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ユズリハで アカウラカギバ幼虫 [チョウ目]

今日は珍しいハチについての講義を聞きに行くために休みを取ったのだが、残念ながらコロナウィルスの影響で延期となった。
なので、fieldへ。

いつもの谷戸では数少ない「ユズリハ」の木をチェック。
ユズリハは新しい葉が出ると譲るように古い葉を落とすことから名が付いて、子孫繁栄を象徴する縁起物として家の庭に植えられしめ縄や鏡餅にも葉が飾られる。
ここにあるのは植えられたか、種が鳥に運ばれたのだろう。

葉を見ているとお目当ての虫を見つけたが、下の写真のどこにいるかわかるだろうか?
ユズリハ0307_1.jpg



















正解は中央左の正面の葉の上から2枚目、上の方の葉脈沿いの小さな点。
近寄ってみると、残念ながらすでに息絶えていた。
病気なのか理由はわからないが、つい最近まで生きていたと思われるカギバガの仲間の「アカウラカギバ」の越冬幼虫だ。
暖かな春がもうそこまで来ているというのに・・・。
アカウラカギバ0307-1_1.jpg



















他にいないか探してみると、いたいた。
やはり葉表で頭を持ち上げている。
下に見えるのはこの幼虫が食べたしわざだろうか?
アカウラカギバ0307-2_1.jpg



















大きさは1cmくらい、拡大してみるとこんな感じ。
カギバ幼虫らしい尻尾が可愛い(皆が長いとは限らないが)。
猫耳でもある。
アカウラカギバ0307-3_1.jpg



















顔の正面には白色の紋があるようで見たかったが、警戒して下を向いたままだった。
また次の機会に!
アカウラカギバ0307-4_1.jpg



















2020年3月7日 東京都 ユキノシタ目ユズリハ科 ユズリハ、チョウ目カギバガ科 アカウラカギバ

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