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ヤママユと台風21号 [チョウ目]

台風21号が関西を中心に凄い被害に。
関東でも今までに経験したことのないような強風が吹き荒れている。
最少被害で通過して行ってくれればいいのだが!

今朝、通勤途中で立ち寄った峠のコンビニ。
この時はまだ風もさほど強くなく、何か来ていないか見て回った。

看板で見つけたのは「ヤママユ」だった。
ヤママユ0904-1_1.jpg
















辺りをよく見てみると、目の前の壁面で淡い褐色のオスがいた。
ヤママユ0904-2_1.jpg
















照明下の壁には色の濃い触角から見てメスだろうか。

今も外では凄い風が吹き荒れている。
明朝には収まっていてくれればいいのだが。
ヤママユ0904-3_1.jpg
















2018年9月4日 チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ

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アズチグモの卵のう [クモ目]

花で獲物を狙っているのをよく見かける「アズチグモ」だが、この日ススキの葉裏で糸を張っているのを見つけた。
クモのスペシャリストのAさんによると、葉と葉を紡ぐこともなくこの様なオープンスペースに卵のうを作るそうだ。
普段見る場所と全く違う環境で、卵のうとそれを守るメスを見てとても驚いた。
アズチグモ0830-1.JPG



















ポピュラーなクモだが、その生態を全く知らなかったなぁと改めて感じたのだった。
同じ個体を別角度から。
さて、この母グモはいつまでこうして卵のうを守っているのだろうか?
アズチグモ0830-2.JPG





























2018年8月30日 埼玉県(丘陵外) クモ目カニグモ科 アズチグモ

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夜のススキ原 [自然]

夜のススキ原っぱ 虫たちはどうしているだろうか?
探して見た。

低い草やススキの葉上のあちこちで眠っているであろう「ヤマトシジミ」たち。
光を当てると翅に反射してよく目立った。
眠っている時、チョウは触角をどうしているのだろうか?
どのチョウも、前に伸ばして垂らし気味だった。
ヤマトシジミ0830_1.jpg



















クワの木の3mほどの高さの枝に「サトクダマキモドキ」がいた。
クダマキとはクツワムシの事でそれに似ているのでこの名がある。
こちらは樹上生活者で生態も分類の科も異なる。
サトクダマキモドキ0830_1.jpg



















ススキの根元には「セスジツユムシ」のオス。
毎年見るのはメスばかりで、オスはなかなか見つけられないでいたので嬉しい。
初めはチッ・チッ・チッ♪続いてジキ・ジキ・ジキ・ジキ♪と鳴くが、この夜は一度も声を聞くことがなかった。
耳、大丈夫かな?と心配・・・
セスジツユムシ0830_1.jpg



















ススキの葉上に「コバネイナゴ」。
コバネイナゴ0830_1.jpg



















こちらには大きな「ショウリョウバッタ」のメスがいた。
細い葉の上は不安定に思えるが、他にも同じようにとまっているものがいる事からここが良いのだろう。
ショウリョウバッタ0830_1.jpg



















葉裏には「アカハネナガウンカ」。
昼間は白い眼が黒っぽくなっていて、血ぃ吸われそうな感じで怖い。
印象的な面白い顔ではなくなっていた。
アカハネナガウンカ0830_1.jpg



















仲良く並ぶ「タテスジグンバイウンカ」の姿も。

この日はストロボ2灯でと思っていたが、外付けストロボの電池を忘れ内蔵ストロボのみとなってしまいちょっと残念だった。
皆少し暗めに撮影している。
タテスジグンバイウンカ0830_1.jpg



















2018年8月30日 埼玉県(丘陵外) チョウ目シジミチョウ科 ヤマトシジミ、バッタ目ツユムシ科 サトクダマキモドキ、セスジツユムシ、バッタ科 コバネイナゴ、ショウリョウバッタ、カメムシ目ハネナガウンカ科 アカハネナガウンカ、グンバイウンカ科 タテスジグンバイウンカ

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投げ縄が見たい! ムツトゲイセキグモ [クモ目]

クモの仲間のナゲナワグモが獲物を捕る様を見るために、「虫目で歩けば」のSさん、絵本作家のIさん、クモのスペシャリストのAさん、Aさんのお友達のOさんで現場へ。


投げ縄で獲物を捕獲するクモはナゲナワグモ科のマメイタイセキグモとムツトゲイセキグモの2種。
日が暮れると足場糸を張ってそこで粘球の付いた糸を吊るし、獲物の蛾のフェロモンを出して呼び寄せるそうだ。
近づいてきた蛾に、粘球の付いた糸を投げ縄のように振り回してぶつけて捕獲するという。
蛾の翅には鱗粉があり取れやすいが、粘球の粘着力はまるで接着剤のアロンアルファのように一瞬で鱗粉と翅をくっ付けてしまうそうだ。
イセキグモの名は最初の発見者、井関尊二因むとの事。


明るいうちに一か月ほど前にススキで見つけていたマメイタイセキグモを探したが何故か見つからず。
これは困ったと思っていたらIさんの虫目がキラリ!
林縁のコナラの葉裏でまだ見たことのなかった「ムツトゲイセキグモ」のメスを発見。

ムツトゲイセキグモ0830_1.jpg




















ムツトゲイセキグモは、同行のクモのスペシャリストAさんが10年前にNHKの「ダーウィンが来た!」でその投げ縄行動を解説したクモだ。
これは期待できるかもとかなり胸が高まった。
クモの傍らには丸い卵のうもあった。

ムツトゲイセキグモ0830-1_1.jpg




















日没後少し経って現場を訪れてみると、足場糸を張っていたものの粘球の付いた糸はぶら下げていない。
一旦その場を離れ、少しして見たが変わらぬ状態だった。
残念ながら諦めて撤収した。
投げ縄で獲物を捕らえる姿をいつか見てみたい。
ムツトゲイセキグモ0830-3_1.jpg



















2018年8月30日 埼玉県(丘陵外) クモ目ナゲナワグモ科 ムツトゲイセキグモ

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