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活動していたアギトアリ [ハチ目]

仕事で落ち葉が詰まった排水口を見ていた時に近くで動く小さなものが。
小さくてよく見えないがこのシルエットは・・・
よく見るとやはり「アギトアリ」だった。
アギトアリ0213-1.JPG



















過去にもこのblogで書いたが、アギトアリは本来鹿児島県より南に分布する大型のアリで大きな頭と顎が特徴。
アギトとは日本の古語で顎門と書きあごという意味だ。
本来の分布からすると国内移入種(国内由来の外来種)で10年以上前にfieldのある場所で確認され、それ以降周辺に生息域を拡大している。なぜここに入ったのかはわかっていない。
アギトアリ0213-2.JPG



















体が大きいうえに180°開く大きな顎と尻から出す毒針をもっていることから生態系に及ぼす影響が危惧される。
過去に女王アリをあちこちで確認している。
オスアリはまだ見たことが無いが、ヒメバチのような姿をしているので一度見てみたい。
先日、別の場所でこのアリを見つけ木の枝で突いてみると瞬時に後ろに数十センチ跳ねて移動した。
これは大顎を地面に打ち付けた反動で移動するそうだが、早すぎてとても肉眼でその技を確認することは出来なかった。
アギトアリ0213-3.JPG



















2021年2月13日 東京都 ハチ目アリ科 アギトアリ

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