SSブログ

久しぶりの野川 [自然]

今日は休みで久しぶりにちょっと訳あって野川へ。

野川は古多摩川が削ってできた河岸段丘からの湧水の流れを集めた川で、東京都国分寺市に端を発し国分寺崖線に沿って約20km流れて多摩川にそそぐ。
崖線は名の通り崖となっていて、高度成長期時代から開発を免れ今でも周辺には多くの自然が残っている。
今日は平日なので川に人の姿は見られなかったが、休みには子供たちが川に入って遊ぶ姿があちこちで見られる。
野川0913-0_1.jpg



















湧水が起源なので、水は透き通って水底が見える。
下水道が整備された今でも、時折石鹸のような泡が流れているのでどこからか排水が流れ込んでいるのだろう。
今日はそんな光景は見られなかった。
オイカワあたりか、あちこちで影が。
野川0913-1_1.jpg



















川岸にフジバカマの群落がる。
昔ここで仕事をしていた頃には簡易にスズランテープで囲まれていたのだが、今日見たらロープの保護柵で囲われていて以前より群落も大きくなっていた。ある方がこの群落の保護に尽力されていたのが今につながっている。
フジバカマの花にはアサギマダラが集まるので、いないか見ていると変な姿勢の「キタテハ」がいた。
思った通り「アズチグモ」に捕まっていた。
キタテハはまだしきりに動いていたので捕まったばかりのようだった。
アズチグモ0913_1.jpg



















ここの常連「コサギ」に会うことが出来た。

野川0913_1.jpg





























都立野川公園の自然観察園を歩いてみた。
数年前に入り口は見違えるようにきれいに改修された。
元来、武蔵野で見られる野草を展示することで作られたが、今では様々な野草の見本園のようになっている。
わざわざ遠くへ行かなくても、ここに来れば見ることが出来る希少な植物が多く植えられている。
野川公園自然観察園0913_1.jpg



















この日見られた花は、キツリフネ、カリガネソウ、フジバカマ、アキカラマツ、シュウカイドウ他、これから見頃がヒガンバナ。
ちょうど今が見頃なのが「シロバナマンジュシャゲ」だ。
ヒガンバナとショウキズイセンの自然交雑種と言われている。
例年開花はヒガンバナより少し早い。
シロバナマンジュシャゲ0913_1.jpg



















一方のヒガンバナは開花している花も少しあるがまだこれから。
これから多くの方がヒガンバナ目当に訪れる。
ヒガンバナ0913_1.jpg





























ここで見られるクツワムシやヒメクダマキモドキを探したが、残念ながら見つからず。
今年初見のササキリの成虫を見つけた。
つぶらな瞳が可愛かった。
ササキリ0913_1.jpg



















2018年9月13日 東京都 クモ目カニグモ科 アズチグモ、チョウ目タテハチョウ科 キタテハ、キジカクシ目ヒガンバナ科シロバナマンジュシャゲ、ヒガンバナ、バッタ目キリギリス科 ササキリ

nice!(1)  コメント(2)