白い粉を帯びる アオイトトンボのオス [トンボ目]
カマキリたちの秋 [カマキリ目]
イタドリの花が咲いて虫が集まっていた。
何が来ているか覗いて見ると、葉影から花を見つめる「ハラビロカマキリ」を見つけた。
ここなら花にも近く、目の前に訪れた虫は一撃で捉えることができるだろう。

チカラシバの穂を見つめているのは「コカマキリ」。
といっても目の黒い点は人の瞳とは異なる偽瞳孔というもので、特にそこを見ているわけではないのだ。

成虫になった「オオカマキリ」が最も多く見られた。

昨年ここで外来種のムネアカハラビロカマキリの卵鞘が複数見つかったので樹上をチェックしていると、エノキの高さ3mほどの枝に大きなお腹のオオカマキリがいた。
腹端で丹念に枝の状況を確認しているように見え産卵するのではと見ていると、大きなお尻の動きがまるで何か別の生き物のように見え何ともグロテスクだった。
少しすると他の枝へ移動して残念ながら産卵は見られなかったが、きっとこのあたりに産卵するに違いない。

2018年9月19日 東京都 カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ
何が来ているか覗いて見ると、葉影から花を見つめる「ハラビロカマキリ」を見つけた。
ここなら花にも近く、目の前に訪れた虫は一撃で捉えることができるだろう。

チカラシバの穂を見つめているのは「コカマキリ」。
といっても目の黒い点は人の瞳とは異なる偽瞳孔というもので、特にそこを見ているわけではないのだ。

成虫になった「オオカマキリ」が最も多く見られた。

昨年ここで外来種のムネアカハラビロカマキリの卵鞘が複数見つかったので樹上をチェックしていると、エノキの高さ3mほどの枝に大きなお腹のオオカマキリがいた。
腹端で丹念に枝の状況を確認しているように見え産卵するのではと見ていると、大きなお尻の動きがまるで何か別の生き物のように見え何ともグロテスクだった。
少しすると他の枝へ移動して残念ながら産卵は見られなかったが、きっとこのあたりに産卵するに違いない。

2018年9月19日 東京都 カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ
いよいよ秋! ヤママユもそろそろ [季節]
今日午前中は秋晴れ!
朝、草地の上を無数のトンボたちが飛び交っていた。
ウスバキトンボ?と思ったがようく見るとすべて「アキアカネ」。
夏を山地で過ごし成熟していよいよ里に下りてきたようだ。
古いコンデジなので飛び交う写真は思うように撮れなかった。

出勤すると玄関のシャッターに大きい蛾がいると開けるのを待っていてくれていた。
見るとオスの「ヤママユ」だった。
オートでピントを合して数枚撮ったが、全てピンボケで残念
それでも眼状紋が透けて見えた。

シャッターを開けるため降りてもらった。
とても綺麗な色だった。

そういえば、昨日出勤中に寄った峠のコンビニでも1個体がガラスにとまっていた。
写真を撮っていると何を撮っているのかと覗き込む人もいた。
ヤママユもそろそろ次の種にバトンタッチだろう。
そうそう、今日モズの姿と高鳴きを聞いた。
いよいよ、秋ですねぇ!

2018年9月16,17日 東京都 トンボ目トンボ科 アキアカネ、チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ
朝、草地の上を無数のトンボたちが飛び交っていた。
ウスバキトンボ?と思ったがようく見るとすべて「アキアカネ」。
夏を山地で過ごし成熟していよいよ里に下りてきたようだ。
古いコンデジなので飛び交う写真は思うように撮れなかった。

出勤すると玄関のシャッターに大きい蛾がいると開けるのを待っていてくれていた。
見るとオスの「ヤママユ」だった。
オートでピントを合して数枚撮ったが、全てピンボケで残念
それでも眼状紋が透けて見えた。

シャッターを開けるため降りてもらった。
とても綺麗な色だった。

そういえば、昨日出勤中に寄った峠のコンビニでも1個体がガラスにとまっていた。
写真を撮っていると何を撮っているのかと覗き込む人もいた。
ヤママユもそろそろ次の種にバトンタッチだろう。
そうそう、今日モズの姿と高鳴きを聞いた。
いよいよ、秋ですねぇ!

2018年9月16,17日 東京都 トンボ目トンボ科 アキアカネ、チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ
近頃であった擬態した虫たち [自然]
擬態とは自分の体を他のものに似せることで、忍者の如く回りに似せて隠れる事を隠蔽的擬態、逆に目立たせて敵を脅す事を標識的擬態という。
隠蔽的擬態は字の如く周りの環境に体を似せて敵を欺く。
保護色や隠蔽色を纏うことがこれに当たる。
一方、標識的擬態にはベイツ型、ミューラー型、ベッカム型などがある。
ベイツ型は無毒のものが有毒のものの形態を真似る事で敵を欺く。
身近な例では毒のあるジャコウアゲハに毒のないオナガアゲハやクロアゲハ、ガの仲間のアゲハモドキが似ることで鳥などの天敵から逃れ身を守ることが出来る。
ミューラー型は有毒のものが皆同じような形態をすることで敵に有毒であることを認識させ身を守る擬態だ。
例えば有毒なスズメバチやアシナガバチはよく似た色や形で認知度を高め捕食される可能性を減らしているのだそうだ。
隠蔽的擬態は字の如く周りの環境に体を似せて敵を欺く。
保護色や隠蔽色を纏うことがこれに当たる。
一方、標識的擬態にはベイツ型、ミューラー型、ベッカム型などがある。
ベイツ型は無毒のものが有毒のものの形態を真似る事で敵を欺く。
身近な例では毒のあるジャコウアゲハに毒のないオナガアゲハやクロアゲハ、ガの仲間のアゲハモドキが似ることで鳥などの天敵から逃れ身を守ることが出来る。
ミューラー型は有毒のものが皆同じような形態をすることで敵に有毒であることを認識させ身を守る擬態だ。
例えば有毒なスズメバチやアシナガバチはよく似た色や形で認知度を高め捕食される可能性を減らしているのだそうだ。
そんな前置きをして擬態した虫たちを見てみよう。
コナラの周りを飛び回っていたスズメバチか?
一見キイロスズメバチに見えるが、正体は蛾の仲間の「コシアカスカシバ」だ。
今の時期、樹皮に産卵するためにコナラの根元でよく見られる。
もちろんこの蛾に毒はないが、毒のあるスズメバチに似せていることから標識的擬態の中のベイツ型擬態だ。
この例は、毒でなくても嫌な匂いを出すテントウムシやホタルのそっくりさんが多く見られるなど昆虫の中では多い擬態なのだろう。

コナラの周りを飛び回っていたスズメバチか?
一見キイロスズメバチに見えるが、正体は蛾の仲間の「コシアカスカシバ」だ。
今の時期、樹皮に産卵するためにコナラの根元でよく見られる。
もちろんこの蛾に毒はないが、毒のあるスズメバチに似せていることから標識的擬態の中のベイツ型擬態だ。
この例は、毒でなくても嫌な匂いを出すテントウムシやホタルのそっくりさんが多く見られるなど昆虫の中では多い擬態なのだろう。

葉上で見掛けたのはナナフシの仲間の「ヤスマツトビナナフシ」。
ナナフシの仲間は、前脚を伸ばして葉脈や枝に擬態する隠蔽的擬態。
この個体は葉脈に直角にとまっていたので見つけやすかった。

こちらの葉上でもアリかと思いきや、アリに擬態した「ホソヘリカメムシ」の幼虫。
アリは蟻酸を出す事から嫌がられる存在だ。
そういった事から標識的擬態の中のベイツ型擬態だろう。
カメムシなのでもちろん襲われれば臭気を出すだろうが、外見で襲われなければそれにこしたことはないということか。
成虫は飛んでいると一見アシナガバチにも見えることから、幼虫と成虫で擬態する対象を替えていると思われる。
擬態といっても人が見てそう思っているだけなので本当のところはどうなのかわからないが、そう見える進化をしてきた虫たち、凄いではないか!
これら以外の擬態についてはまたの機会に。

2018年9月 東京都 チョウ目スカシバガ科 コシアカスカシバ、ナナフシ目ナナフシムシ科 ヤスマツトビナナフシ、カメムシ目ホソヘリカメムシ科 ホソヘリカメムシ
久しぶりの野川 [自然]
今日は休みで久しぶりにちょっと訳あって野川へ。
野川は古多摩川が削ってできた河岸段丘からの湧水の流れを集めた川で、東京都国分寺市に端を発し国分寺崖線に沿って約20km流れて多摩川にそそぐ。
崖線は名の通り崖となっていて、高度成長期時代から開発を免れ今でも周辺には多くの自然が残っている。
今日は平日なので川に人の姿は見られなかったが、休みには子供たちが川に入って遊ぶ姿があちこちで見られる。

湧水が起源なので、水は透き通って水底が見える。
下水道が整備された今でも、時折石鹸のような泡が流れているのでどこからか排水が流れ込んでいるのだろう。
今日はそんな光景は見られなかった。
オイカワあたりか、あちこちで影が。

川岸にフジバカマの群落がる。
昔ここで仕事をしていた頃には簡易にスズランテープで囲まれていたのだが、今日見たらロープの保護柵で囲われていて以前より群落も大きくなっていた。ある方がこの群落の保護に尽力されていたのが今につながっている。
フジバカマの花にはアサギマダラが集まるので、いないか見ていると変な姿勢の「キタテハ」がいた。
思った通り「アズチグモ」に捕まっていた。
キタテハはまだしきりに動いていたので捕まったばかりのようだった。

ここの常連「コサギ」に会うことが出来た。
野川は古多摩川が削ってできた河岸段丘からの湧水の流れを集めた川で、東京都国分寺市に端を発し国分寺崖線に沿って約20km流れて多摩川にそそぐ。
崖線は名の通り崖となっていて、高度成長期時代から開発を免れ今でも周辺には多くの自然が残っている。
今日は平日なので川に人の姿は見られなかったが、休みには子供たちが川に入って遊ぶ姿があちこちで見られる。

湧水が起源なので、水は透き通って水底が見える。
下水道が整備された今でも、時折石鹸のような泡が流れているのでどこからか排水が流れ込んでいるのだろう。
今日はそんな光景は見られなかった。
オイカワあたりか、あちこちで影が。

川岸にフジバカマの群落がる。
昔ここで仕事をしていた頃には簡易にスズランテープで囲まれていたのだが、今日見たらロープの保護柵で囲われていて以前より群落も大きくなっていた。ある方がこの群落の保護に尽力されていたのが今につながっている。
フジバカマの花にはアサギマダラが集まるので、いないか見ていると変な姿勢の「キタテハ」がいた。
思った通り「アズチグモ」に捕まっていた。
キタテハはまだしきりに動いていたので捕まったばかりのようだった。

ここの常連「コサギ」に会うことが出来た。

都立野川公園の自然観察園を歩いてみた。
数年前に入り口は見違えるようにきれいに改修された。
元来、武蔵野で見られる野草を展示することで作られたが、今では様々な野草の見本園のようになっている。
わざわざ遠くへ行かなくても、ここに来れば見ることが出来る希少な植物が多く植えられている。

この日見られた花は、キツリフネ、カリガネソウ、フジバカマ、アキカラマツ、シュウカイドウ他、これから見頃がヒガンバナ。
ちょうど今が見頃なのが「シロバナマンジュシャゲ」だ。
ヒガンバナとショウキズイセンの自然交雑種と言われている。
例年開花はヒガンバナより少し早い。

一方のヒガンバナは開花している花も少しあるがまだこれから。
これから多くの方がヒガンバナ目当に訪れる。

ここで見られるクツワムシやヒメクダマキモドキを探したが、残念ながら見つからず。
今年初見のササキリの成虫を見つけた。
つぶらな瞳が可愛かった。

2018年9月13日 東京都 クモ目カニグモ科 アズチグモ、チョウ目タテハチョウ科 キタテハ、キジカクシ目ヒガンバナ科シロバナマンジュシャゲ、ヒガンバナ、バッタ目キリギリス科 ササキリ
秋はバッタたちの季節 [バッタ目]
田んぼ脇にあるハス池の縁を歩いていると、葉上から覗く顔が。
おぉっ、仮面ライダー!

正体は「ハネナガイナゴ」だった。
隣の田んぼは稲穂がたわわに実っていた。
稲の子と呼ばれるだけあって、田んぼが大好き。
農家の方たちには嫌われ者ですが・・・。

ハスの葉に虫食いの穴が開いていた。
誰のしわざかと探していたら、君たちか?
褐色のメスの上に緑色のオスが乗った「オンブバッタ」。
交尾もしていないのにこうしてメスをキープしているのをよく見かけるのが名の由来。
似たショウリョウバッタよりも遅れて孵化し、夏の終わり頃に成虫になるようだ。

畔を歩けば足元から飛ぶ「ヒナバッタ」のメス。
卵越冬のバッタの中ではいち早く初夏には成虫が見られ、最も遅くまで姿が見られる。
よく見るとなかなかお洒落なデザインだ。

2018年9月8日 埼玉県 バッタ目バッタ科 ハネナガイナゴ、ヒナバッタ、オンブバッタ科 オンブバッタ
おぉっ、仮面ライダー!

正体は「ハネナガイナゴ」だった。
隣の田んぼは稲穂がたわわに実っていた。
稲の子と呼ばれるだけあって、田んぼが大好き。
農家の方たちには嫌われ者ですが・・・。

ハスの葉に虫食いの穴が開いていた。
誰のしわざかと探していたら、君たちか?
褐色のメスの上に緑色のオスが乗った「オンブバッタ」。
交尾もしていないのにこうしてメスをキープしているのをよく見かけるのが名の由来。
似たショウリョウバッタよりも遅れて孵化し、夏の終わり頃に成虫になるようだ。

畔を歩けば足元から飛ぶ「ヒナバッタ」のメス。
卵越冬のバッタの中ではいち早く初夏には成虫が見られ、最も遅くまで姿が見られる。
よく見るとなかなかお洒落なデザインだ。

2018年9月8日 埼玉県 バッタ目バッタ科 ハネナガイナゴ、ヒナバッタ、オンブバッタ科 オンブバッタ
田んぼにいたトンボたち [トンボ目]
久しぶりの田んぼを眺めていたら、トンボたちが縄張り争いに忙しそうだった。
最も多かったのは水色の眼が印象的な「シオカラトンボ」のオス。
縄張りを張って飛び回るのはオスばかり、時折交尾したのを見掛けたが田んぼの真ん中に降り立ってじっくり姿を見ることが出来なかった。

少数見られた「ショウジョウトンボ」のオス。
一般的に赤トンボと呼ばれるトンボ科アカネ属には属さない、初夏から真っ赤に色付くトンボだ。
右の前翅が欠損しているのは、激しいバトルの勲章だろうか?

2面の田んぼ上で2頭の「ギンヤンマ」のオスたちがテリトリーを巡り激しい争いを繰り返していた。
見る限りメスは見られなかったのだが、来るべき時を思っての行動だろうか。
近づくと離れ、離れると近づく、この日はマクロレンズのみだったのでこの敏感さにはお手上げだった。

2018年9月7日 埼玉県 トンボ目トンボ科 シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ヤンマ科 ギンヤンマ
最も多かったのは水色の眼が印象的な「シオカラトンボ」のオス。
縄張りを張って飛び回るのはオスばかり、時折交尾したのを見掛けたが田んぼの真ん中に降り立ってじっくり姿を見ることが出来なかった。

少数見られた「ショウジョウトンボ」のオス。
一般的に赤トンボと呼ばれるトンボ科アカネ属には属さない、初夏から真っ赤に色付くトンボだ。
右の前翅が欠損しているのは、激しいバトルの勲章だろうか?

2面の田んぼ上で2頭の「ギンヤンマ」のオスたちがテリトリーを巡り激しい争いを繰り返していた。
見る限りメスは見られなかったのだが、来るべき時を思っての行動だろうか。
近づくと離れ、離れると近づく、この日はマクロレンズのみだったのでこの敏感さにはお手上げだった。

2018年9月7日 埼玉県 トンボ目トンボ科 シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ヤンマ科 ギンヤンマ
オオトリノフンダマシの卵のう [クモ目]
よくトリノフンダマシが見つかる谷戸の湿地に見に行った。
園路のすぐ脇ですぐにヨシの葉に「オオトリノフンダマシ」の卵のうを見つけた。
特徴のある形の卵のうが全部で3つ。

よく見ると一番上の葉で母さんが卵のうを見守っていた。
今まで見たもので一番多い数は、トリノフンダマシの4つ。
さて、この母さんまだふっくらしている、さらに頑張るのか?
継続観察してみよう!

別の場所で「トリノフンダマシ」の丸い卵のうを1つ見つけた。
探して見たが近くに母さんはいなかった。

2018年9月8日 埼玉県 クモ目ナゲナワグモ科 オオトリノフンダマシ、トリノフンダマシ
園路のすぐ脇ですぐにヨシの葉に「オオトリノフンダマシ」の卵のうを見つけた。
特徴のある形の卵のうが全部で3つ。

よく見ると一番上の葉で母さんが卵のうを見守っていた。
今まで見たもので一番多い数は、トリノフンダマシの4つ。
さて、この母さんまだふっくらしている、さらに頑張るのか?
継続観察してみよう!

別の場所で「トリノフンダマシ」の丸い卵のうを1つ見つけた。
探して見たが近くに母さんはいなかった。

2018年9月8日 埼玉県 クモ目ナゲナワグモ科 オオトリノフンダマシ、トリノフンダマシ