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田んぼでアキアカネ羽化する [トンボ目]

稲がすくすく育っている田んぼだが、梅雨以降まとまった雨が降っていないのがちょっと心配だ。
西日本では大きな災害となっているのに・・・。
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ここの田んぼは冬季は水を引かない。
春、その状態で荒起し、代掻きを行いようやく水が入る。
昨年、産卵したアキアカネの卵はこんな過酷な状況を経て孵化する。

1週間ほど前から「アキアカネ」の羽化が見られるようになった。
先日休みに羽化した個体を見に行った。
すると田んぼの周りは泥だらけ、何々、そういえばこの前日200名を超える高校生たちの体験活動で雑草抜きが行われていた。
これでは、ヤゴたちは踏み潰されているのではないだろうか?
と心配したが、まだ水が残る田んぼで羽化を終えてイネに捉まるアキアカネがいた。
アキアカネ0711-1_1.jpg



















数面ある田んぼを見回ったところ、水が豊富な1面で最も多く見られた。
だが、踏み潰されたヤゴたちもいたに違いない。
田んぼの雑草抜きの日程、後2週間程ずらしてくれればありがたいのだが・・・。
アキアカネ0711-2_1.jpg



















無農薬なので薬の影響はないものの、ここ数年春から初夏にかけて渇水に見舞われるので毎年心配している。
そんな中、僅かでも羽化して飛び立っていく個体がいれば嬉しい!
これから避暑地に向かい、秋に真っ赤になって仲間を連れて帰って来てくれることを楽しみにしている。
アキアカネ0711-3_1.jpg



















2018年7月11日 東京都 トンボ目トンボ科 アキアカネ

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