コナラの枝先で [季節]
マユミの枝で ミノウスバ孵化してた [チョウ目]
まだ寒かったり暖かかったりと春とはいいがたい気候だが、それでも様々な木々が芽吹いてきた。
そろそろかなと見に行くとちょっと遅かったか、マユミは芽吹き枝先のミノウスバの卵は孵化して幼虫たちが新芽を求めて動き回っていた。
少し前に記事にしたホタルガと同じマダラガ科の蛾の仲間だ。
このマユミの若木では1卵塊だけが産み付けられていたので恐らく丸坊主になるのは避けられそうだが、いくつかの卵塊が産み付けられるとほとんどの葉が食い尽くされてマユミにはかなりのダメージとなってしまう。
木にとっては脅威以外の何物でもない。
いいバランスが望ましいが、そうならないのが自然界なのかもしれない。
2020年3月7日 東京都 チョウ目マダラガ科 ミノウスバ
そろそろかなと見に行くとちょっと遅かったか、マユミは芽吹き枝先のミノウスバの卵は孵化して幼虫たちが新芽を求めて動き回っていた。
少し前に記事にしたホタルガと同じマダラガ科の蛾の仲間だ。
このマユミの若木では1卵塊だけが産み付けられていたので恐らく丸坊主になるのは避けられそうだが、いくつかの卵塊が産み付けられるとほとんどの葉が食い尽くされてマユミにはかなりのダメージとなってしまう。
木にとっては脅威以外の何物でもない。
いいバランスが望ましいが、そうならないのが自然界なのかもしれない。
2020年3月7日 東京都 チョウ目マダラガ科 ミノウスバ
ユズリハで アカウラカギバ幼虫 [チョウ目]
今日は珍しいハチについての講義を聞きに行くために休みを取ったのだが、残念ながらコロナウィルスの影響で延期となった。
なので、fieldへ。
いつもの谷戸では数少ない「ユズリハ」の木をチェック。
ユズリハは新しい葉が出ると譲るように古い葉を落とすことから名が付いて、子孫繁栄を象徴する縁起物として家の庭に植えられしめ縄や鏡餅にも葉が飾られる。
ここにあるのは植えられたか、種が鳥に運ばれたのだろう。
葉を見ているとお目当ての虫を見つけたが、下の写真のどこにいるかわかるだろうか?
正解は中央左の正面の葉の上から2枚目、上の方の葉脈沿いの小さな点。
近寄ってみると、残念ながらすでに息絶えていた。
病気なのか理由はわからないが、つい最近まで生きていたと思われるカギバガの仲間の「アカウラカギバ」の越冬幼虫だ。
暖かな春がもうそこまで来ているというのに・・・。
他にいないか探してみると、いたいた。
やはり葉表で頭を持ち上げている。
下に見えるのはこの幼虫が食べたしわざだろうか?
大きさは1cmくらい、拡大してみるとこんな感じ。
カギバ幼虫らしい尻尾が可愛い(皆が長いとは限らないが)。
猫耳でもある。
顔の正面には白色の紋があるようで見たかったが、警戒して下を向いたままだった。
また次の機会に!
2020年3月7日 東京都 ユキノシタ目ユズリハ科 ユズリハ、チョウ目カギバガ科 アカウラカギバ
なので、fieldへ。
いつもの谷戸では数少ない「ユズリハ」の木をチェック。
ユズリハは新しい葉が出ると譲るように古い葉を落とすことから名が付いて、子孫繁栄を象徴する縁起物として家の庭に植えられしめ縄や鏡餅にも葉が飾られる。
ここにあるのは植えられたか、種が鳥に運ばれたのだろう。
葉を見ているとお目当ての虫を見つけたが、下の写真のどこにいるかわかるだろうか?
正解は中央左の正面の葉の上から2枚目、上の方の葉脈沿いの小さな点。
近寄ってみると、残念ながらすでに息絶えていた。
病気なのか理由はわからないが、つい最近まで生きていたと思われるカギバガの仲間の「アカウラカギバ」の越冬幼虫だ。
暖かな春がもうそこまで来ているというのに・・・。
他にいないか探してみると、いたいた。
やはり葉表で頭を持ち上げている。
下に見えるのはこの幼虫が食べたしわざだろうか?
大きさは1cmくらい、拡大してみるとこんな感じ。
カギバ幼虫らしい尻尾が可愛い(皆が長いとは限らないが)。
猫耳でもある。
顔の正面には白色の紋があるようで見たかったが、警戒して下を向いたままだった。
また次の機会に!
2020年3月7日 東京都 ユキノシタ目ユズリハ科 ユズリハ、チョウ目カギバガ科 アカウラカギバ
春のシャクガ [チョウ目]
早春の植物、スプリングエフェメラルたちがいよいよ咲き始め、春の訪れを知らせてくれる。
灯りに集まる蛾も春の面子が揃ってきた。
その中でシャクガの仲間たち。
シャクガは幼虫が尺取虫なのです尺蛾。
シックな装いの「ホソバトガリエダシャク」。
幼虫の食樹はカバノキ科、ブナ科、バラ科、ツツジ科など幅広い事からか見る機会が多い。
色の個体差があり見慣れないと別種と思うものもいる。
こちらはホソバトガリエダシャクによく似た「ヒロバトガリエダシャク」。
ホソバやヒロバとややこしい。
幼虫の食樹はブナ科、ニレ科、バラ科、ツツジ科、クワ科、クルミ科とこちらも広食性だ。
ホソバが出ると遅れてこの種が出るように思う。
この2種より早く見られるだろうか。
翅に斜めに入った帯が特徴の「ハスオビエダシャク」、ハスとは斜めという意味で斜めに帯があることから名がついたのだろう。
幼虫の食樹はカバノキ科、ブナ科、バラ科、トチノキ科、ツバキ科、ミズキ科など幅広い。
最後は通称モンキッキこと「モンキキナミシャク」。
幼虫の食樹はブナ科で周りにコナラやクヌギが多いことから訪れる数も多い。
これらの種が見られるといよいよフユシャクの時期も終わり、春だなぁと思うのであった。
2020年3月6日 東京都 チョウ目シャクガ科 ホソバトガリエダシャク、ヒロバトガリエダシャク、ハスオビエダシャク、モンキキナミシャク
灯りに集まる蛾も春の面子が揃ってきた。
その中でシャクガの仲間たち。
シャクガは幼虫が尺取虫なのです尺蛾。
シックな装いの「ホソバトガリエダシャク」。
幼虫の食樹はカバノキ科、ブナ科、バラ科、ツツジ科など幅広い事からか見る機会が多い。
色の個体差があり見慣れないと別種と思うものもいる。
こちらはホソバトガリエダシャクによく似た「ヒロバトガリエダシャク」。
ホソバやヒロバとややこしい。
幼虫の食樹はブナ科、ニレ科、バラ科、ツツジ科、クワ科、クルミ科とこちらも広食性だ。
ホソバが出ると遅れてこの種が出るように思う。
この2種より早く見られるだろうか。
翅に斜めに入った帯が特徴の「ハスオビエダシャク」、ハスとは斜めという意味で斜めに帯があることから名がついたのだろう。
幼虫の食樹はカバノキ科、ブナ科、バラ科、トチノキ科、ツバキ科、ミズキ科など幅広い。
最後は通称モンキッキこと「モンキキナミシャク」。
幼虫の食樹はブナ科で周りにコナラやクヌギが多いことから訪れる数も多い。
これらの種が見られるといよいよフユシャクの時期も終わり、春だなぁと思うのであった。
2020年3月6日 東京都 チョウ目シャクガ科 ホソバトガリエダシャク、ヒロバトガリエダシャク、ハスオビエダシャク、モンキキナミシャク
春の蛾 [チョウ目]
ワクドツキジグモ、ウロコアシナガグモ [クモ目]
Iさんが教えてくれた葉の上の小さなクモ。
よくこんな小さなものを見つけたなぁと感心しきりだ。
「ワクドツキジグモ」のオスの幼体かもしれないとの事。
このクモはナゲナワグモ科の南方系の種で以前は神奈川県が北限だったが、2013年にも見つけて埼玉の北限を更新したそうだ。
写真は下が頭。
こちらの葉表では緑色が美しい「ウロコアシナガグモ」の幼体と思われるクモを見つけたが気付かれ裏に回られて。
似た種にエゾアシナガグモがいるがどうだろうか?
2020年2月27日 埼玉県(丘陵外) クモ目ナゲナワグモ科 ワクドツキジグモ、アシナガグモ科 ウロコアシナガグモ
よくこんな小さなものを見つけたなぁと感心しきりだ。
「ワクドツキジグモ」のオスの幼体かもしれないとの事。
このクモはナゲナワグモ科の南方系の種で以前は神奈川県が北限だったが、2013年にも見つけて埼玉の北限を更新したそうだ。
写真は下が頭。
こちらの葉表では緑色が美しい「ウロコアシナガグモ」の幼体と思われるクモを見つけたが気付かれ裏に回られて。
似た種にエゾアシナガグモがいるがどうだろうか?
2020年2月27日 埼玉県(丘陵外) クモ目ナゲナワグモ科 ワクドツキジグモ、アシナガグモ科 ウロコアシナガグモ
アラカシの葉の上 カギバ幼虫たち [チョウ目]
今日はひな祭りだが、ほとんど僕の生活には変化も影響もない。
ブナ科の常緑広葉樹で虫たちに人気があるアラカシ。
仲間にシラカシがあるがどういう訳か、何故だかアラカシのほうが好まれるようだ。
そんなアラカシの葉の上にいるのを教えてもらったカギバの幼虫。
自分の体の上に糞をまとうという変な習性のうんち虫「スカシカギバ」の幼虫。
確かハムシにもそんな幼虫がいたな。
成虫になるとこんな魅力的な姿に。
こちらの葉上では、「ウコンカギバ」の仲間の幼虫がいた。
自分の食べたしわざの上にいると保護色になる体の色と模様はすごいなぁ。
成長すると背中の突起が伸びて先端がくるっと曲がるようだ。
どちらも今の時期はまだ小さくマクロレンズで撮ってさらにトリミングしている。
ウコンカギバの仲間の成虫は名前の通り、ウコンのような鮮やかな黄色だ。
仲間としているのは南方系のヒメウコンカギバと区別が難しいようだ。
2020年2月27日 埼玉県(丘陵外) チョウ目カギバカ科 スカシカギバ、ウコンカギバ
ブナ科の常緑広葉樹で虫たちに人気があるアラカシ。
仲間にシラカシがあるがどういう訳か、何故だかアラカシのほうが好まれるようだ。
そんなアラカシの葉の上にいるのを教えてもらったカギバの幼虫。
自分の体の上に糞をまとうという変な習性のうんち虫「スカシカギバ」の幼虫。
確かハムシにもそんな幼虫がいたな。
成虫になるとこんな魅力的な姿に。
こちらの葉上では、「ウコンカギバ」の仲間の幼虫がいた。
自分の食べたしわざの上にいると保護色になる体の色と模様はすごいなぁ。
成長すると背中の突起が伸びて先端がくるっと曲がるようだ。
どちらも今の時期はまだ小さくマクロレンズで撮ってさらにトリミングしている。
ウコンカギバの仲間の成虫は名前の通り、ウコンのような鮮やかな黄色だ。
仲間としているのは南方系のヒメウコンカギバと区別が難しいようだ。
2020年2月27日 埼玉県(丘陵外) チョウ目カギバカ科 スカシカギバ、ウコンカギバ