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今が旬、チャバネフユエダシャク [チョウ目]

夜中灯りが付いているトイレに朝行ってみると壁にとまっていた「チャバネフユエダシャク」。
フユシャクの中でも大型サイズで見ごたえがある。
チャバネフユエダシャク1207-2_1.jpg



















11月15日が初見だったがその個体はかなりフライング。
例年今頃が多く見られる時期だ。
メスは翅が全くなく特徴のある白と黒のホルスタイン柄。
昨年見ることが出来なかったので今年こそはと思うのだが、夜回りしなければ難しいだろう。
チャバネフユエダシャク1207-1_1.jpg



















2017年12月7日 東京都 チョウ目シャクガ科 チャバネフユエダシャク

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ガラスに写ったシルエット シャクガ2種 [チョウ目]

朝職場の玄関のガラスに2つのシルエット。
共に今の時期多く見られるシャクガ科の2種だった。

左上は、一瞬フユシャクかとよく見間違う「ナカオビアキナミシャク」。
オスはフユシャクそっくりさんだが、メスにはオス同様の翅があり飛べるのでフユシャクではない。

右下の大きいのは「カバエダシャク」。
このカバエダシャク、1年ぶりだとすっかり忘れていて同定するのにえらい手間取ってしまった。
駄目だねぇ!

と書いていたら、台所で爆発音が。
酒の肴にと焼いていたシシャモが爆発したようだ、ヤバイ・・・。
カバエダシャク1206_1.jpg



















2017年12月6日 東京都 チョウ目シャクガ科 ナカオビアキナミシャク、カバエダシャク

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冬の使者が我が家の玄関に クロオビフユナミシャク [チョウ目]

今日は仕事は休み、午前中ちょっとゆっくりして出掛けようと玄関を出ると足元に蛾がいた。
フユシャクの仲間、「クロオビフユナミシャク」だった。
フユシャクは分類上シャクガ科(Geometridae)に属しエダシャク亜科(Ennominae)、ナミシャク亜科(Larentiinae)、フユシャク亜科(Alsophilinae)に分かれるが、この種は名の通りナミシャク亜科に属する。
クロオビフユナミシャク1205-1_1.jpg



















フユシャクの来訪は過去のチャバネフユエダシャクに続いて2種目だ。
以前すぐ近くにあった小さな雑木林は駐車場に変わり、最も近いのは400m離れた神社の林だ。
そこから飛んで来たのかはわからないが、どこかで発生しているのだろう。
それにしても両隣でなく家の玄関とは見る目があるやつだ!
クロオビフユナミシャク1205-2_1.jpg





























午後7時、まだいるかと見てみると床から壁に少し移動したものの健在だった。
ここにいてもメスはいないので、さっさとメスのいるところへ行って欲しいのだが・・・。
クロオビフユナミシャク1205_1.jpg





























2017年12月5日 埼玉県 チョウ目シャクガ科 クロオビフユナミシャク

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ドローンのような羽音 オオハナアブ [ハエ目]

歩いていると耳の周りでブーンという大きな音が聞こえた。
上空でドローンが飛んでいるのかと見まわしたがそれらしきものは見つからない。
それでもまだ音が聞こえ、その音をたどると足元で消えた。
見ると落ち葉の上に「オオハナアブ」がいた。
オオハナアブ1129-1_1.jpg



















アブの羽音は普段よく聞いているが、こんな小さなアブがあんな大きな音をと改めて驚いた。
顔をアップで見ると、なかなか貫録のある面構えだった。
オオハナアブ1129-2_1_1.jpg



















2017年11月29日 埼玉県 ハエ目ハナアブ科 オオハナアブ

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これまで確認したフユシャク3種 [チョウ目]

寒さも増していよいよ12月、見られる虫も限られてきた。
冬の虫といえばフユシャク。
昨年は16種確認したが、さてこの冬は何種見ることが出来るだろうか?

今年一番手は、11月15日にコンビニで見つけた「チャバネフユエダシャク」のオス。
ホルスタインのメスを見たいのだが・・・。
この前日、ここでは普通見られないオオチャバネフユエダシャクがいたそうだ。
チャバネフユエダシャク1115_1.jpg



















2番手は11月17日に初認した「クロスジフユエダシャク」。
今年は多く発生しあちこちの林床が賑やかだ。
これだけいるのだからメスや交尾個体はすぐ見つかるだろうとたかをくくっていたが、未だに確認できないでいる。

林縁でばたつく個体がいたので見るとチヂミザサに脚をとられていた。
小さな虫にとって、このくっつき虫の粘着は命取りになるようだ。
この後、自力で粘着を解き無事逃げて行った。
クロスジフユエダシャク1128-1_1.jpg



















3番手は12月1日にトイレの壁で見つけた「クロオビフユナミシャク」のオス。
さすがに1年ぶりだと名前が出てこず調べる羽目に。
この3種ともまだメスを確認していない。

今シーズンは各種、オスメス共に見つけたいなぁ!

クロオビフユナミシャク1201_1.jpg



















2017年11-12月 チョウ目シャクガ科 チャバネフユエダシャク、クロスジフユエダシャク、クロオビフユナミシャク

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クヌギカメムシの仲間はややこしい [カメムシ目]

いよいよ虫が少なくなってきた。
この時期よく見かけるのがクヌギカメムシの仲間。
この仲間、クヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシと3種がいる。
識別は、オスメス共に気門が黒いのがクヌギカメムシ。
黒くないのがヘラとサジでこの2種のオスは交尾器で確認できるが、メスは単独では識別不能らしい。

擬木柵上で交尾をしていたのを見つけた。
メスのお腹は今にもはちきれそう。
気門を見ると黒くないのでヘラかサジのどちらかだ。
クヌギカメムシの仲間1128_1.jpg



















クヌギの幹には既に卵塊が産み付けられていた。
産卵しているところは確認できなかったが、昨年この木に産み付けていた3個体はすべてクヌギカメムシだった。
なのでこれもクヌギの可能性が高い。

毎年産卵を確認しているクヌギを見て回っているが、産卵個体や卵塊があまり見られない。
個体数が少ないのか、まだこれからなのか、もう少しチェックして見よう!
クヌギカメムシの卵塊1201_1.jpg



















2017年11月28日、12月1日 東京都 カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ.sp

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樹皮に溶け込む カシワキボシキリガ [チョウ目]

ヤナギの幹である虫を探していると、ユキムシこと有翅型のアブラムシがとまっていた。
一時は多く見られたが、宿主を替える移動の時期はほぼ終わったようだ。

当時と同じ種かはわからないが、たまたまここにいたのか、この種はヤナギが宿主なのか?
アブラムシ1129_1.jpg



















くるりと幹を回って見ると、このところよく見かける「カシワキボシキリガ」がいた。
さすがに樹皮に化けるキノカワガには及ばないが、それでも知らない人から見ればここに蛾がいるとはまず気付かない。

というよりこの木に目を留めないのが普通だろう。
カシワキボシキリガ1129-1_1.jpg



















名の通りカシワやクヌギなどのブナ科が幼虫の食草で、今が発生ピークだろうか。
翅の色や紋様は樹皮や樹皮に付着する地衣類にとてもよく似ている。

今日から12月、いよいよキリガやフユシャクの仲間の季節となった。
カシワキボシキリガ1129-2_1.jpg



















2017年12月1日 東京都 チョウ目ヤガ科 カシワキボシキリガ

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