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樹皮に溶け込む カシワキボシキリガ [チョウ目]

ヤナギの幹である虫を探していると、ユキムシこと有翅型のアブラムシがとまっていた。
一時は多く見られたが、宿主を替える移動の時期はほぼ終わったようだ。

当時と同じ種かはわからないが、たまたまここにいたのか、この種はヤナギが宿主なのか?
アブラムシ1129_1.jpg



















くるりと幹を回って見ると、このところよく見かける「カシワキボシキリガ」がいた。
さすがに樹皮に化けるキノカワガには及ばないが、それでも知らない人から見ればここに蛾がいるとはまず気付かない。

というよりこの木に目を留めないのが普通だろう。
カシワキボシキリガ1129-1_1.jpg



















名の通りカシワやクヌギなどのブナ科が幼虫の食草で、今が発生ピークだろうか。
翅の色や紋様は樹皮や樹皮に付着する地衣類にとてもよく似ている。

今日から12月、いよいよキリガやフユシャクの仲間の季節となった。
カシワキボシキリガ1129-2_1.jpg



















2017年12月1日 東京都 チョウ目ヤガ科 カシワキボシキリガ

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