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イカリモンガ [チョウ目]

今日は朝から曇り。
トンボもチョウも姿を見せず、どんよりと薄暗い空から今にも雨粒が落ちてきそう。
こんな日は出逢う虫たちの数がぐっと減る。

そんな中、ユウガギクの花にチョウが訪れていた。
大きさと色からテングチョウ?、裸眼では老眼が進み見えないがファインダーを通すと久しぶりの「イカリモンガ」だった。
いやぁ、写真に撮ったのは3年ぶりでこの10年ほどで3回ほどしか出逢っていない。
僕にとって会いたいと思っていてもなかなか出逢えない、とてもレアな虫なのだ。
オレンジ色が美しく、日中花を訪れ翅をたたんでとまるその姿はまるでチョウ。
翅のオレンジ色が船の錨(碇)に見えることから錨(碇)紋蛾。
幼虫の食草はシダ類、イノデとよく書かれているが、このあたりにイノデはそんなに多くあるわけではないので少ないのだろうか?他のシダはたくさんあるのだが・・・。

このガを見ていると、人がチョウとガを分けていることに意味があるのかといつも思う。
現在ガは約6000種とも言われ、チョウはそれに比べるとたった240種ほど、昔ならった記号で表現すると ガ∋チョウ、なのに分類ではなぜチョウ目なのだろうか?
イカリモンガ1010_1.jpg


















キク目キク科 ユウガギク
チョウ目イカリモンガ科 イカリモンガ    CANON EOS7D SIGMA 17-70mmDC MACRO OS HCM