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田んぼの畔の小さな穴 [コウチュウ目]

田んぼの畔を歩いていると、小さな穴があちこちに空いている。
アリの巣?と思ったが、アリなど歩いていない。
少しの間立ち止まって観察していると、穴が何かに塞がれた。
写真の左下の穴には白い蓋が・・・・。
トウキョウヒメハンミョウ1014_1.jpg


















そーっと近づくと、蓋に見えるのは虫の頭。
この穴はハンミョウの仲間の巣であった。
ハンミョウといってもあのカラフルなハンミョウではない。
ここでシーズンに見られるのは「トウキョウヒメハンミョウ」。
恐らくその幼虫かと思われる。
トウキョウヒメハンミョウ1014-1_1.jpg


















大きな顎を持ち、巣の上を通る小さな虫などを顎で捉えて巣に引きずり込んで食べる。
地面を歩く小さな生きものにとっては恐るべき悪魔だが、アップで見ると白いおかっぱ頭でひょうきんな顔つきだ。
よく見ると目が複数ある。
調べると、大きな2対の単眼とその周りに小さな4対の単眼、合わせて12個の目を持っている。
これらの目で、遠くの敵や目の前の獲物を捕らえるのだ。
近くの草でハンミョウ釣りを試みたが、全くのボウズでこれは手ごわい。
日を改めて再挑戦したい。うまく釣れたなら、幼虫の体の全貌をお見せしたい!
トウキョウヒメハンミョウ1014-2_1.jpg


















2015年10月14日 東京都
コウチュウ目ハンミョウ科 トウキョウヒメハンミョウ?
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM