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昆虫写真家 新開孝さんと絵本作家 伊藤知紗さんの新刊のご紹介 [本]

昆虫写真家 新開孝さんと鳥類の生態に詳しい森下英美子さん共著の新刊「野鳥のレストラン」が少年写真新聞社から11月15日に発刊されました。
野鳥のレストラン表紙.JPG





















新開さんは昆虫写真家ですが、虫を見ていると鳥たちの方がもっとしっかり見ていることに気付いたそうです。
そんな身近な鳥たちのあちこちに設けられたレストランには、いったいどんなメニューがあるのか?
この本で普段なかなか見られない食事風景を見ると、普段の野鳥観察がもっと楽しくなると思います。
野鳥のレストラン裏表紙.JPG






















絵本作家 伊藤知紗さんの新刊は、おはなしひかりのくに・11「だんごむしとてんとうむしのてんと てんてん」。
てんとてんてん表.JPG





























ナミテントウは秋に集団で越冬場所を探して大移動をします。
移動中に妹とはぐれてしまったお姉さんてんとうのてん。
妹のてんてんと無事に出会えるでしょうか?
小さな子供さんへの読み聞かせや自分で読むことで生きものへの思いや気付きを感じてもらえる絵本です。
てんとてんてん裏.JPG





























2022年11月18日


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久しぶりにちょこっとfieldへ [季節]

今日は久しぶりに丘陵のfieldへ。
ある虫を探しに出掛けたが、お目当ては何とか1個体写真に収めた。
その際アラカシの葉裏で見つけた「アミメクサカゲロウ」。
クサカゲロウの仲間の中では大きく翅も幅広くて美しい。
翅の一対の黒斑が目印だ。
アミメクサカゲロウ1117.JPG



















「ミノウスバ」の産卵がどうなっているのか気になった。
林縁のマユミを見に行くと、あちこちの枝先でメスが産卵を終えていた。
写真の茎の向こうに毛で覆われた卵が産み付けられている。
産卵を終えたメスはその場にとどまり、卵たちを見守るようかのようにそのまま息絶える。
生きている間に卵が何かに襲われても何もできないであろうに・・・。
ミノウスバ1117.JPG



















田んぼ脇の水溜りで水面を動き回っていた「シマアメンボ」たち。
夏の間は見られないが秋になると現れる。
1年を通じてずっといてもいいのに不思議だ。
夏はいったいどこにいるのだろう?
シマアメンボ1117.JPG



















2022年11月17日 東京都 アミメカゲロウ目クサカゲロウ科 アミメクサカゲロウ、チョウ目マダラガ科 ミノウスバ、カメムシ目アメンボ科 シマアメンボ

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半透明なウスタビガの眼状紋 [チョウ目]

いよいよ「ウスタビガ」が出始めたようだ。
家のあたりではヤママユの仲間では最も遅くに現れる。
ここ数日、灯りの居残りが例年見られるコンビニに朝寄っているが、まだ見ることが出来ない。
そろそろだと思うのだが。

以前、繭を持ち帰り家で羽化した個体。
黒いつぶらな瞳に黄色いもふもふのまるで天使!
ウスタビガ.JPG



















大きく鮮やかな黄色い体と翅に半透明の眼状紋。
ヤママユの中でもなかなか人気が高い。

これも数年前の12月初め、信号近くの所沢シティマラソンの看板にとまっていたウスタビガ。
眼状紋が半透明なのがよくわかる。
青い(緑色)眼状紋。
ウスタビガ青.JPG



















赤い眼状紋。
ウスタビガ赤.JPG



















2022年11月13日 東京都 チョウ目ヤママユガ科 ウスタビガ

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続・11月初旬の蛾 [チョウ目]

LED化されていないトイレの壁にいた翅の傷んだ「ムラサキトガリバ」。
なかなか地味で、とまっていても目を向ける人はほとんどいないだろう。
ムラサキトガリバ1102-1.JPG



















同属のニッコウトガリバとよく似ているが、ニッコウトガリバが頭部に黄色の毛があり前翅の外縁の線の位置も異なる。
頭部に黄色の毛が無いのでムラサキトガリバでいいだろう。
幼虫はブナ科の葉を食べる。
ムラサキトガリバ1102-2.JPG



















ヒメコウゾの実生にいた「フクラスズメ」の恐らく終齢幼虫。
触ると頭をブルンブルンと振ることで知られる。
いつもはイラクサ科のカラムシで見るので、ヒメコウゾの葉も食べていてビックリ。
となりにカラムシがありそこから移ったようだ。
調べると食草はイラクサ科とクワ科とありヒメコウゾもクワ科。
驚いたが、まぁこれもあリという事なのだろう。
クワ科も食うとは新たな知見だ。
フクラスズメ1106.JPG



















2022年11月2,6日 東京都 チョウ目カギバガ科 ムラサキトガリバ、ヤガ科 フクラスズメ

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11月初旬の蛾 [チョウ目]

まだLED化されていないトイレの壁にいたのは「ニッコウキエダシャク」。
前翅と後翅のくっきりした線が特徴的だ。
幼虫の食草はサワフタギなどで、確かにこの周りにもあった。
ニッコウキエダシャク1102.JPG



















数日後同じトイレで見つけたのは「ウスチャヤガ」。
シックな模様がいい!
幼虫はギシギシ、ヨモギ、イタドリなどを食べるようだ。
ウスチャヤガ1105.JPG






















職場の灯りに居残っていた「ミツモンキンウワバ」。
照明はすっかりLEDに替わりやって来る蛾たちがめっきり減ってしまったが、時折こうして来てくれるものがいるのは嬉しい!
ミツモンキンウワバ1106.JPG






















幼虫はセリ科、キク科、マメ科、アオイ科、タデ科など結構色々食べるようだ。
似た種にイチジクキンウワバがいるがようく見ると識別点がいくつかある。
それはこちらのサイトが詳しい。
ミツモンキンウワバ1106-1.JPG















2022年11月2-6日 東京都 チョウ目シャクガ科 ニッコウキエダシャク、ヤガ科 ウスチャヤガ、ミツモンキンウワバ

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ミスジミバエ現る [ハエ目]

職場でキーボードをたたいていると目の前にハエが飛んで来た。

目の輝きが美しい「ミスジミバエ」だった。
ミスジミバエ1107-1.JPG






















ミスジミバエは本州から台湾にかけて生息し、幼虫はウリ科のオス花、虫こぶ、果実などを食べキュウリやカボチャ、ナスなども食害することから害虫とされている。冬季には集団越冬するようだがまだ見たことが無い。。
お尻の先が尖っているのでこれはメスのようだ。
ミスジミバエ1107-2.JPG




















手を近づけても全く逃げずに乗ってくる全くおっとりした個体だった。
何度追い払っても他には行かず舞い戻ってくるので、このハエが好きな物質を僕が出しているのかと・・・。
ミスジミバエ1107-3.JPG





















昨日、4回目のコロナワクチンを接種した。今まではすべてモデルナだったが今回はオミクロン株対応のファイザーで副反応が心配だった。モデルナでは翌日に熱と頭痛、関節痛が出て熱は1日半続いたが、今回は1日経っても熱は出ず腕の痛みとひどい倦怠感だけだ。このままで終わってくれれば嬉しいのだが。

2022年11月10日 東京都 ハエ目ミバエ科 ミスジミバエ

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LOVERYなハシブトガラス [鳥類]

既に役割を終えた301番送電線鉄塔。
陽が西に傾いてそこに連れ立って飛んで来た2羽の「ハシブトガラス」。
チョット距離が遠い。
ハシブトガラス1108-1.JPG



















暫くして見ると距離が縮まって

ハシブトガラス1108-2.JPG



















さらにそのあとには ああっ!
日が暮れてからにしてくれないかなぁ・・・
ハシブトガラス1108-3.JPG



















2022年11月8日 埼玉県(丘陵外)スズメ目カラス科 ハシブトガラス

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続・ミノウスバと紅葉 [チョウ目]

11月3日にようやくマユミの枝で産卵しているのを見つけた「ミノウスバ」だが、その後の状況はどうだろうかと3日後に現地へ。
林縁に数本ある木を見て回ると、別の木の高所に4個体が集まっていた。
真ん中の2個体は交尾中のオスとメスで、両端は櫛状の触角と上に向いた黒い腹端の毛からオス。
ミノウスバ1106-1.JPG



















交尾中のメスはこれから産卵なのだろう。
他の木を見ても姿は見られなかった。
まだ、たくさんのメスが集まって産卵するのはこれからなのだろう。
ミノウスバ1106-2.JPG



















湿地脇には白く熟した「スズメウリ」の実があった。
植物の多くの実は熟して赤や黒になるが、白くなるのは珍しい。
他に思いつくのはノブドウくらいだろうか?
スズメウリ1106.JPG



















林内を歩いていると高いヒノキの幹が紅葉していた。
ヒノキに巻き付いていた「ツタ」の葉。
陽の当たる高い場所から紅葉するので、なかなか目に付かず落ちた葉で気付くことが多い。
ツタ1106.JPG



















こちらも15mほどの高さで奇麗に紅葉していた木。
赤からオレンジ色でカマツカかと思ったが、葉の形や付き方が違う。
マルバアオダモ1106-1.JPG



















ん~、何の木なのだろうと葉のアップも撮って見た。
先端の葉が1枚でその後ろが対生な特徴的な奇数羽状複葉。
どうやら「マルバアオダモ」のようだ。
春に白いブラシ状の花を咲かせるが、今の時期こんなに奇麗に紅葉するとは知らなかった。
マルバアオダモ1106-2.JPG



















2022年11月6日 チョウ目マダラガ科 ミノウスバ、ウリ目ウリ科 スズメウリ、ブドウ目ブドウ科 ツタ、ゴマノハグサ科モクセイ科 マルバアオダモ

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ジョビオとエノキとヤノネグサ [季節]

先日、久しぶりに行ったfieldのオニグルミの枝先で迎えてくれたのは、オレンジ色のお腹の「ジョウビタキ」のオスだった。
すぐに気配を感じてか、奥の林内に飛んで行ってしまった。
まだ渡ってきて間もないので、警戒心が強いのだろうか。
ジョウビタキ1103.JPG



















谷戸入口の大きな「エノキ」が黄金色に色付いていた。
まだ緑色の葉もあるが、きっと今が一番きれいだと思う。
今年もオオムラサキやゴマダラチョウが、このエノキで命を繋いでいるだろう!
エノキ1103.JPG



















稲刈りが終わった田んぼが、紅葉していた。
田んぼや湿地周りの草紅葉はよく似たミゾソバやアキノウナギツカミが知られているが、それらに劣らず美しいと思っている「ヤノネグサ」。
同じような環境で見られ、花は小さく地味で知らない方が多いのではないだろうか。
ヤノネグサについては過去の記事に書いたので。
ヤノネグサ1103.JPG



















2022年11月3日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、バラ目アサ科 エノキ、ナデシコ目タデ科 ヤノネグサ


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人懐っこいジョビコ [鳥類]

今日はまた山へ。
午前中は陽射しが暑いほど晴れていたが、午後からは雲に覆われ一気に寒くなった。
昼間、目の前の草地でヒーヒー、カッカッ♪と声が聞かれ、見るとジョウビタキのメスだった。

夕方、あたりが暗くなった頃、目の前にそのジョビコが現れた。
ISOは12800とこのカメラの最高感度で画像が荒い。
最新のカメラならもっときれいに撮れるのだろう。
ジョウビタキ1104-1.JPG



















姿を消して暫くすると、後ろの藪に気配が。
振り返るとすぐそばの小さな木の枝が揺れていた。
何かいた!きっと先ほどから鳴いていたガビチョウだろうと思った。
あたりを見回すと暗い藪の中にこちらを見ているものがいた。
目の白いアイリングと羽の白い斑がくっきりと。
ジョウビタキ1104-2.JPG



















じっとしていると、藪から出てきたのはジョビコだった。
枝の下からこちらを見ているのが可愛い!
ジョウビタキ1104-3.JPG



















少し僕の方を観察して近くのササの上に。
この時草地からヒーヒー♪という声が。
どうやら草地にいたのは別のジョビコで、目の前のジョビコは縄張り争いに敗れて林縁に追いやられたのかもしれない。1枚目のは草地のジョビコではなかったようだ。
それにしてもこちらをあまり恐れずに近づいてくるとは何とも人懐っこいのか好奇心が旺盛なのか。
繁殖地で人との距離が近いのだろうか?
ジョウビタキ1104-4.JPG



















2022年11月4日 埼玉県(丘陵外) スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ

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