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秋のイナゴたち ハネナガイナゴ、ツチイナゴ [バッタ目]

稲穂が首を垂れる田んぼを歩くと畔から一斉に飛ぶのはイナゴたち。
ここの田んぼにはハネナガイナゴとコバネイナゴがいる。
10年前はコバネイナゴしか見られなかったが、近年どこから来たのかハネナガイナゴが勢力を増してきた。
今の時期はハネナガばかりだが、秋が深まるとコバネにとってかわる。
発生時期をずらしているようで、不思議な共生だ。
ハネナガイナゴ0920_1.jpg



















こちらは目から流れる涙模様が特徴の「ツチイナゴ」。
バッタの中でも数少ない成虫越冬組だ。
幼虫の時期は夏から秋とまだ草が青々と茂る中で背景に溶け込む緑色だが、成虫になると冬の枯草に紛れるためか褐色に変わる。
進化の過程で得た巧みな保護色には驚かされる。
ツチイナゴ0919.JPG



















2018年9月19日 東京都 バッタ目バッタ科 ハネナガイナゴ、ツチイナゴ

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池のほとりでトリノフンダマシ [クモ目]

田んぼ近くのため池のほとりを歩いていて「トリノフンダマシ」の母さんを見つけた。
トリノフンダマシ0920-1_1.jpg



















ここにはいつもオオトリノフンダマシがいるので、えっこれどっちだっけと。
そうそう、お腹が白くまさに鳥の糞に似ているのでこっちがご本家トリノフンダマシ。
トリノフンダマシ0920-2_1.jpg



















そばには卵のうが無かったが、少し離れた葉で見つけた。
周りに他の者はいないので、きっとこの母さんのタイムカプセルに違いない!
次に見る時には増えているかな?
トリノフンダマシ0920-3_1.jpg



















2018年9月19日 東京都 クモ目ナゲナワグモ科 トリノフンダマシ

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