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アカボシゴマダラと思ったら・・・  ゴマダラチョウ [チョウ目]

エノキの低木の枝を歩いている幼虫を見つけた。
小さいながらも一見背面の3番目あたりの突起が大きく見えたのでアカボシゴマダラと思ったが、尾端を見ると開いているので「ゴマダラチョウ」のようだ。

12月9日のこの時期になぜまだこんなに小さいの?
産卵が遅かった?
無事冬を越せればと思うが、さすがに厳しいんじゃ・・・。
また見に来よう。
ゴマダラチョウ1209_1.jpg



















そういえばこの同じエノキで、昨年樹上越冬しているゴマダラチョウ幼虫を1月5日に見つけたのを思い出した。
樹上越冬で羽化できるか定点観測していたが、2月26日に確認したのを最後に越冬していた葉が風で飛ばされてしまい結局羽化は確認できなかった。
ゴマダラ幼虫0105_1.jpg



















今年の11月6日にまだ長角で越冬が心配された「アカボシゴマダラ」の幼虫は、11月9日には脱皮して越冬体制の短角に変身。

今は幹の二股部に留まっている。
ここで越冬するのか、木を降りて葉裏で越冬するか続けて見てみたい。


※12月17日このエノキを見たら根元から伐採されていた。切られる前に葉裏に降りていればいいのだが・・・。
アカボシゴマダラ1213_1.jpg



















2017年12月9日 埼玉県、2017年12月13日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ

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ホウネンタワラヒメアメバチの繭 [ハチ目]

葉の上にあった繭。
その模様から「ホウネンタワラヒメアメバチ」の繭に違いないと思われたが、今まで見たものはすべて糸で吊るされていた。
しかしこの繭は葉の上に固定されていてビックリ。

同行くださっていた昆虫写真家のSさん曰く、このように直接葉に付くものも多くあるとのことで目から鱗だ。
なるほどここには同じように葉上に付いた他の繭も見つかった。
この場合寄生した相手はどこに?確認するのを忘れた・・・。

これはこうという固定観念は拭い去らなければならないと思ったのだった。
ホウネンタワラヒメアメバチ1209_1.jpg



















今までよく見てきた糸で吊るされた繭。(2010年10月)
ホウネンタワラヒメアメバチ_1.jpg



















2017年12月9日 埼玉県 ハチ目ヒメバチ科 ホウネンタワラヒメアメバチ


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