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朝の小さな草むらで [季節]

朝、仕事前に職場横の小さな草むらをのぞいてみた。
部分的に何やら草が揺れている。
そこにいたのは大きなイモムシ、今の時期家の庭や町中の花壇などでもみられる「アヤモクメキリガ」の幼虫だ。
大きいうえに緑の体に白地に黒の縁取りの並んだ斑が美しく存在感は抜群だ。
アヤモクメキリガ0510-1_1.jpg



















何故揺れていたかというと、恐らく寄生バエが寄ってきて追い払うために首を左右にすごい勢いで大きく振っていたからだろう。この時すでに敵の姿はなかった。
一見卵のようなものは見られなかったが、頭の後ろあたりの色が変色していたのが気になった。
既に寄生されている可能性も否めない。
先日もその光景を目撃した。同じように草が揺れていたので見るとこの幼虫が首を左右に振り、比較的大きなハエがまとわりついていた。この攻撃も上半身に来た者には効果があるが、下半身は無防備でそこに卵を産み付けられるとどうしようもない。
アヤモクメキリガ0510-2_1.jpg



















近くのポツンと赤い色は、お尻に雨粒を付けた「ナナホシテントウ」。
横にあるのは大きく膨らんできたスズメノエンドウの鞘。
ナナホシテントウ0510_1.jpg



















ススキの葉では、今年2度目のえびちゃん。
翅に傷みがないので先日であったのとは別の個体だ。
エビイロカメムシ0510_1.jpg



















2020年5月10日 東京都 チョウ目ヤガ科 アヤモクメキリガ、コウチュウ目テントウムシ科 ナナホシテントウ、カメムシ目カメムシ科 エビイロカメムシ

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