204.JPG



















林内を歩くと目の前に白っぽい小さな蛾が飛ぶ。
フユシャクガの仲間の「シロフフユエダシャク」だ。
唯一見つけて近づいても飛ばない個体を撮ることが出来た。
じっとしている方がいいのか飛んで逃げる方がいいのか、この蛾は逃げる方を選んでいるようだ。
鳥たちに見つかると、あっという間に捕えられてしまうのだが・・・。
シロフフユエダシャク0204.JPG



















エゴノキの樹皮から樹液が流れていた。
これは「アオマツムシ」のしわざで、秋にメスが幹を穿ってそこに産卵した産卵痕だ。
他の木にも産卵しているのだろうが、なぜかエゴノキは樹液を流すことから目に付いてしまう。
アオマツムシ0204-1.JPG



















樹皮を齧って産卵管を上下4か所に差し込んで産むことで、その後枝や幹が成長した時にこのようなXの痕跡が残るようだ。アオマツムシの残したX(エックス)だ。
アオマツムシ0204-2.JPG



















2021年2月4日 埼玉県 クスノキ目ロウバイ科 ソシンロウバイ、スズメ目メジロ科 メジロ、チョウ目ヤママユガ科 ウスタビガ、シャクガ科 シロフフユエダシャク、バッタ目マツムシ科 アオマツムシ

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春を探しに [季節]

昨日は晴れて南風が吹いて午後に職場の外の温度計が20℃を示す、まるで春本番の温かさだった。
ちらりと飛んだモンキチョウだったが止まらずに行ってしまった。

今日は立春。
昨日撮り損ねたモンキチョウや小さな春を探しにfieldへ。
いくつかのお目当てがあったがまだ少し早かったようでモンキチョウにも出会えず。

日当たりの良い田んぼの脇にたくさん咲いていた「オオイヌノフグリ」の花。
1月からちらほらと見掛けていたが、いよいよ数が増えてきた。
朝咲いて夕方には散る儚い一日花だ。
オイヌノフグリ0203.JPG



















畔で数厘咲いていた「タネツケバナ」。
ちょっとミチタネツケバナっぽいが咲いていた場所からタネツケバナかな。
タネツケバナ0203.JPG



















このところ田んぼに来ている「アオサギ」が今日もいた。
アメリカザリガニ、ドジョウ、ホトケドジョウ、ガガンボの幼虫など獲物はいくらでもいる。
いつもはすぐに飛び去ってしまうのだが、今日は意外に近寄らせてくれた。
アオサギ0203-1.JPG





























しめしめとさらにそっと近づいたらさすがに飛ばれてしまった。
以前はそのまま遠くへ飛び去ってしまうのだが、今日は視界の中に降り立った。
警戒心より食い気が勝ったか?
アオサギ0203-2.JPG



















2021年2月3日 東京都 シソ目オオバコ科 オオイヌノフグリ、アブラナ目アブラナ科 タネツケバナ、ペリカン目サギ科 アオサギ

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地面で交尾 アオゲラ [鳥類]

今日はアオゲラの声をよく聞いた。
今の時期、アカゲラもみられキョキョキョ♪という声だけではいささか判断が難しい。
だがピョー、ピョーという声はアオゲラでいいだろう。
残念ながら姿を見ることは出来なかった。

もう10年ほど前、アオゲラが地面に降りて餌を捕っていた。
樹上でしか見たことが無かったので、降りて餌を探しているのに驚いた。
頭頂部の一部だけが赤いのでメス。
アオゲラ.JPG



















しばらく見ていると、もう一羽が近くに降り立った。
手前が頭頂部全体が赤い後から来たオスだ。
すると2羽が頭上を見上げ始めた。
空からの敵を気にしているようだった。
アオゲラ1.JPG



















この後2羽は近寄ったり離れたりしていたが、ついにオスがメスの上に乗り交尾を始めた。
もちろん見るのは初めてでこんなオープンスペースでとびっくり。
アオゲラ2.JPG



















交尾中も時折上空を気にしていることに自然界の厳しさを感じたのだった。
交尾シーンにはこれ以降出会っていない。
アオゲラ3.JPG



















キツツキ目キツツキ科 アオゲラ

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