ヤママユの繭から コンボウアメバチ [ハチ目]
1月、越冬ウラギンシジミを探していた時にアラカシの葉で見つけたずっしりと重いヤママユの繭。
持ち帰って室内に置いて時折見ていたのだが、今朝見ると「コンボウアメバチ」が羽化していた。
繭から出てきた周りには褐色の液体が付着していた。
恐らくコンボウアメバチの繭の中の幼虫時代の排泄物ではないかと思われた。
これについては昆虫写真家の新開孝さんが以前blogで紹介されていた。
まだ羽化して間もないと思われ、繭に付着している液体もハチの翅の液体も乾いておらずしきりに体を舐めまわしていた。
久しぶりにこのハチを見たが、この個体は頭から腹部端まで約4㎝と大きくすごい存在感だ。
繭と比較してもその大きさがわかる。
まぁ、ヤママユの幼虫、蛹も大きいのでそれを栄養にして育っている事から不思議ではないだろうが。
ヤママユに寄生するもののがコンボウアメバチ以外にいるのかと期待したが今回は叶わなかった。
まだもう一つ繭があるので、続けて観察してみよう。
2020年3月19日 埼玉県 ハチ目ヒメバチ科 コンボウアメバチ
持ち帰って室内に置いて時折見ていたのだが、今朝見ると「コンボウアメバチ」が羽化していた。
繭から出てきた周りには褐色の液体が付着していた。
恐らくコンボウアメバチの繭の中の幼虫時代の排泄物ではないかと思われた。
これについては昆虫写真家の新開孝さんが以前blogで紹介されていた。
まだ羽化して間もないと思われ、繭に付着している液体もハチの翅の液体も乾いておらずしきりに体を舐めまわしていた。
久しぶりにこのハチを見たが、この個体は頭から腹部端まで約4㎝と大きくすごい存在感だ。
繭と比較してもその大きさがわかる。
まぁ、ヤママユの幼虫、蛹も大きいのでそれを栄養にして育っている事から不思議ではないだろうが。
ヤママユに寄生するもののがコンボウアメバチ以外にいるのかと期待したが今回は叶わなかった。
まだもう一つ繭があるので、続けて観察してみよう。
2020年3月19日 埼玉県 ハチ目ヒメバチ科 コンボウアメバチ
越冬 ルリタテハ [チョウ目]
今日は風もほとんどない温かな春の日和だった。
もったいないことに、休みだったが昼過ぎまで家でダラダラと過ごしてしまった。
少し久しぶりの谷戸に行ってみた。
コナラの枝先には白銀の毛をまとった若葉が 春だなぁ!
田んぼの脇で「ルリタテハ」がテリトリーを張っていた。
冬を乗り越えいよいよ活動開始だが、敏感で近寄らせてくれずで遠目から。
体の濃いブルーと翅の淡いブルーが印象的だ。
とまる場所はおおむね決まっているので、待ち伏せしてみたら案の定やってきた。
だがとまってくれたのはいいが、全く翅を開かない。
少しの間、にらめっこ。
ようやく開いてくれたが、当然美しいブルーは見られなかった。
ピンと立った触覚が凛々しく思えた。
2020年3月18日 埼玉県 ブナ目ブナ科 コナラ、チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ
もったいないことに、休みだったが昼過ぎまで家でダラダラと過ごしてしまった。
少し久しぶりの谷戸に行ってみた。
コナラの枝先には白銀の毛をまとった若葉が 春だなぁ!
田んぼの脇で「ルリタテハ」がテリトリーを張っていた。
冬を乗り越えいよいよ活動開始だが、敏感で近寄らせてくれずで遠目から。
体の濃いブルーと翅の淡いブルーが印象的だ。
とまる場所はおおむね決まっているので、待ち伏せしてみたら案の定やってきた。
だがとまってくれたのはいいが、全く翅を開かない。
少しの間、にらめっこ。
ようやく開いてくれたが、当然美しいブルーは見られなかった。
ピンと立った触覚が凛々しく思えた。
2020年3月18日 埼玉県 ブナ目ブナ科 コナラ、チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ
オドリハマキモドキ幼虫の巣
アラカシの葉を見ていると、あちこちの葉上に葉脈に沿った虫のしわざがあった。
葉の部分をこそぎ取っているような感じ。
葉をひっくり返してみると、粒々が張り付いている。
これは蛾の仲間の「オドリハマキモドキ」の幼虫の巣。
粒々は幼虫の糞でその下の糸で綴った中に潜んでいる。
葉表の葉脈近くを見ると穴が開いている。
これは幼虫の脱出口だそうだ。
幼虫越冬なのでまだこの巣の中にいるのか?
オドリハマキの仲間の成虫は、葉の上で翅を立ててくるくる踊ることで知られている。
見たことはあるもののまだ写真におさめた事がないので、今年はぜひ撮ってみたい虫だ。
2020年3月12日 東京都 チョウ目ハマキガ科 ハマキモドキガ科 オドリハマキモドキ
倒木の下のヤマトシロアリ [ハチ目]
アカウラカギバ幼虫 もう一度 [チョウ目]
職場の灯りに トビモンオオエダシャク [チョウ目]
今日は雨との予報だったが、職場では何と午後から霙が降りだしその後雪に。
帰る頃には草地や車のフロントガラスにうっすらと積もっていた。
仕事を終えて、丘陵の東京都側から狭山湖を越えておよそ10km離れた埼玉のわが家に帰ってくるとまったく雪は見られず。
不思議なものだ。
今朝の職場の灯りの来訪者は、今年初見の「トビモンオオエダシャク」だった。
さすがに今までの蛾たちの中ではとびっきりデカイ!
そろそろかなと気にしていたのでうれしい出会いだった。
職場の照明も時代の流れでいよいよLEDに変わるとの事。
他の職場でも今まで見られたフユシャクたちがすっかり見られなくなりおかしいなぁと思っていたら、知らぬ間にLEDに変わっていた。
ここでも来訪者たちが見られなくなるのではと心配であり、寂しい・・・。
2020年3月14日 東京都 チョウ目シャクガ科 トビモンオオエダシャク
帰る頃には草地や車のフロントガラスにうっすらと積もっていた。
仕事を終えて、丘陵の東京都側から狭山湖を越えておよそ10km離れた埼玉のわが家に帰ってくるとまったく雪は見られず。
不思議なものだ。
今朝の職場の灯りの来訪者は、今年初見の「トビモンオオエダシャク」だった。
さすがに今までの蛾たちの中ではとびっきりデカイ!
そろそろかなと気にしていたのでうれしい出会いだった。
職場の照明も時代の流れでいよいよLEDに変わるとの事。
他の職場でも今まで見られたフユシャクたちがすっかり見られなくなりおかしいなぁと思っていたら、知らぬ間にLEDに変わっていた。
ここでも来訪者たちが見られなくなるのではと心配であり、寂しい・・・。
2020年3月14日 東京都 チョウ目シャクガ科 トビモンオオエダシャク
いよいよ春本番か [季節]
谷戸の田んぼの畔を歩くと、田んぼ雑草たちがあちこちで春の訪れを知らせていた。
日当たりの良い場所で群生して小さな白い花を咲かせていたのは「ノミノフスマ」。
フスマとは衾と書いて布団、寝るための夜具の事で、上部の向かい合った葉の間に小さなノミが寝られるのではないかと名が付けられたそうだ(野草の名前:山と渓谷社)。
似た種にノミノツヅリがあり、一見ややこしい!
田んぼの中にも白い花がいっぱい咲いていた。
こちらは誰もが聞いたことがあるであろう名前の「タネツケバナ」。
種籾を水につける頃に咲くからとか、実が熟すとはじけて四方八方に飛んであちこちで繁殖する繁殖力の強さから名付けられたとも言われる(野草の名前:山と渓谷社)。
日当たりの良い場所で群生して小さな白い花を咲かせていたのは「ノミノフスマ」。
フスマとは衾と書いて布団、寝るための夜具の事で、上部の向かい合った葉の間に小さなノミが寝られるのではないかと名が付けられたそうだ(野草の名前:山と渓谷社)。
似た種にノミノツヅリがあり、一見ややこしい!
田んぼの中にも白い花がいっぱい咲いていた。
こちらは誰もが聞いたことがあるであろう名前の「タネツケバナ」。
種籾を水につける頃に咲くからとか、実が熟すとはじけて四方八方に飛んであちこちで繁殖する繁殖力の強さから名付けられたとも言われる(野草の名前:山と渓谷社)。
湿ったところにはタネツケバナ、乾燥したところには外来種のミチタネツケバナが棲み分けているが興味深い。
観察するだけでなく、植物の名の由来を調べるのも面白いものだ!
ある虫を探して林内を歩いていると目の前の枝にとまったのは、久しぶりに見る「ホソミイトトンボ」「ホソミオツネントンボ」のメスだった。
数が多くなく探してもなかなか見つかるものではないので、姿を見られてラッキーだった。
※ぜふさんからご指摘いただき訂正しました。ありがとうございました。
道の上にとまっていたのを気付かずに歩いて飛んで林縁の幹にとまったのは「ヒオドシチョウ」のメス。
ホソミオツネントンボと同じ成虫越冬で、卵が詰まった大きなお腹をしていた。
もう少しするとエノキの枝先にたくさんの幼虫たちが見られることだろう。
残念ながらお目当ての虫は見つからなかった。
ある虫を探して林内を歩いていると目の前の枝にとまったのは、久しぶりに見る「ホソミイトトンボ」「ホソミオツネントンボ」のメスだった。
数が多くなく探してもなかなか見つかるものではないので、姿を見られてラッキーだった。
※ぜふさんからご指摘いただき訂正しました。ありがとうございました。
道の上にとまっていたのを気付かずに歩いて飛んで林縁の幹にとまったのは「ヒオドシチョウ」のメス。
ホソミオツネントンボと同じ成虫越冬で、卵が詰まった大きなお腹をしていた。
もう少しするとエノキの枝先にたくさんの幼虫たちが見られることだろう。
残念ながらお目当ての虫は見つからなかった。
2020年3月12日 東京都 ナデシコ目ナデシコ科 ノミノフスマ、アブラナ目アブラナ科 タネツケバナ、トンボ目アオイトトンボ科 ホソミオツネントンボ、チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ
フユシャク終盤 シロトゲエダシャク [チョウ目]
草地を歩いていると白っぽい蛾が飛んできて草の上にとまった。
いつも見るシロフフユエダシャクより大きいので、ひょっとしてと着地地点へ駆け寄った。
今シーズン16種目、初見の「シロトゲエダシャク」のオスだった。
例年2月末頃から見られ、フユシャクの季節の終わりを告げる1種でもあり今年は遅い確認だ。
フユシャクの中で大型で白っぽいので幹にとまっていてもよく目立つ。
突っつくと林縁のアズマネザサに移動したのでそこで1枚。
今シーズンはクロバネフユシャクを見ることが出来なかった。
未見のホソウスバフユシャクはまだ出現期なので、あと1種見られるかどうか。
春の虫たちが次々と現れ始め、いよいよフユシャクのシーズンも終わりに近い。
2020年3月12日 東京都 チョウ目シャクガ科 シロトゲエダシャク
いつも見るシロフフユエダシャクより大きいので、ひょっとしてと着地地点へ駆け寄った。
今シーズン16種目、初見の「シロトゲエダシャク」のオスだった。
例年2月末頃から見られ、フユシャクの季節の終わりを告げる1種でもあり今年は遅い確認だ。
フユシャクの中で大型で白っぽいので幹にとまっていてもよく目立つ。
突っつくと林縁のアズマネザサに移動したのでそこで1枚。
今シーズンはクロバネフユシャクを見ることが出来なかった。
未見のホソウスバフユシャクはまだ出現期なので、あと1種見られるかどうか。
春の虫たちが次々と現れ始め、いよいよフユシャクのシーズンも終わりに近い。
2020年3月12日 東京都 チョウ目シャクガ科 シロトゲエダシャク
春の使者 ビロードツリアブ [ハエ目]
ようやくここ数日暖かさが続いて、日に日に春を実感している。
生き物たちを見る機会も増してきた。
この日、足元で見つけたきれいな「ツチグリ」。
なんだか季節関係なく見られるような・・・。
薄暗い神社の参道の常緑の枝で動くものがいた。
目で追うと、越冬中の「ホソミイトトンボ」だった。
このところの暖かさでいよいよ活動開始なのだろうか?
そろそろ出ているだろうと探していると、案の定足元を飛んでいたもふもふの「ビロードツリアブ」。
春の使者、昆虫のスプリングエフェメラルだ。
複眼がつながっているので♂。
すぐ横にはウバユリの新芽が出ていた。
2020年3月11日 東京都 ニセショウロ目ツチグリ科 ツチグリ、トンボ目イトトンボ科 ホソミイトトンボ、ハエ目ツリアブ科 ビロードツリアブ、ユリ目ユリ科 ウバユリ
生き物たちを見る機会も増してきた。
この日、足元で見つけたきれいな「ツチグリ」。
なんだか季節関係なく見られるような・・・。
薄暗い神社の参道の常緑の枝で動くものがいた。
目で追うと、越冬中の「ホソミイトトンボ」だった。
このところの暖かさでいよいよ活動開始なのだろうか?
そろそろ出ているだろうと探していると、案の定足元を飛んでいたもふもふの「ビロードツリアブ」。
春の使者、昆虫のスプリングエフェメラルだ。
複眼がつながっているので♂。
すぐ横にはウバユリの新芽が出ていた。
2020年3月11日 東京都 ニセショウロ目ツチグリ科 ツチグリ、トンボ目イトトンボ科 ホソミイトトンボ、ハエ目ツリアブ科 ビロードツリアブ、ユリ目ユリ科 ウバユリ