SSブログ

幻のコガネグモ、こんなところに 灯台下暗し [クモ目]

今までfieldでご本家のコガネグモを10年来探してきたが、見つけられないでいた。
ナガコガネグモ、チュウガタコガネグモ、まれにコガタコガネグモは見られるのだが・・・。
いやいやよく見かけるよという方もいるかもしれないが、この長きにわたり出会えなかった。

先日、職場のバックヤードで同僚が日本のクモ図鑑を持って何やら調べていた。
聞くと目の前にいるクモはコガネグモではないかと言う。
見ると確かに、今まで見たコガネグモたちとは異なり圧倒的な迫力と存在感だ。
コガネグモ0703-1_1.jpg



















図鑑と見比べてもまぎれもなく待望の「コガネグモ」だった。
今まで探してきたがこんなところにいたとは、まさに灯台下暗しだ。
左の2番目の脚が細く小さいので、何らかの事故で失い再生したと思われる。
東京都でも埼玉県でもレッドデータに記載されている種。
繁殖力は強いそうなのでここで子孫を増やしてくれれば嬉しいが、オスがいるかどうかは未確認だ。
コガネグモ0703-2_1.jpg



















2018年7月3日 東京都 クモ目コガネグモ科 コガネグモ

nice!(1)  コメント(2) 

青い瞳 ヤマクダマキモドキの幼虫 [バッタ目]

オカトラノオやリョウブ、カンゾウなどの夏の花が咲き始めているが、足元で小さな可愛らしい花を見つけた。
上を向いた紫色の花弁が特徴の「ヒメヤブラン」。
葉は細く丈も小さく、同じくらいの大きさのジャノヒゲやヤブコウジなどと比べると、ここでは群生するほどでもないのでよく探さないと見落としがちだ。
ヒメヤブラン0701_1.jpg



















そんな足元から勢いよく飛んだバッタ。
ヒナバッタかと思ったが、後脚に二本の黒い線が特徴の「イボバッタ」だった。
体にいぼいぼの突起があるのでこの名がある。
触るといぼが出来るからではない、風評被害の無いように!
イボバッタ0701_1.jpg



















田んぼ脇のヨシの葉上で「ヤマクダマキモドキ」の幼虫を見つけた。
青い目と長い後脚、胸部から腹部にかけての俵のような形がいい。
前脚が赤いのでヤマとしたが、まぁ間違いはないだろう。
クダマキとは糸を撚り合わせる時の機械の部品で糸を紡ぐ時に出る音がクツワムシの鳴き声に似ている事からクツワムシは別名クダマキと呼ばれている。
モドキは似ているものの意味でクツワムシに似ている事からクダマキモドキという名のようだ。
クツワムシはクツワムシ科、クダマキモドキはツユムシ科と分類は異なる。
この名はちょっと可哀想か。
ヤマクダマキモドキ0702_1.jpg



















2018年7月 東京都 キジカクシ目キジカクシ科 ヒメヤブラン、バッタ目バッタ科 イボバッタ、ツユムシ科 ヤマクダマキモドキ

nice!(1)  コメント(2)